YGヤン・ヒョンソク代表「楽童ミュージシャンが整形?その必要はない」

OSEN |

「楽童ミュージシャン兄妹と一緒に仕事をしていると癒される感じがする。モンゴルから来たのではなく、まるでどこかの星から地球にやってきた無害でクリーンな宇宙人のようで、純粋そのものだ」

YG ENTERTAINMENT(以下YG)のヤン・ヒョンソク代表プロデューサーが、7日に正式デビューするシンガソングライターの兄妹デュオ、楽童ミュージシャンを興奮した様子で絶賛した。YG所属アーティストに対する質問にあまり感情を表さないいつもの電話取材とは正反対の姿だった。

「楽童ミュージシャンは世間擦れしてない。私たちの周りでよく見られる日常や素材だけでこんなにポップで斬新な歌詞の曲を作り出せるのだから不思議だ。素晴らしいミュージシャンに成長できるよう、しっかり見守りながらサポートを惜しまないつもりだ」

楽童ミュージシャンのイ・チャンヒョクとイ・スヒョン兄妹は、SBS人気オーディション番組「K-POPスター2」の優勝者で、昨年YGにスカウトされた。ヤン代表は「K-POPスター」の製作企画段階から参加し、審査委員としても活躍しており、番組に強い愛着を持っている。シーズン1の準優勝者イ・ハイもYGに入り、歴代オーディション出身の新人の中で最高成績を上げ、右肩上がりの成功を見せている。

それだけに、楽童ミュージシャンへのYGの全面的なサポートは言うまでもない。先月31日午前0時、ヤン代表自ら公式ブログで「『K-POPスター2』の決勝戦が行われた昨年4月7日からちょうど1年となる今月7日、楽童ミュージシャンが初めてのデビューアルバムを発表する」という長文を掲載したほどである。

楽童ミュージシャンは正式デビュー前から斬新な自作曲を大ヒットさせ、自分たちの音楽的な才能はもちろん、音楽配信でも良い成績を収め、認められている。特に兄のイ・チャンヒョクは新曲のアルバムに収録される11曲の作詞と作曲、プロデュースまで全て担当したことが知られ、新しいアルバムを通じて披露される楽童ミュージシャンならではの才気溢れる作品に期待が高まっている。

また、バービー人形を複製したかのように似たり寄ったりの美男美女たちが似たような流行りの音楽を機械のように歌う昨今の韓国の音楽界において、彼らの自然なルックスと心地よいオールディーズ(昔流行った歌やポピュラーソングの名曲)の曲は、無害無農薬のオーガニック食品のような香りが漂う。

ヤン代表も楽童ミュージシャンのこのような純粋な情熱と才能に夢中になっている。ヤン代表は「食べ物や家電、生活用品など、全ての環境でオーガニックを重視することが今の風潮だ。そして、楽童ミュージシャンの歌こそ、耳で聞き口で歌えるオーガニック音楽だ。期待して欲しい」と語った。

「楽童ミュージシャンは整形したことがないし、整形しようと思ったこともないだろう。これからもその必要はない。生まれ持った姿と音楽で愛されるデュオ、それが楽童ミュージシャンだ」

楽童ミュージシャンはデビュー前に「足組むな」を皮切りに、「ラーメンなのか」「Crescendo」「外国人の告白」などの自作曲を公開し、オーディション参加者の本選競演曲としては異例の音楽配信ランキング1位を総なめにしたことはもちろん、動画再生回数も100万回をゆうに超え、「K-POPスター2」のマスコットとして浮上した。

記者 : ソン・ナムウォン