「青春学堂」ペ・スルギ“19禁のレッテルは私の課題”

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「19禁映画のレッテルですか? 不安はありますが、私がもっと努力しないと」

昨年、映画「夜関門:欲望の花」(以下「夜関門」)で映画主演デビューを果たしたペ・スルギが、映画「青春学堂:風紀紊乱(風俗や男女の仲がだらしなく乱れているという意味)拉致野史」(監督:ト・チャンフン、以下「青春学堂」)で戻ってきた。同作は、1887年高宗(コジョン)24年、ある村で女性に拉致されたイケメン3人組がハプニング満載の犯人探しに乗り出すというストーリーのラブコメ時代劇。イ・ミノ、ペ・スルギ、アン・ヨンジュン、ペク・ボンギ、チェ・ジョンフンが出演し、韓国で今月27日に公開された。

一部では、ペ・スルギが相次いで19禁映画に出演することに“19禁のイメージがついてしまうのではないか”という懸念の声を高めている。実際「夜関門」出演当時、映画の本質とはまったく異なる広報マーケティングに、罪のないペ・スルギだけが頭を悩ませなければならなかった。映画には登場もしないシン・ソンイルとのベッドシーンが関連検索ワードとしてポータルサイトを埋め尽くし、様々な種類の刺激的なヘッドラインの記事が大量に書かれた。

今回の「青春学堂」も状況は似ている。特に、“拉致”“強姦”という刺激的な素材のため、ペ・スルギはまたポータルサイトを熱く飾った。しかし、なぜか彼女は「夜関門」の時よりも少し余裕を取り戻した様子だった。その理由についてペ・スルギは「望ましくない方向に流れていった『夜関門』の広報とは異なり、今回の『青春学堂』はある程度映画の内容と関連性があるじゃないか」と笑ってみせる。

「『夜関門』の時は視線が本当に怖かったんです。もちろん、今回も別の視点から見ればノイズマーケティングです。記事だけを見ると、私が強姦犯じゃないですか(笑) 不安はありますが、ネットユーザーや映画界の関係者の皆さんもある程度記事を勘案して見てくださると思います。もちろん良くない記事が記録として残るのは残念です。それは私の課題だと思います。努力していけば良くなるでしょう」

―シナリオを受け取った時の第一印象はどうだったのか。

ペ・スルギ:まず、独特な素材に惹かれた。完成版はかなり違っていた。シナリオ上ではヒャンアがモグォン(イ・ミノ)と市場で出会うシーンがオープニングだった。実際にオープニングで使われた芸者屋を盗み見するシーンも、元は強姦の犯人を見つける過程で登場するシーンだった。それがオープニングになった。新鮮だった。

―連続で19禁映画に出演したことに対するプレッシャーはないか。

ペ・スルギ:特にレートのことは気にしていない。ドラマも同じだが、映画は映画そのものに意味がある。あえて19禁映画を選んで出演するわけではないが、わざわざ避ける理由もないと思う。「青春学堂」はシナリオがとても面白く、少し間抜けなヒャンアのキャラクターが気に入って選んだ。

―先日ラジオで「夜関門」の出演を後悔しないと話していた。

ペ・スルギ:「夜関門」は本当に議論の多かった映画だが、出演を後悔しないという意味で話したことだ。しかし、ある記事で「シン・ソンイルとのベッドシーン、後悔しない」というタイトルで報じられていた。映画を見れば分かると思うが、「夜関門」にはシン・ソンイル先生とのベッドシーンは登場しない。露出も代役だったのに。代役であることも全部知っていたのではないか?(笑)

―「青春学堂」でも代役が使われたシーンがあるのか。

ペ・スルギ:「夜関門」は制作会社の方から代役を提案してきた。最初に契約したときはなかった露出シーンが撮影中に追加されたためだった。「青春学堂」では生理的な現象と撮影スケジュールのため、仕方なく代役を使うことになった。お任せするので、綺麗に書いてもらいたい(笑)

―そのような記事を正したい気持ちはないのか?

ペ・スルギ:生きている上で悔しいことがあっても、結局忘れてしまう。時間が薬というか。あえて正そうとするとむしろことが大きくなるだけだと思う。

―イ・ミノとのキスシーンが話題だ。

ペ・スルギ:元々のキスシーンはもっと長かった。記者懇談会で(イ)ミノが、私は緊張していなかったと話したが、全然だ。私も本当に緊張した。ミノと私は7歳離れている。私が高校生の時に小学生だった人とキスシーンをするんだから、もちろん緊張した。

―ラジオで「好きな人がいる」と告白した。相手が自分だと気付いただろうか?

ペ・スルギ:ハハ。まあ分かるかも? 私は本当に外見を気にしない。友達から「あなたは目が足についている(目が低い)」と言われるほどだ。性格を気にする方だ。笑いのツボも合わないといけないし、私のことを気にかけて欲しい。いつも恋愛をするたびに、“母親みたい”と言われることが多かった。ほとんど私が相手を気にかけてあげるタイプだった。

―次回作は決めたのか?

ペ・スルギ:正直、最近は勉強があるので細かくチェックできていない。事務所で検討している作品があると聞いた。

記者 : キム・スジョン