少女時代の女性マニア、どうして少女時代のファンだと堂々と言えないの? ― Vol.1

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少女時代ファンのほとんどがおじさんファンだと思うのは大きな誤解である。少女時代と言えば、多くの軍人たちが「Gee Gee Gee Gee」と叫ぶ姿が一番最初に頭に思い浮ぶかもしれないが、少女時代のファンの構成をみると、女性のファンダム(特定のファンの集まり)も大きな割合を占めている。実際に少女時代のコンサートに行き、女性と男性の割合が5:5である客席を見て驚く人もいる。

少女時代の女性ファンは「女性なのに女性のことが好きだ」という偏見により、いわゆる“一般人コスプレ”をしながらひっそりと影に隠れて活動をしてきた。もちろん、少女時代が好きだと堂々と打ち明けるファンも少なくないが、男性ファンと比べると自信を持って言えないのが事実である。だから用意した。少女時代の女性ファンの本音を聞いてみる時間、いわゆる「女性マニアとの対談」だ。24日午後5時、4thミニアルバム「Mr.Mr.」のリリースを誰よりも喜んだ3人の女性が集まった。

多くのガールズグループのうち、どうして少女時代に女性ファンが特に多いのか、少女時代の本当の魅力は何かについて3人の少女時代マニアの女性に聞いてみた。

【登場人物】
1 釜山(プサン)から上京したSさん(26歳):小学生の時にグループgodを追いかけ、高校生の時はSUPER JUNIORのカンインが好きだったファンダム文化2世代。マニア等級A。

2 安養(アニャン)に住んでいるKさん(26歳):ほぼ全てのアイドルダンスが踊れるダンス好き。高校3年生を「Into The New World」の足蹴りダンスに夢中になって過ごしたSMエンターテインメント(以下SM)マニアの“奴隷”出身。マニア等級B。

3 烏山(オサン)に住んでいるYさん(24歳):ずっとガールズグループが好きだった女性。幼い頃はFin.K.L(ピンクル)が好きで、少女時代も骨の髄まで愛するようになった本物のガールズグループマニア。マニア等級S。

―まず、このように集まってくれてありがとうございます。今回、少女時代がカムバックして誰よりも嬉しいと思います。少女時代ももうデビュー7年目のガールズグループになりましたが、いつから少女時代が好きでしたか?

Sさん:大学に入学する時、特技自慢のネタを悩みながら少女時代に関心を持ち始めました。2008年に入学しましたが、少女時代の「Kissing You」が初々しくて良い感じだと思い、その時から注意深く見て聞くようになりました。本当に好きになったのは1stフルアルバム「Girls' Generation」の時です。あんなにコンセプトが明確で可愛いアルバムのジャケットやグラビアは初めて見ました。メンバーたちはもちろん全員可愛かったし、衣装もメイクも全て素晴らしかったです。「アルバムを本当に買いたい!」と思うようになり、その時から少女時代が好きになりました。

Kさん:実は、私はH.O.T.とS.E.S.から始まったSMマニアです(笑) 「Into The New World」を聞いた瞬間、「あ、これは私のタイプだ!」と一目惚れし、ミュージックビデオやアルバムを全て集め始めました。私と同世代の女性たちの初々しさは、セクシーさを強調する他の女性グループよりも拒否感なく受け入れられました。

Yさん:2010年に少女時代の“レジェンドバラエティ”として挙げられるSBS「親友ノート」の少女時代編を偶然再放送で見ました。その時にたくさん笑えたので、少女時代が出演したバラエティ番組をいくつか探して見始めたら、少女時代が本当に好きになりました。壊れることを恐れずに頑張る姿が本当に可愛かったです。本格的にはまるようになったきっかけは、2011年2月の日本の音楽番組のミュージックステーションで披露した「Run Devil Run」のステージです。その時のテヨンが本当にかっこよくて、ずっとテヨンの部分だけを繰り返して見た覚えがあります。

―少女時代が好きになったきっかけはそれぞれですね。それだけ少女時代のファンになる入り口には色んなルートがあるという意味で、それはつまり少女時代が多様な魅力を持っているグループだという証拠でもあると思います。それでは、少女時代に女性ファンが一番たくさん集まった時期はいつだと思いますか?

