VIXX、6ヶ月間の奮闘…成長と変化の過度期、そして進化!

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自信と慎重という言葉には、VIXXの6ヶ月間の奮闘が込められている。昨年の夏に続きVIXXと2度目のインタビューを行った。半年というそれほど長くない時間の間、彼らには色んな出来事が起こった。これから歩んで行く道を信じて応援してくれる公式ファンクラブを設立し、スウェーデン、イタリアなど世界各国を回りながらショーケースを開催し、1stフルアルバムのタイトル曲「呪いの人形」で切実に願っていた1位も手にすることができた。状況が変化し明確に変わっていく過渡期のインタビューだったため、ワクワクする気持ちと不安な気持ちを胸の奥に抱いていたが、結果はどうだったのか?結果的に彼らは進化していた。メンバーたちの親密さとお茶目なところは相変わらずだったが、大人らしい成熟した考え方を持つようになり、重みのある男性らしい声になっていた。

どんな不運にも必ず幸運は隠れていると聞いた。少しごたごたもあった周囲とは関係なく、自分たちの役割を黙々とこなしてきた6人のメンバーたちは、最悪の状況から最高の瞬間を迎える幸運を享受することができた。堂々と、そして謙虚に自分のことを打ち明けてインタビューに応じてくれた彼らにもう一度感謝し、成長と変化の時期を迎えた彼らのストーリーを伝えたい。

―昨年1月の「傷つく準備ができている」から今年の初めの「生まれてきてくれてありがとう」まで、かなり長い道のりだった。この道を一緒に進むメンバーたちに称賛のコメントをするとしたら。

ホンビン:レオ兄さんが歌が上手いのは当然だとして、最近は曲も作っている。デモテープを1度聞いてみたけど、全ての曲が洗練されていた。

レオ:ケンは優しい子だ。

一同:(笑)

ラビ:本当に優しい子だ!でもその一言しかない。

ケン:ヒョギはとても意欲があって向上心がある。歌もダンスももっと上達したいと思っていて、いつも練習室に残りたくさん練習をしている努力家だ。

ラビ:エン兄さんはリーダーとして果たすべき役割を上手く果たしているだけでなく、ステージでVIXXのカラーを上手く生かしてくれるリーダだ。

エン:ホンビンはとても熱心で規律正しい。それに率先して動くタイプだから好きだ。

―今感謝の気持ちを伝えたい人はいるのか?アルバムの“Thanks to(アルバムの歌詞カードの最後に感謝したい人たちを並べる部分)”とは言わないが、簡単に聞かせてほしい。

ホンビン:アルバム制作に協力してくれた代表と素晴らしい曲を提供してくださった作曲家の方々に感謝の気持ちを伝えたい。

レオ:ファンとスタッフの方たちが思い浮かぶ。

ケン:VIXXのメンバーと両親だ。

ヒョギ:スターライト(VIXXの公式ファンクラブ)の皆さんだ。

ラビ:スターライトとメンバーと家族。

エン:僕も当然ファンの皆さんだ。

―今年は末っ子のヒョギが20歳になった。10代を卒業して間もないが、10代はどんな記憶が残っている?

ヒョギ:学校生活を送る年頃に学校に行けなくて早くに社会に出たことを残念に思う人たちもいるし、家族にも残念に思う人たちがいた。だけど、僕は同年代の人よりも多くの人たちにたくさん愛され、素晴らしいスタッフや優しいメンバーたちと一緒に過ごすことが出来て意義深い10代を過ごせたと思う。それに昨年はたくさんのことを学び、達成することができた。ファンクラブも設立し、いろんな国を回りながら外国にいるファンたちにも会えた。体操競技場でたくさんのファンたちと一緒に時間を過ごすこともできたし、音楽番組で1位も獲得した。

―今話したことは全てVIXXのヒョギとしての感想だ。ハン・サンヒョク(ヒョギの本名)としてはどうだったのか?

