EXO、ボランティア活動で見せた等身大の姿“EXOは私たちの誇り”

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写真=イ・ジョンミン

ボランテイナー(ボランティアとエンターテイナーの合成語)EXOがEden I villeを訪問、地道なボランティア活動。

約1年前の2013年2月22日、「OhmyStar」はグループEXOのボランティア活動の現場に同行した(関連記事)。あれから1年が経ち、“大型新人”と呼ばれたEXOは「Wolf」「Growl」などのヒットで音楽界のホットなスターとなった。EXOは各種授賞式で祝賀ステージを飾り、“今年の歌手賞”などを受賞して誰よりも多忙な年末を送った。

ホットなアイドルグループともなれば、どうしても変わってしまうはずだ。いくら初心を大切にし、平常心を保とうと努力しても、彼らを取り巻く周囲の環境や人々の彼らに対する態度が変わってしまうからだ。だからEXOもそうなるだろうと思っていた。しかし、そんな中途半端な予想は見事に外れてしまった。BBクリームすらつけず、すっぴんの顔で子供たちに会いに来たEXOのメンバーたちを見てそう思った。


トイレ、食堂?EXOが一生懸命水拭き

27日午後3時。ソウル城東(ソンドン)区下往十里洞(ハワンシムニドン)にある児童福祉施設Eden I Villeに2台の車が来た。車から降りてきたのはEXO-Kのメンバースホ、ベクヒョン、チャンヨル、ディオ、カイ、セフンと、EXO-Mのレイとタオだ。

EXO-Kは4年前の練習生時代からEden I Villeでボランティア活動を行ってきた。2013年2月以降もう一度訪れているが、久しぶりにEden I Villeを訪れたメンバーたちは浮かれていた。この日は前回いなかったレイとタオも加わった。8人の青年たちは、この場所に慣れているように見えた。Eden I Villeのイ・ソヨン院長と会話を交わした彼らは、院長室の片隅に置かれた子供たちのアルバムを持ち出した。

「院長、○○は元気ですか?」
「ああ、○○ですか?この前別の場所に行きました」
「本当ですか?会いたかったのに」

地道にEden I Villeを訪問してきたEXO-Kは、子供たちの名前を一人一人覚えていた。子供たちの近況を詳しく聞いていたEXOはすぐに掃除の準備を始めた。チャンヨルは昨年に続いて今年もトイレ掃除を担当した。今回はスホも一緒だった。ディオとベクヒョンなどは地下の食堂に向かった。ゴム手袋をはめたメンバーたちは、初めてこの施設を訪れたマネージャーたちにモップの位置まで教えてあげた。


EXOのファンたちは引き続きプレゼントを送り、ボランティア活動を行っている

EXOが本格的に掃除を始めると、小学校と中学校の女子生徒が「手伝う」と言って1階に降りてきた。子供たちは新たに加わったレイとタオを見て喜びながらも「XIU MINが来ると思った」と言い、メンバーたちを笑わせた。一糸乱れずに動く“ボランティアの先輩”EXOと一緒に記者もゴム手袋をはめて掃除に参加した。チャンヨルの指揮の下、スホと女子トイレの掃除を終えた。

EXOがボランティア活動をしているのはEden I Villeだけではない。老人ホームや障がい者福祉施設にも行くが、子供たちと一緒に遊べるEden I Villeが特に好きだと言う。チャンヨルは「時間を作るのは簡単ではないだろうと思う」という記者の言葉に「必ずやらなければならないことだ」と力説した。そばにいたスホは「僕たちにとってある種の習慣みたいなものだ。ボランティアを通して自分たちも学ぶことが多い」と明かした。

EXOが Eden I Villeで地道にボランティア活動をしているという話を聞いたファンたちは Eden I Villeにプレゼントを送ったり、お兄さんたちについてボランティア活動を展開している。イ・ソヨン院長は「EXOのファンの皆さんが子供たちのためにプレゼントを送ってくれる。その時は写真を撮ってEXOに送り感謝の気持ちを伝えている」と明かした。Eden I Villeのある関係者は「EXOは私たちの誇り」と言い、「子供たちもお兄さんたちの訪問を待ち望んでいる」と語った。


子供たちとまた遊ぶため…「タクシーに乗って必ず戻ってくる」

新人が入る時に“デビュー式”は欠かせない。掃除を終えて数十人の子供たちと一緒の席でレイとタオは自己紹介をした。ほかのメンバーたちは「僕の名前、知っているだろう?今まで元気だった?」と挨拶し、“先輩”の威厳をアピールした。少し躊躇していたメンバーたちはそれぞれ子供たちと遊び始めた。カイは男の子たちとサッカーに行き、室内にいた子供たちはお手玉などをしてキャーキャー笑い合った。

Eden I Villeのマスコットの女の子はベクヒョンの側にいた。ベクヒョンも子供の名前を優しく呼んでどこでも最初にその子の面倒を見た。タオとセフンは男の子たちとジャンケンをして頭をこづきながら遊んだ。30人以上いる子供たちにEXOのメンバーが加わって大騒ぎになった。委託母(一定期間子供を預かって育てる人)たちは楽しそうに遊んでいる子供たちの姿を嬉しそうに見ていた。

時間は瞬く間に流れてしまい、いつの間にかEXOとお別れの時間がきた。EXOのメンバーたちは「また来る」と言って別れを惜しんだ。ディオは「前来た時よりも子供が多かった。もっと長く一緒にいることができなくて残念だ」と語り、今回初めてEden I Villeを訪れ密かに寄付金も出したレイは「来る機会を増やせたらなと思う。すぐにタクシーに乗って一人でもここに来る」と強い意志を見せた。

記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク