キム・スヒョンからソ・ジソブ、ユ・アインまで…恋愛ドラマの主人公たちが変わった
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シンデレラストーリー?様々な人物で愛される恋愛ドラマ
最近人気のある恋愛ドラマに登場する人物たちには、何か特別なものがある。財閥2世と貧乏で大したことはないが、優しくて綺麗な女性が家族の反対を押し切って結婚に成功するといった単純な内容はもう恥ずかしいストーリーになってしまった。それで、昨年から今まで人気を得ている恋愛ドラマに登場する人物の共通点を探ってみた。専門職の女性が主流…しかし、堂々とした姿ばかりではない
彼女らは男性の保護本能を刺激する従順で、か弱いヒロインを切り捨てた。“一人でも十分”を掲げる彼女らは、ひたすら男性主人公の配慮を拒否するが、その度を越した拒否が逆に男性主人公の保護本能を刺激し、ひそかに女性主人公を助ける状況が演出される。このような設定は女性主人公のプライドを守ってくれると共に、男性主人公の達成感を満たしてくれる一石二鳥の劇的な効果をもたらす。
気さくな姿も魅力的だ。露の他には何も食べなさそうに見えたヒロインの代わりに、深夜にヤンプン(金属製のボウル)にビビンバを混ぜて食べたり(「君の声が聞こえる」)、初雪が降る時はチメク(チキンとビール)を食べなければならないとしながら酒を飲みたがり(「星から来たあなた」)、時には優雅な外見とは違って素朴な人柄を超え、汚く見える姿まで披露し、コミカルで人間味溢れるシーンを演出する。彼女らの素朴な人柄を指摘するより自ら後始末をする男性主人公の姿は、素敵なレストランや遊園地を丸ごと貸し切ってデートすることよりもっとロマンチックに感じられる。
男性主人公…天才、超能力の持ち主、あるいは宇宙人
彼らの特別な能力は、恋愛ドラマで最高にロマンチックな状況を演出する装置として使われる。「星から来たあなた」の中でト・ミンジュンの超能力は“空中浮揚キス”“時間停止キス”など、様々な名シーンを作り上げた。「密会」で天才ピアニストのイ・ソンジェ(ユ・アイン)は、その能力で運命のようにオ・へウォンと共鳴する見事な演奏シーンを披露した。
“嫉妬の塊”“悪女”はいない…ラブリーな彼女たち
「主君の太陽」のテ・イリョン(キム・ユリ)は、ガンウ(ソ・イングク)が好意を抱いているテ・ゴンシルを嫉妬するよりも、ガンウのそばで彼を慰めることで彼の心を掴んだ。「君の声が聞こえる」のソ・ドヨン(イ・ダヒ)は冷たくて理性的だが、過去の過ちを積極的に克服していこうとする姿で、主人公と対比される敵から、主人公と善意の競争を繰り広げながら共に成長していく肯定的なキャラクターとして描かれた。「星から来たあなた」のユ・セミ(ユ・インナ)もヒロインを裏切ることを超え、ヒロインと愛憎の入り交じった感情を共有する、変化に富んだキャラクターとして表現された。
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記者 : イ・グンジュ