ホンビン:(ヒョギを見つめながら)自分がなかった。1年中VIXXの活動をしていたから(笑)

ヒョギ:ハン・サンヒョクとしては……うーん。昨年「2013 MBC歌謡大祭典」で歌手仲間たちとメンバーの兄さんたちと一緒に除夜の鐘を聞いた。その日、何か特別なことがやりたくて1月1日になるとすぐ逆立ちをした。昨年は宿所で兄さんたちと集まって新年のカウントダウンをしたけど、その日僕は“こんな平凡に1年が始まる瞬間を迎えたくない。2014年の初日に何かしなければ”と思ってあれこれリストを書いた。その中に逆立ちがあったので逆立ちをした。その瞬間をホンビン兄さんが証拠写真として撮ってくれた。今年は証拠写真ではなく、生放送でみんなが見ている前でやってみたかった。テレビに映るとは思わなかったけど、脚が映っていて嬉しかった。

ホンビン:ハハ、それ?

ヒョギ:そうだよ!2014年の初日、逆立ちをしたんだから。まさか僕みたいな人はいないでしょう。

―20歳になったばかりのヒョギを除いて、ほかのメンバーはどのように20歳になったのか?20歳は人生の中でも記憶に強く残る年だと思うが。

ホンビン:ラビと僕は一緒に20歳を迎えたけど、いつもと変わらなかった。“これで10代が終わったな”という感じかな。思ったより胸に響かなかった。

ラビ:昨日が過ぎて今日が来たくらいかな。練習生の時はあまり特別なことがなかった。“20歳になったんだ”ただそれだけだった。

レオ:20歳の時はよく遊んでいたと思う。大学に通う時は友人とオリエンテーションにも行った。もちろん練習もたくさんした。

ケン:僕は歌に夢中になって音楽祭によく参加していた。その時に大賞を取ったこともある。

―昨年を振り返えるとファンクラブも設立し、体操競技場でショーケースも開催して1位も獲得した。すべて”初めて”成し遂げたことだった。その後人生で”初めて”経験したことの中で最も印象的だった経験はほかにあるのか。

ホンビン:パク・ヒョシン先輩に初めてお会いした時だ。テレビで見たり、コンサートで遠くから見ていた尊敬する先輩が練習室に来てくださった。その時、先輩から目を離すことができなかった。目を閉じる瞬間が勿体ないと思った。ファンの気持ちがとてもよく分かった。僕がパク・ヒョシン先輩を見つめている時の気持ちがこんなに嬉しいのに、ファンたちの気持ちはどんな風なんだろうと思った。たくさんのことを感じることができた瞬間だった。

レオ:ホンビンと似ているけど、昨年アメリカでショーケースを開催した時にトレイ・ソングスに会えたことだ。その日は僕の誕生日だったし憧れの外国人歌手に会えたことが夢のようだった。

ケン:受賞したこと、それが何度も起きたことが一番記憶に残っている。どの瞬間もすべて思い出すことが出来る。中学校の時に受賞した時、高校生の時に受賞した時、20歳になって受賞した時、VIXXになって受賞した時だ。

ヒョギ:ソウルオリンピック体操競技場で初めてショーケースを行ったことだ。幼い頃からコンサートを見に観客として行っていたけど、そのステージに自分が立ち、スターライトのファンの皆さんを見たら胸がいっぱいになった。あんなに多くの方が来てくれたのは初めてだったので不思議でもあった。

ラビ:1位を獲得した時だ。1位が発表された時、その瞬間感じた喜びは今後感じることは出来ないと思う。一度にすべての感情が湧き上がった。切実に願っていたことが叶った瞬間感じた気持ちだ。

エン:デビュー前も色々あったと思うけど、僕はデビュー後のことの方が強く記憶に残っている。僕もやはり1位を獲得した時だ。感謝の気持ちを伝えることができたし、大きな力を得た。

―ある番組でエンが2014年午年生まれのスターの中で一番運勢が良いスターに選ばれた。VIXXの代表として2014年のVIXXの仮想のシナリオを話してほしい。

エン:ああ、難しい(笑) 仮想のシナリオというより、これは本当に自信があることだけど、2014年VIXXは更にたくさんの人に愛されるだろう。トリプルクラウンも確実に取れると思っているし、今年は色んな分野でメンバーの多くが頭角を現せると思う。