Sさん:私は1stフルアルバム「Girls' Generation」のジャケットのバービー人形姿を見て魅了されました。私たちが幼い頃に持って遊んだバービー人形が思い浮かんで思い出が刺激されたし、何よりも人形とメンバーのビジュアルのシンクロ率が本当に素晴らしかったです。男性たちは幼い頃、バービー人形ではなくロボットを持って遊んでいたはずなので、思い出はないでしょう。ジーンズと白いTシャツを着た「Gee」も良かったです。実は、ガールズグループの胸やお尻の露出はあまり見たくありません。カジュアルな衣装もよく似合う少女時代の姿こそが女性たちのロマンを刺激したと思います。

Yさん:実は私はバービー人形姿の写真を見た時、本当に難解なコンセプトだと思いました。私の考えでは、「GENIE」と「The Boys」の時に女性ファンが増えたと思います。実は制服のコンセプトが好きな女性ファンも多いんです。その2曲はきれいな顔、制服、振り付けの三拍子が見事な調和を成していました。また「GENIE」の当時、KBS Joyのバラエティ番組「少女時代のハローベイビー」が放送されてファンが非常にたくさん増えました。今のようにファンの男女比が5:5になったのは「The Boys」の時からだと思います。「Twinkle」「I GOT A BOY」など、活動を再開するたびに新たなファンが大量に生まれました(笑) それなのに、メディアではいつもおじさんファンだけを取り上げるんです!

―落ち着いてください。Yさんが話した通り、マスコミでは少女時代のファンダムをおじさんファンに限定する場合が多いです。実は、同じ女性である私から見ても少女時代といえば、軍人たちが「Gee」と叫ぶ声が真っ先に頭に浮かびます。実際に少女時代のコンサートに行けば、本当に女性ファンも多いのでしょうか?

Yさん:本当に多いんです。少女時代は本当におじさんファンしかいないと思われがちですが、まったく違います。ファンミーティングにも、コンサートにも、地上波の音楽番組にも女性ファンたちが本当にたくさん集まります。ファンではないただの一般人が少女時代のコンサートに来たら、「本当に少女時代のコンサートなの?」「どうして女性がこんなに多いの?」と驚くほどです。中・高校生、女子大生、サラリーマンなど年齢層も幅広いです。コンサートに来てみると分かると思いますが、2011年までは男女の割合が6:4ぐらいでしたが、最近は本当に5:5くらいです。

―あるインターネットコミュニティで少女時代のファンカフェの会員の性別を分析した結果、女性が46%だという驚くべき比率が明らかになりました。数多くいるガールズグループの中で、特に少女時代に女性ファンが多い理由は何だと思いますか?

Kさん:少女時代が“ワナビー(Wannabe)”として果たす役割が一番大きな理由だと思います。着実に一歩ずつ進みながら「Gee」で大きな成功を収め、今はガールズグループのトップに立ってメンバーたちが仲良くその座を守りながら活動を続ける姿を見たら、「私もああやって一生懸命に頑張って、私の分野で、私の仕事で成功しよう」とたくさん考えるようになるんです。

Sさん:女性はきれいな女性に嫉妬するだろうと考える男性が多いですが、実は女性は本当にきれいな女性には憧れたり、好きになります。私もメンバーたちがテレビで着ている服やアクセサリー、お勧めする化粧品に対して関心が高いです。空港ファッションの写真を見ると、「あ!私もあんな服を着てみようかな?」「化粧をあんな風にしてみようかな?」と考えるようになります。以前、ユナがKBS 2TVのバラエティ番組「国民トークショー アンニョンハセヨ」に出演した時につけていたカチューシャを見て、似たものをお店で探してつけてみたこともあります。でも、ため息をついて買わずに帰ったという悲しい思い出が……(笑)

―Kさんは精神面でのワナビーとしての役割、Sさんは外見的な面でのワナビーである少女時代について話しました。Yさんはどう思いますか?

Yさん:デビュー時代、ティファニーがしていたおかっぱのヘアスタイルが女性の間で流行ったことを考えれば、少女時代が容貌面でワナビーであることはもう当たり前の事実のようです。それよりも、ワナビーとして本当に重要な役割は、精神面だと思います。長い時間、練習生として頑張り、仮グループとしてメンバー交代を経験しながら競争まで耐え抜かなければならなかった9人です。2008年の「ドリームコンサート」では“沈黙事件”のような未曾有の事態も経験し、メンタルが強くなったと思います。「Gee」のカムバック直前は、「Dancing Queen」のミュージックビデオまで撮影したのに活動ができなくなったこともありました。これについてジェシカは「準備した全てのこと、その曲に対する期待、自分たちに対する自信、全てを失った」と振り返ったこともあります。また普通、芸能人はある程度の人気を得ると傲慢になったり、調子に乗る“スター病”にかかることもありますが、少女時代は本当に一度もそんな姿を見せたことがないんです。猫を被っているんだと思う人もいるかもしれませんが、彼女たちのファンになってみると彼女たちは常に率直な姿を見せていることが分かります。

