旅客船沈没事故により番組編成表が相次ぐ変更…関係者「検討を重ねている」

OSEN |

放送局の編成表が、1日何十回も変更されている。

16日、韓国南西部の珍島(チンド)沖で発生した旅客船沈没事故により哀悼の雰囲気が形成され、各放送局でもこれに関連し、内部的に会議を重ねている。今週、多数予定されていた初回放送や終了する番組スケジュールが全面的に調整された。

今のところSBS、MBC、KBSなど地上波3社では、放送休止に重きを置いてすべての会議を進行中だという。しかし、番組には制作陣以外にも俳優、制作会社、広告主等の利害関係が多く絡んでいるだけに、様々な状況を全般的に検討した上で放送休止を確定しなければならない状況だ。

17日、SBS水木ドラマ「スリーデイズ~愛と正義~」の放送有無については、午後9時15分ごろになって結論が出た。「スリーデイズ~愛と正義~」の放送時刻は毎週水曜日と木曜日午後10時だ。この日「ニュース特報」とともに二重編成されていた「スリーデイズ~愛と正義~」は死亡者数が増え続けて事態が悪化しており、放送休止が決まった。

最終的に放送することが決まっていたものが休止になる場合も発生している。17日に予定されていたMBC水木ドラマ「ずる賢いバツイチの恋」は終了が見送られることを避けるため、同日2話を相次いで放送しようとしたが、事態が悪化し放送休止を決定した。終了日は1週間見送られた。

この日、KBS 2TV水木ドラマ「ゴールデンクロス」、SBS「スリーデイズ~愛と正義~」も放送を予定していたが休止となり、カン・ホドンがMCを務めるMBCパイロット番組(レギュラー編成に先立ち、1~2回テストとして放送した後、編成を決定する番組)「カン・ホドンの星に願いを」の初回放送も延期となった。

視聴者も混乱している。主要オンラインポータルサイトまたは放送局の公式ホームページを通じて放送時間を確認した視聴者は、編成表と異なる番組が放送され混乱している。

これに対して関係者は「会議が続いている。悲劇的な事故があっただけに、ほとんど休止になると思うが、簡単に片付けられるものではない。私たちも編成表が何度も変わり、互いに聞きながら確認している」とし、緊迫した雰囲気を伝えた。

記者 : イム・ヨンジン