―“色んな分野”とは個人活動を意味しているのか?最近のアイドルグループのメンバーはソロでアルバムを出したり、ドラマや映画に出演しながら個人の知名度を上げると同時にグループの知名度も上げている。

エン:VIXXのメンバーはソロに対する気持ちよりもVIXXとして活動したい気持ちの方が大きい。まだVIXXは知名度がそれほど高くないのでソロ活動はVIXXとしての地位を固めた後、メンバーそれぞれが準備ができた時にするものだと考えている。完璧ではない姿を見せたくないのだと思う。でもソロ活動に対する拒否感はなく、VIXXのためにも良いことだし、自分のためにも良いことだと思っている。

―メンバーたちが思う“このメンバーだったら良い役者になれる”と思うメンバーは誰か?

エン:ホンビンだ。演技への意欲もあるし、演技を学ぼうとする気持ちが強い。それにルックスも良いからその部分も役に立つと思う。

ホンビン:ケン兄さんはユーモラスな甘草役(適材適所に登場し、潤滑油の役割を果たす俳優)がぴったりだと思う。特有の才能もあってアドリブも上手そうだ。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)や面白いジャンルで色んな役を演じられると思う。

ラビ:僕はエン兄さん。運動以外なら何でもできる(笑) 何でも吸収するから演技に挑戦しても上手くいくと思う。現場でも礼儀正しい良い俳優になるだろう。

エン:ラビの言う通りだ。いつも当たるよね、ラビの予感。

―予感が当たったというのは何があるのか?

ラビ:大きなことはないけど、小さなことならある(笑)

―公式な活動は終了したが、休む暇もなさそうだ。好きなことをやっていて、成し遂げたい目標があるとしても、これから一歩前進するためには適切な休暇や休息は必ず必要だと思う。自分にとっての息抜きは?

ホンビン:ストレスを解消したり、頭の中の複雑な考えを解決したい時はメンバーの誰かと一緒に映画を見に行く。一人で映画を見るのも楽しいが、誰かと一緒に見た後、映画について話し合うこともストレス解消になる。最近はイベントとしてファンと一緒に「プランマン」を見た。同じ空間で一緒に映画を見て感情を共有するという新しい経験だった。それに、チョン・ジェヨン先輩の演技が素晴らしかったので印象に残った。

レオ:僕の場合は2つある。家族といる時間と一人でいる時間だ。家族は僕のビタミンだ。一人でいる時は音楽を聞いたり、散歩したりする。そんな時間に癒される。最近はアダム・ランバートの曲をよく聞いていて、「Outlaws Of Love」という曲が特に好きだ。アダム・ランバートの曲を聞くと落ち着くし温かい気持ちになるので頻繁に聞いている。あと最近では眠れずに宿舎に戻った時、エンと僕が疲れ果てている時にメンバーたちが騒いでいると疲れや悩みが消える。以前はうるさいなと思っていたけど今は横でその様子をずっと見ている。僕は悩まなくてもいいことに悩んでしまうタイプだけど、そんな時メンバーたちが騒いでいたずらしている様子を見ていると、時間があっという間に過ぎる。

ラビ:じゃあもっと騒ぐように努力するね。

ホンビン:(エンを指差しながら)共感してないだろう。

エン:僕はドアを閉めてしまう(笑)

―他のメンバーたちはどうなのか。

ケン:僕は何でもやる。ゲームがしたい時はゲームをするし、映画が見たい時は映画を見る。何か食べたいものがあったら兄さんたちに言ってスーパーで買ってくる。それが僕の休憩時間だ。

ヒョギ:食べることだ。美味しい料理を食べてストレスを解消する。それか、スケジュールのことを考えずに一日中ぐっすり寝る。

ラビ:僕も寝ることだ。

エン:特にない。ストレスが溜まったらそのままにしておくし、ストレス解消出来てもそのままだ。ただ流れに身を任せる。

―最近、メンバー同士で一番よく話し合ったことは?

