東方神起「10年間変わらず愛されていることに感激…後輩の模範になりたい」

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名前だけで信頼を与えるグループがある。2003年12月26日にデビューし、2013年で10周年を迎えた東方神起は、特別に説明しなくても存在感を放つグループだ。誰もが認めるTop of Topであるにも関わらず、控えめであり最高という修飾語に似合わない気さくで魅力的な二人の男。彼らは、大衆が知っている以上に格好良く優秀な男たちだ。

―「Something」でカムバックしておよそ1ヶ月。10周年という記念的な年を過ごした後リリースしたアルバムなので、何か象徴的なイメージが入っていそうだ。特に、音楽番組で1位になった時驚いていた二人の姿は、これまで数えきれないほど手にしてきた1位にも関わらず、依然として大事に思っているようで、深い印象を残した。

チャンミン:思ったより時間が早く過ぎたようで残念だが、全てが楽しかった。今回の活動をしながら、多くの収穫を得た。僕たちが今回新しく試した音楽とイメージで、ある程度僕たちの幅が広がったのではないかと思えて、嬉しかった。その上、1位にまでなった。正直、驚いた。

ユンホ:久しぶりのカムバックだった。受賞したので嬉しかったというよりは、10年間変わらず愛されていることに感激した。ファンたちと、僕たちのために苦労しているスタッフたちが思い浮かんだ。

―「Something」は、これまでの東方神起のカラーを活かしながらも大衆的な面が多く加えられた曲だ。東方神起自身も非常に満足している曲だと聞いたが。

チャンミン:以前よりもう少し親しみやすく、大衆に近づきたかった。見える活動でも、聞こえる活動でも、そのような過程は必要だと思った。

ユンホ:僕はもともと、スウィングやファンキーのようなジャンルが好きだ。ユ・ヨンジンプロデューサーに出会い、僕たちのカラーを失うことなく、クオリティの高いアルバムが出来上がったと思う。今回のアルバムでは、従来の東方神起スタイルと呼ばれるものだけでなく、色んなことができることを見せたかった。

―10周年を過ぎた東方神起は、最近のように急変する時代に「クラスは永遠だ(Class is permanent)」という言葉を体現しているグループだ。

ユンホ:歌手は生命力が短い。できる人が多すぎるので、早く諦める後輩が多いようだ。大半が若い頃デビューして激しい時期を経験するが、僕たちのような歌手たちがさらに頑張ると彼らにも明るい未来を見せることができるのではないかと思う。もっと生命力のある、後輩たちの力になれる先輩としてこの場を守りたい。また、大衆とアーティストとして長く交感できる歌手でありたい。ファンの文化水準も高い方が望ましい。そのためには、僕たちのように10年くらいやってきたグループが弛まず活動し、よい模範となった方がいいと思う。それを見て、後輩たちも頑張ろうという気持ちで活動できるだろうから。

チャンミン:アイドルは寿命が短いという心配もあるし、実際にそのような事例も多い。最近のように急変する時代に、そうでないケースもあることを証明したかった。年を取ると、今のように華やかではいられないかもしれないが、僕たちの後ろで僕たちを見ている人たちにとって、一つの基準になれればいいと思うし、そのような歌手でありたい。

―同じ歌手でも、東方神起は後輩の歌手たちの間で目標となり、アイドルとなっている存在だ。二人ををロールモデルにデビューする歌手も少なくない。

ユンホ:実力は伸びても、人性は成長はしない。どうするかによって、100%が200%になりえる。今の後輩たちは、自分に集中しなければならない年齢だ。経験が重なり、視野を次第に広げると周りの人達と一緒に作り上げていくのを面白いと感じる瞬間がやってくる。そうしながら、自分に足りないものを埋めることができるようになるのだ。

チャンミン:自分の言葉と行動が、他の誰かに影響することに今更ながら驚く。そのため、さらに慎重になり、もう一度考えて行動するようになる。

―それでは、こうして10周年を迎えたが、10年後についても考えてみただろうか。

ユンホ:もちろん考えている。東方神起として残っていると思うし、新しい姿も見せていると思う。ただ、チョン・ユンホだという本分は忘れないつもりだ。多くの人達に夢と希望を与えられる人でありたい。僕のオーラを受けてもっと頑張るという手紙をもらったことがある。それを大きい意味として受け止めたし、もっと真心を込めてやらなくてはと思うようになった。

―東方神起は常に色んな姿を見せてきた。それにも関わらず常に新しい姿を期待させる。

チャンミン:事務所とスタッフたちが、いつも新しいものを見つけ出しては僕たちに溶け込ませ、常に新しい事に挑戦できるように支えてくれる。僕たちを支えてくれる人たちがいることに、いつも感謝している。

ユンホ:新しいことを追求することにプレッシャーを感じないと言えば嘘になる。また、新しい姿がどのように映るかは、いつも悩み考えている問題だ。自分がやりたいことと、他人に望まれることをうまくキャッチして、バランスをとるのが何より重要ではないかと思う。

―間もなく30代になるユンホと、今や20代後半となったチャンミンは、年を取ることについて色々考えている。

ユンホ:一生懸命計画したことを締めくくり、第2段階に差し掛かっている過程にある。今は、これからの夢を具体化するのが目標だ。僕の夢は19歳の時と変わらない。ただ、もう少し具体化されているだけだ。

チャンミン:まだ実感がない。自分より若い子たちが多くなったくらいで、大変なことになったという感じはない。以前は、早く年を取りたいと思ったことはあるが、いざ取ってみるとそれは間違っていたと思うようになった(笑) 正直、30代になっても変わることはないと思う。フォーマルに振る舞わなければならないところでは変わるかもしれないが、意図的に年を取ったからといってもっと慎重に大人らしく行動することはないだろう。

―先日、二人は個人的にやりたいこととして発明とバンジージャンプを挙げた。

ユンホ:普段から友達と発明の話をよくして、アイデアを出し合ったりする。作ったり発明することへの夢が相当大きい。また、資格もたくさん取りたい。バドミントンやスキューバダイビングなどの資格を取って、他人に教えたら面白そうだ。

チャンミン:機会があれば、バンジージャンプをやってみたい。以前アメリカに言った時、ラスベガスにある100メートルくらいのビルから落下したことはあるが、バンジージャンプはやる機会がなかった。バンジージャンプをやるがてら、海外に行ってプライベートの時間を持ちたい。

―チャンミンは先日、あるテレビ番組でビジュアル男性スターランキングの上位圏にランクインした。特に、20代男子の支持率が非常に高かった。

チャンミン:男性たちに支えられていることは嬉しい。僕も他の先輩たちを見て、男子の目で見ても格好いいと思ったことがあるが、僕がその対象になったということが嬉しい。

【ムービー】東方神起の撮影現場スケッチ

記者 : クォン・スビン