―「ステージ上の姿、ステージ以外の姿を通じて見えるマインド、その人の考え方に似たくてマニアになる」という言葉を聞いたことがあります。少女時代がステージの上や裏側でしっかりしながらも意外な魅力を披露する姿を見ると、この言葉にすごく共感します。また、少女時代のデビュー初期と現在の歌を比べて聞いてみると、少女時代は早くからトップの座に上がったにも関わらず、常に努力して今も成長し続けていることが印象的です。

Yさん:特にソヒョンの成長が目覚しいです。ソヒョンの成長を感じたいなら、アニメ「僕の友達、ヘチ」の主題歌やデビュー曲「Into The New World」を聞いてから日本3rdフルアルバム「LOVE&PEACE」に収録されている「Motorcycle」を聞いてみてください。ヒョヨンとユリも実力が本当に大きく伸びました。

―デビュー7年目のガールズグループなのに、メンバー間の変わらないチームワークが目立ちます。少女時代とデビュー同期であるKARAとWonder Girlsは、すでに数人のメンバー交代と脱退を経験したのに、少女時代は最初から今までメンバーが一人も代わらず9人そのままです。まるで姉妹の友愛を見ているようですが、これも女性ファンが多い要素の一つだと思いますか?

Kさん:そうだと思います。放送以外にSNSやステージの外で遊んでいる姿を見ていると私たちと何も変わりません。何でもないことで大きく笑ったりする姿は、大したことではないように見えて実は非常に大切じゃないですか。女性たちには憧れから同感に、そして共感へと向かう女性ファンならではの段階がありますが、その中で少女時代の友愛は同感のカテゴリーに入ると思います。

Yさん:9人の友愛は女性ファンを魅了させる要素でもあり、男女を問わず少女時代から抜け出せなくする要素でもあります。少女時代は本当に9人のメンバー間の相性がとても良いんです。少女時代は今まで“外患”はあっても“内憂”はなかったんです。少女時代は小学校や中学校の時から一緒に練習してきた9人の友達が一緒にデビューし、アイドルの歴史を新たに築いて行っているんです。いつも自分の味方になってくれる8人の友達を作るということは決して簡単なことではないのに、少女時代のメンバー全員はそんな8人の友達をすでに持っています。そんな点までも私たちの憧れです。

Sさん:2人がもう全部話してくれました。女性は大体、3人とか5人の固定メンバーが集まった同性同士のグループを持っています。一緒に誕生日パーティーをしたり、ショッピングをしたり、しばしば会っておしゃべりできるグループのことです。一緒にお金を集めることもあります(笑) そして、そのグループを上手く維持し、仲良く過ごすことを望みます。そんな点で少女時代のメンバーたちがお互いの面倒を見たり仲良くしている姿を見ると、何だか自分たちまで嬉しくなります。私は以前ある放送でティファニーが自分の亡くなった母親の話をしながら、メンバーたちのことを「母親がくれたプレゼント」と話す姿を見て本当に感銘を受けました。

―でも、女性マニアの立場ではお兄さんだけを狙った「Oh!」を聞いて寂しくはなかったのですか?(笑)

Kさん:そうなんです。女性ファンに目を向けてくれなくて寂しかったというより、コンセプト自体がお兄さんやおじさんファンだけを狙ったからです。実際、少女時代の他の曲に比べ、あまり惹かれなかったのも事実です。

Sさん:私も同感します。「Oh!」は音楽のレベルやステージ、実力で勝負をかけたわけではなく、お兄さんという特定対象を狙って彼らを通じて人気を集めようとした点でがっかりしました。

Kさん:でも、歳月が過ぎて聞いてみたら、その曲もただ可愛いと思いました。その曲がリリースされたのが大学の学祭の時期だったので、「Oh!」に合わせてダンスを踊ったこともあります。除隊したばかりの復学生たちがすごく喜んでいた記憶が今でも鮮明に残っています(笑)

Sさん:あんなに可愛い女の子たちが「お兄さん~!」と呼んでいるのに、好きにならない男性なんてどこにもいないでしょう。ただ、それで他の魅力的な要素が隠れてしまったような気がして、それが残念でした。

Yさん:本当です。「いつもおじさんファンが多いと言われるのさえ不愉快なのに、歌の中でもお兄さんの話ばかりしているのか!」と怒ったファンが多かったです(笑)

―しかし、「Oh!」はサウンドが非常によく出来た曲だったので、時間が経って聞いてみたら実は良い曲だったという評価も多かったです。少女時代の歌についてもう少し話をしてみましょう。「The Boys」や「I GOT A BOY」は大衆の好き嫌いが分かれた曲でもあります。ファンの立場ではどうですか?