ホンビン:僕たちの会話には主題がない。主題が木の枝のように分かれる(笑) みんな本当によく喋る。結局最後は笑いで締めくくる。

エン:前に置いてある水のボトルのことでもお喋りするくらいだから。

―男性にしてはよく会話をする方だ。運動場よりもカフェの方がよく合っている。

ホンビン:ああ、その通りだ。

エン:運動場でもお喋りするだろうと思う。

ホンビン:運動の場合、レオ兄さんがサッカー好きで僕はバスケットボールが好きだけど、メンバーにバスケットボールが出来る人があまりいない。レオ兄さんは運動神経が良いけど足を怪我したので出来なかった。考えてみたらメンバーたちと一緒に運動したことがあまりない。

―VIXXはステージ上で“遊ぶ”というよりも、“作り上げる”“完成する”という印象のあるグループだと思うが、このことについてどう思うのか?VIXX自身も“遊ぶ”もしくは“緊張がほぐれる”スタイルではないようだ。

エン:そのようなスタイルよりは今のスタイルが合っている。だからと言ってメンバーたちが遊ぶ時、楽しく遊べないわけではない(笑) 今のパフォーマンスが僕たちによく合っている。僕たちだけのルールがあり、それを守ろうとするからステージ上でもそれが出ているみたいだ。

―控えていると表現すればいいだろうか、規律正しいイメージがVIXXにはある。

エン:規律正しいことは確かだ。メンバー全員がそうだ。“これはこうしなければならない”“この道だけが僕たちの道だ”ではないが、メンバー同士ルールを守っている。正しく遊び、正しい考えを持ち、正しい道を歩んでいる。

―「生まれてくれてありがとう」のミュージックビデオを見ると、初々しい新人の姿だった。デビュー当時と比べて何が一番変わったのか。

ホンビン:デビュー当時はカメラの前に立つとすごく緊張して焦ったりして不安も大きかった。だからステージでも自然な自分を見せることができなかったし格好良い姿も見せられなかった。だけど最近はカメラの前に立っても楽しいし、ステージに立つことが好きになった。

レオ:僕は音楽の方向性が見えてきた。今まではデビューをして、1位を獲得して、VIXXが有名になって、何かやりたい、というようなこと以外あまり考えることがなかったけど、曲を作りながら色々考えるようになった。デモ曲を作りながらメンバーたちと一緒に歌いたい曲、トレンドになったら良いなと思う曲をたくさん作っている。

ケン:外見も大きく変わったし歌やダンスも変わった。基本的なものがたくさん変わったと思う。

ヒョギ:デビュー前、学校に通っていた時は“俺は最高だ”というプライドを持っていたけど、デビューして兄さんたちと一緒に過ごし、ステージに立っているうちに謙虚になり、もっと心を開いて学ぶ姿勢になった。もっと成長できるように自分に鞭打つようになった。

ラビ:自分が思い描いていた自分に近づいたと思う。僕自身が変わったことはそれほどないけど、僕が思い描いていた姿や状況の中に自分がいるという状況が変わった。

エン:僕は性格が大きく変わった。昔は否定的なことが全く言えず、いつも良いことだけを言って称賛ばかりしていたけど、それはメンバーや周りの人たちのためにはならないと思い知らされた。そして考え方がより真面目になった。リーダーとしてもエンとしても。レオが音楽の方向性を見つけたとしたら、僕は自分に対する方向性を見つけた。デビュー当時は“これをやってみようかな?”“これ上手くできるかな?”“何をすればいいのかな”そんな風にたくさん悩んで色んなことに挑戦したかったとすれば、今は自分が何をすべきかを正確に判断できるようになった。

―どんなことをしなければならないのか、具体的に説明してほしい。

エン:それは僕が何かをやり遂げて成果を出した時に改めて話したい。できないのが怖くて話さないわけではない。できると思うけど、やり遂げてから自信を持って話したい。「僕がやりました」「こう考えたから、こうしました」と話して成果をお見せしたい。

