「官能の法則」イ・ジェユン“オム・ジョンファ先輩と人生初のベッドシーン、綿密に全て計算した”

OSEN |

写真=クァク・ヨンレ
映画「官能の法則」でゴールドミス(高い学歴と社会的地位、経済的余裕まで持っている30~40代の未婚女性)のシネ役を演じる女優オム・ジョンファは、自身のパートナー役である俳優イ・ジェユンについて次のように評価した。「一見強い男性のように見えるが、彼の中にはもう1人の子供が存在する」と。悪くも優しくも見える顔で、真面目でありながらもお茶目な気質があるという。

気温が上がり、暖かさすら感じられるある日、鍾路(チョンロ)区にあるカフェでイ・ジェユンに会うと、オム・ジョンファの評価がある程度理解できた。目が合い挨拶をする時は、大きな体と角ばった顔がカリスマを発していたが、これが最後のインタビューだとしながらにっこりと笑う彼の顔からは、優しさと茶目っ気を同時に感じることが出来た。また、インタビューの間、終始真面目に答えながらも冗談を飛ばし、反応を窺う姿からも同じだった。

オム・ジョンファが本人をこのように評価したとしながら「官能の法則」の相手役に推薦したことを話すと、ギブアンドテイクのようにイ・ジェユンもまたオム・ジョンファに対する賞賛を惜しまなかった。自ら先に近づいてきてくれてとてもやり易かったとする彼は、一緒に演技をしながら「さすがオム・ジョンファ」と感じたという。

「最初は少し難しかったのですが、心を開いて近付いてきてくれたので有難かったです。本当にたくさんアドバイスをしてくれて、細かな表情までアドバイスしてくださいました。視線についても一つ一つアドバイスしていただいたので、良い結果を出すことができました。私自身、共感することのできるアドバイスが多かったです。些細なことですが、雰囲気を変えるコツを教えてくださって、さすがオム・ジョンファ先輩は違うな、ただみんなが『オム・ジョンファはすごい』と言うわけではないなと思いました」

彼にとって「官能の法則」は新たな勉強の場だった。パートナーであり、先輩俳優のオム・ジョンファを通じてたくさんのことを学んだ彼は、今回の映画を通じても新しい経験をたくさんしながら自身の幅を広げることが出来た。チョ・ミンス、ムン・ソリ、オム・ジョンファなどと共演したことはもちろん、彼は今回の作品を通じて初めてベッドシーンを経験した。俳優として一生あたらない場合もある演技だが、彼はこの演技を通じて繊細な部分まで計算する方法を学んだ。

「ベッドシーンは初体験でした。これは演技だから、些細なことまで全て計算しなければなりませんでした。リアルに見せる必要があり、カメラの前で演技をしているため、そのアングルの中で私が出来ることを全て見せなければならず、計算が必要でした。服を脱ぐ時、自分はどこから脱ぎ、相手のどこから脱がせるのか、こういうことを監督やオム・ジョンファ先輩と相談しました。裏話を紹介しましょうか?腕時計をはめていましたが、急いでいる時に腕時計を外す余裕はないだろうと思い時計ははめたままで、それでも靴下は脱ぐだろうと思って靴下は脱ぎました(笑)」

作品をする度に得ることが多いとする彼を見ながら、ふと彼がこれから出会う作品が気になった。果たしてイ・ジェユンはこれからどんな作品と出会い、どこまで成長するのだろうか。良い作品でまた会いたいと伝えると、彼もまた今度はどのような作品が自分を待っているのかドキドキすると話した。

「配役に対する欲が多く、まだ若いので全てやってみたいです。欲が出ます。今年、どのような作品が私を待っているのかドキドキします。私は信頼を与える俳優になりたいです。最近、チェ・ミンシク先輩が前面に出た映画『バトル・オーシャン/海上決戦』のポスターを見て『うわ、これは見てみたい』と思いました。チェ・ミンシク先輩が出演するからです。私もそのような俳優になりたいです。『あの人の出演作をもう一度見たい』と思われる俳優です。今回の『官能の法則』を通じて、そう思われるようになったと言えるでしょうね(笑)」

記者 : キム・ギョンジュ