Yさん:私は大好きです(笑) 「The Boys」が公開された日、私は熱狂しながら聞きました。どうして好き嫌いが分かれたのかよく分かりません。「骨の髄からもともとあなたは格好良かった」のように歌詞がおかしいからでしょうか?それとも、「I GOT A BOY」の話し言葉の歌詞のせい?歌の雰囲気が2~3回ぐらい変わるから?でも、この曲の真価はその何回も変わる曲の雰囲気にあります。歌の後半でジェシカが歌う「いつも私のそばで私の味方になってくれて、耳を傾けてくれるあなた」とソヒョンが歌う「私は今このままで幸せ」の次の部分から、まるで違う曲のようだった部分が全部一つにまとまります。あとは……。

―大丈夫です、落ち着いてください(笑) 「I GOT A BOY」に関するYさんの話は共感できる部分が多いです。ちなみに、「I GOT A BOY」はステージを一緒に見ないと完成されない曲でもあります。少女たちのおしゃべりで始まり、色んなエピソードが続いて、まるでミュージカルを見ているような曲であり、ガールズグループの音楽としては実験的な試みでした。そして、それは少女時代だからこそ可能だった試みでもあります。

Sさん:そうです。私は「I GOT A BOY」のステージを見る前までは、可愛いスカートやホットパンツをはいて、気楽な感じで歌を歌うんだろうと思っていました。それなのに、難解で何回も雰囲気が変わり、しかもメンバーたちがラップまでやったんです!そして、ステージを見て「ああ、少女時代は今の場所に安住して留まろうとしないんだ」と思いました。少しも休まずに頭を振り続けながら振り付けを踊る姿が「本当に頑張っている」という印象を受けました。

Kさん:私もその2曲を最初に聞いた時は「え?」と思いました。2曲とも韓国では好き嫌いがはっきり分かれましたが、海外ではホットな反応を得たという共通点を持っています。最初は曲になかなか慣れなかったのですが、「確かに彼女たちは新たな試みをやり続けるんだ」という印象を受けました。個人的には「The Boys」より「I GOT A BOY」が好きです。歳月がもう少し過ぎたら、時代をリードした曲として挙げられるだろうと思ったほど、構成がよく成された曲です。

―それでは、一番好きな少女時代の曲は何ですか?

Yさん:今まで発表した曲がとても多いので、その中で一曲だけを挙げるのは難しいです。発表曲を韓国と日本に分けて7曲ずつを選んでみると、韓国曲では「Complete」「Into The New World」「I GOT A BOY」「Oscar」「My Child」「Romantic ST.」「Honey」です。そして、日本曲では「Gossip Girls」「LIPS」、それから……。

―あ、そこまでにしましょう(笑) Yさんの少女時代を愛する気持ちは十分に伝わりました。他の人はどうですか?

Kさん:私は「Into The New World」が本当に好きです。初めて少女時代に関心を持つようになったきっかけの曲でもあるし、「君のことを考えるだけで私は強くなれる」って歌詞が本当に素敵じゃないですか(笑) 大変な高校3年生の時、放課後の自習の時間に机を後ろに片付けて、教室で踊った思い出がこもった曲なので、いつ聞いても懐かしい気分になります。今でもたまに聞くと、心臓がドキドキします。

Sさん:私も「Into The New World」が好きです。実は「Into The New World」を昨年、大学院の論文を書きながら再び聞きました。25歳の心理的不安感を持った状態で、少女時代のデビュー当時の決然とした気持ちや希望に満ちた歌詞を聞いて、地下鉄で実際に涙を流したこともあります。ああ、少し恥ずかしい記憶です。

―どうして恥ずかしいのですか?実は今日の対談は、少女時代が好きだという事実を隠しているほとんどの女性マニアたちのために用意した時間です。少女時代が好きだと話して、周りから変な目で見られた経験がありますか?