―エンは常に自分の希望よりも、VIXXがこうでありたいと話しているが、リーダーの座はどうなのか?プレッシャーは感じないのか。

エン:軽く考えられるような位置ではないと思う。責任を持ってVIXXを率いているから自分のことよりも比重を置くようになった。自分のことを考えていてもVIXXのことまで考えてしまう。VIXXが成功してこそ自分も成功できると思っている。だからいつもそのように話している。プレッシャーは感じないのかと聞かれたら、感じている。プレッシャーを感じるのは当たり前のことだ。

―同年代のメンバーレオが力になってくれそうだ。だが、レオがエンに“好きだ”と感情表現をしているのを見たことがない。プライベートでもしていないのか?

エン:(質問が終わる前に)プライベートでもしない。

ホンビン:その代わり「あっちに行ってくれ」と言うだろう(笑)

ラビ:見たままの通りだ。

―表に出さなくてもメンバーはレオが自分たちに気を配っていることが分かっているのだろう。

エン:分かっている。だからそうしている。

ケン:僕の場合はレオ兄さんによくいたずらをする。そうするとレオ兄さんが笑いながら励ましてくれたり可愛がってくれる。それ一つで“兄さんは僕のことを大事にしてくれているんだな”と思う。僕のいたずらが面倒に思う時もあるだろうけど。

ホンビン:ご飯を食べる時、美味しいおかずがあったら残しておいてくれたり、準備するものがあったら「これを持って行きな」とあれこれ用意してくれたり、色々と気を使ってくれる。

ラビ:一緒に過ごしていると分かる。兄さんは面倒を見てくれるから。

―先ほど、ケンが個人撮影をした時に足のポーズをどうすればいいか迷っていた。それを見ていたレオが自らポーズを取ってケンに見本を見せた後、再び撮影が始まるとケンに“大丈夫?”と言っているような眼差しを送って軽く頷いていた。言わなくても分かるということは、そういうことではないだろうか?

ケン:そうだ。踊る時の姿勢も兄さんがよく教えてくれる。

レオ:ケンはファンの前で何かをする時も分かってやっているのではなく、知らずにやっている。そしてそれを見たファンたちは喜ぶ。だからいつもグラビアの撮影をした後に発刊された雑誌を見て「ああ、この時もっと上手くやれば良かった」と言う。僕が上手いわけではないけど、何か物足りないなと思う部分を横から見て、見本を見せられるところは見せてあげようとしている。メンバー全員そうしている。

―スウェーデンで「答えは君だから」のミュージックビデオを撮影した時、ヒョギと一緒に立っていたホンビンが「こんなに綺麗な場所で写真を撮ったら良く写るし、ミュージックビデオも期待しても良い」と話したことを覚えているか?空間が作り上げる雰囲気や風景に関心を持っていた。

ホンビン:感覚というか、最初はそれを見る余裕がなかった。写真撮影をしながら良い写真が撮れると、後になって更に良い写真を撮りたいと思うようになる。どうすればこのシーンが写るのかよく考えるようになった。寝る時も歩く時も考える。あと、メンバーたちを見ながら“あっ、この構図良い!”と感じるようになった。写真撮影をたくさんしているから感じることだと思う。

―だからそんな話が自然に出てくるようだ。これまで撮った写真はどのように管理しているのか?

ホンビン:僕の名前から取った“HB”フォルダの中に国別に写真を分類している。日付だけ付けただけで、“ベスト”や“ワースト”のように分けてはいない。今のところ保存してあるだけの状態だ。

―突然だが、一度は聞きたかった質問だ。自分をイケメンだと思う時は?

ホンビン:僕は自分がイケメンだと思ったことがない。むしろ“あの人はあんなにイケメンなのに、僕はどうしてこんな顔なんだろう”とさえ思う。もしイケメンだと思う瞬間があるとしたら、すべての男性が共感すると思うけどシャワーの後かな?そんな程度だ。

エン:いや、今のは冗談だろう?(笑)

ラビ:ずっとシャワーを浴び続けなければならないの?

