“露出衣装もセクシーダンスもなし”…ガールズバンドBebopのプライド

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ガールズグループがデビューする。まず最初にメンバーのルックス、ステージ衣装、パフォーマンスに焦点を合わせる。それが正解だとは言えないが、不正解でもない。しかし他の選択も可能だ。ガールズグループBebopはまったく異なる道を選んだ。ジイン、アヨン、チュウは“ガールズグループ”の代わりに“ガールズバンド”と呼んでほしいと言った。自分たちがBebopになった理由だと言った。

リーダーのアヨンはドラムを、ジインはベース兼ボーカルを、最年少のチュウはギターとリードボーカルを担当している。まず、私たち3人の円滑なコミュニケーションが重要だ。そうしなければステージの上で観客と親密な雰囲気を作り出すことができないから。それぞれのポジションによって特徴がある。それをうまく活かすためにバスキング(路上ライブ)は必須だ。


メンバー同士のコミュニケーション、観客との呼吸、バスキングの並行

アヨンは10年ほどピアノを習った。ドラムを担当していた人がいなくなった。そのため、自然にアヨンがドラムを担当することになった。独学で始めたが、レッスンを受けると実力はすぐについた。今はピアノとドラムを並行することができる。

ジインは学生時代にピアノ、ドラム、ヴァイオリンを習った。グループではベースを担当している。幼い頃から楽器を習ってきた経験が役に立った。ベースを弾きながら歌を合わせていくのが楽しい。

最年少のチュウは4年ほど前からギターを習っている。ずっとダンスをしてきたけれど、ずっとギターに興味があった。練習を続けたおかげでステージに上がることもできた。

ジインから見たチュウは、人の特徴をうまく分析し、口調や行動をすぐ真似する。本当によく寝る。ギターを弾きながら、メイクをしてもらいながら、寝る。アヨンから見たチュウは、最年少なのにお姉さんみたい。性格も大ざっぱでタフだ。5歳も年下なのによく面倒を見てくれる。

ジインから見たアヨンは親しくなるのが難しい。人見知りで性格がきつそうで近づきにくかった。けれど親しくなると性格が変わる。小柄だけど力が強い。チュウから見たアヨン姉さんは、冷たく見えるけれど話をしてみると面白い。4年間ずっと友達のように私に合わせてくれる。

アヨンから見たジインは、最初はよそよそしい感じがした。事務所との契約を済ませた後に初めて会ったけれど、不思議だった。Girl's Dayの元メンバーだったし気になっていた。歌手の先輩として助けてくれる時もあるし、バカらしいほど明るいところもある。実は面白い人だ。チュウから見たジイン姉さんは、実際の年齢より大人の雰囲気がした。だから仲良くしづらい気がしたけれど、たまに爆笑させてくれるお姉さんだ。


音楽業界のメインになる、1位候補になるその日まで

私たちはクラブ公演から始めた。経験を積んで、音楽番組のステージに立った。正直、最初は音楽番組に出演するチャンスがなかったので、私たちだけで準備しようという気持ちでいた。もちろん今は番組に出演するようになったけれど、正直なところ、観客がいるステージに立つ方がもっと好きだ。バスキングも私たちが好きだから何度もやっている。

楽器は演奏すればするほど上手くなる。公演はすればするほど多くの人が来てくれる。二つとも私たちが続ければより大きな成果が得られるものだ。最初、私たちは一般的なガールズグループとしてデビューを準備した。その過程で特色を見つけたいと思って、私たちのアイデンティティをガールズバンドに変えた。お互いの呼吸が大事な作業なので、チームワークがより強まった。

ジインの場合、ガールズグループGirl's DayとガールズバンドBebopの両方をやってみた。正直、ガールズグループのメンバーとして活動していた時は、見られることを重視した。音楽に合わせてダンスをし、歌を歌うことに焦点を合わせた。しかしガールズバンドになった今は、もっと演奏を上手くなって褒めてもらいたい。私たちのグループの演奏に合わせて自分の声が入ることが好き。もっと本物の歌が歌えるし、本物の音楽ができると思う。

「私がメインだ」というタイトル曲があった。私たちが音楽業界のメインになるその日まで、音楽を続けるという意志だった。私たちはステージで大胆な露出衣装やセクシーダンスは見せない。その代わり、積み重ねた練習とチームワークで楽器の演奏と歌を披露する。これから様々なジャンルの音楽をやっていく。今年中に必ず1位候補に挙がりたい。

記者 : キム・イェナ、写真 : キム・ジェチャン