Sさん:普通、男性はみんな少女時代が好きだけど、女性は嫉妬するものだと思われています。そのため、男性たちと一緒に少女時代の誰が可愛くて、誰が童顔だという話をしていると、最終的に男性が女性の機嫌を窺ってきます。そして、「君も可愛いよ!」とか「君も少女時代のメンバーのように初々しい感じがある」のようなお世辞を言ってきますが、そんな時はこっちも戸惑います。私も少女時代の大ファンなのにファンと打ち明けるのが恥ずかしくて、ようやく勇気を出して「私も少女時代が好きだ」と話したら、気を遣われるようになったうえに変な目で見られます(涙)

Yさん:少女時代が好きだと話したら、大体「女性なのに少女時代が好きなの?」か「あ、そう?少女時代、可愛いよね~僕も好き」という2つの反応に分かれます。でも、前者の方がはるかに多いです。「レズビアンなの?どうして少女時代が好きなの?」という話まで聞いたことがあります。その時は本当に腹が立ちました。あ、同性愛者の悪口を言っているわけではありません。少女時代と女性マニアの関係を偏見に満ちた視線で見ているような点が嫌いなんです。それで、私は2012年以来、ずっと一般人コスプレをしています。もちろん少し仲良くなると、皆気付きますが(笑) 少女時代の女性マニアだと話すと、「レズビアンであるに違いない」「ヘアスタイルがショートカットだろう」「服も男っぽいものを着るんだろう」と思う人がいますが、全く違います。

―そういえば、今日集まった3人のうち2人は実際に彼氏がいると聞きました(笑)

Yさん:そうです。少女時代のファンダムがあまりにも大きいため、様々な人が集まっています。どうか、少女時代の女性マニアだからといって変な目で見ないでください。それは少女時代のファンたちは全員おじさんファンだと思われることの次に、女性マニアを悲しませる言葉です。少女時代の女性マニアたちは世界中にいます。みんな一般人コスプレをしているだけです。

Kさん:私は少女時代のファンであることを隠したことはありません。常に少女時代の歌を歌ったり、振り付けを踊ったりしていたので、周りの人たちはそんな私を不思議に思っていたような気はします。それに、あえてファンであることをそんなに強く主張する女性ファンはあまりいないでしょう(笑)

―Kさんの話を聞いていると、実は無意識の内にある「少女時代が好きな私のことを周りから変な目で見られたらどうしよう」という心配が、女性マニアであることを隠すようにしている原因のような気もします。いっそのこと、Kさんのように自信を持って表すのも良い方法だと思います。もう少し話を聞きたいのですが、今回はこの辺で終わりにしましょう。最後に少女時代に対して言いたいことはありますか?

Kさん:今後も健康に気をつけて活動を続けてください。そして、どうか今回の活動を1ヶ月で終わらせないで、長く活動してください。

Sさん:この間、あるインタビューで「いつまでも、私たちだけでも永遠に少女時代のままでいたい」と話していた言葉を思い出しました。私は少女時代のメンバーでもなくただのファンなのに、その言葉にすごく共感しました。歳月が流れ、時代は変わっても、いつも少女時代というその気持ちがあれば、何でも上手くやれると思います。一緒に年を重ねていく立場で、デビューの頃から今までいつも勇気をもらって、応援しています。お姉さんたち……愛しています。

―Sさんは26歳ですから、少女時代の7人と同い年です。だから、お姉さんじゃないのでは?

Sさん:憧れているから、お姉さんなんです。

―分かりました。Yさんが少女時代に話したいことは何ですか?

Yさん:変わらずにいつも今と同じ姿でいてほしいです。少女時代は精神力が強くて、賢くて、全員がプロフェッショナルであることをよく分かっています。そして、ファンたちがどんなことを考えているのか、どんな気持ちを持っているのかも、皆インターネットを通じてよく分かっているということも知っています。だから、少女時代の未来については別に心配していません。メンバー全員が本当に上手くやっていけるだろうと信じています。彼女たちが動揺せずに今のトップを守れるように、私たちも今まで以上にもっと頑張る女性マニアになるので、少女時代ももっと熱心に頑張って活動してください!今は少女時代!

―お疲れ様です。本当に最後に「Mr.Mr.」に関する評価を一言でお願いします!

Yさん:サウンド、メロディー、音色、ハーモニー、どれ一つを取っても完璧な曲です。これがまさに少女時代のレベルです。

Kさん:えーと……実は私は音楽だけを聞いた限り、まだ何が何だかよく分かりません。予告映像で見せてくれたセクシーなコンセプトと上手く合うかどうかは分かりませんが、「I GOT A BOY」ほどの新鮮さはない気がします。収録曲の「Goodbye」「Europa」「Back Hug」などの方がもっと好きです。前作のように、少女時代がステージの上でこの曲をどれだけ活かしてくれるのかがカギになると思います。

Sさん:リフレイン(繰り返す部分)が本当に印象的です。早くミュージックビデオとステージが見たいですね。衣装やヘアスタイルも期待しています。

記者 : パク・スジョン、写真 : Mnet「少女、学校へ行く」放送画面、KBS Joy「少女時代のハローベイビー」放送画面、SMエンターテインメント、翻訳 : ナ・ウンジョン