―他のメンバーたちもそうなのか?

エン:僕はメイクをした時だ。

ホンビン:この前エン兄さんが髪を乾かしてスキンローションを塗っていた時、自分のことを格好良いと言っていた(笑)

―末っ子のヒョギは「VIXX TV」を見る限り、優れた話術を持っている。すらすらとよく話していて流暢だった!

ヒョギ:うわー!本当?

―練習でもしているのかな?

ヒョギ:特にはしていない(笑) 学生時代に発表した経験が役に立ったのではないかと思う。授業時間に黙々とノートを写しながら勉強する生徒というより、静かに勉強する生徒に迷惑となるほど積極的な姿勢で授業を受けていた。発表をすると“賞”をもらえて、いくつか集めると掃除を免除してくれる制度があったから頑張れたみたいだ。とにかく、発表することが好きだった。

ラビ:授業が終わりベルが鳴った時に質問するような生徒だったのでは?

ヒョギ:違う、そんな生徒ではなかった。僕は休み時間が好きだったから。

ホンビン:良かった。ヒョギのことが嫌いになるところだった(笑)

ヒョギ:休み時間になると、冬はダンボールを破いて裏山に行って友達とダンボールのそりに乗ったり、夏は外でサッカーをして遊んでいた。いたずらっ子だった(笑)

―VIXXの目標を聞くと常にトレンドになりたいと言っているが、VIXXが考えるトレンドとは何だろうか?

エン:簡単だ。ドラマ「星から来たあなた」で例えると、チョン・ジヒョン先輩が着た服は完売すると聞いた。もちろん、その服が良い服だからというのもあるが、“チョン・ジヒョンが着た服”だから完売するのだと思う。それと同じで僕たちも“カラーレンズを入れたアイドル”や“ヴァンパイアコンセプトのアイドル”ではなく、“VIXXがつけたカラーレンズ”“VIXXが着た衣装”という風にトレンドになりたい。

―最も基本的な音楽の力は何だろうか?

ラビ:それは立場によって違ってくると思う。聞く側の立場なら音楽を作ったり音楽を表現する人からその雰囲気や感情が伝わるだろうし、作る側としては自分の考え方や感情を聞く側に伝えることができる。それがとても魅力的だ。聞く側と作る側のコミュニケーションだと思う。

―VIXXが2014年のトレンドになることを願って最後の質問だ。2014年12月31日の日記を書くと仮定したら、どんなことを書くと思うのか。

ホンビン:物足りなかったと書いていると思う。今回もたくさんの愛を頂いたが、それに対してお返しすることが出来なかったことが残念だった。来年はより進化した自分になりたいという決意の文が書かれていると思う。

レオ:2014年もとても幸せな年だったと書きたい。

ケン:VIXXがこれだけ成長して幸せだし、僕を産んでくれた両親に感謝する気持ちを書くと思う。そして僕の大好きな周りの人たちに感謝のメッセージを書いているだろう。

ヒョギ:昨年よりも更ににたくさん愛され、多くのことを成し遂げるられるよう応援してくれたファンたちへ感謝を伝えるお礼のメッセージを書きたい。そして、来年は今年よりも幸せな一年を送れる自信がついたと書きたい。

ラビ:もし今が2013年12月31日だったら、今年の僕の目標をすべて成し遂げたと書きたい。もちろん物足りなかったところもあるけど、成し遂げたという達成感を書くと思う。2014年12月31日もやはり、新年を迎え僕が夢見てきた願い事が今年全て叶ったと書けるようになっていれば良いなと思う。

エン:僕は実際に昨年12月31日に日記を書いた。全ては話せないけど、“お疲れさま”と一番最初に書いた。2014年12月31日は“良く出来ました”と書きたい。実は昨年も“よく出来ました”と書きたかったけど、残念な部分もあったので書けなかった。だから今年は“良く出来ました”と書きたい。

記者 : 記者:イ・ジョンファ、写真:ク・ヘジョン、翻訳:チェ・ユンジョン