入隊前の芸能人の突破口となるか…芸能兵士の次はソウル警察広報団?

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写真=マイデイリー DB
ソウル警察広報団が入隊していない芸能人たちの突破口となっている。

実際に韓国の芸能人たちがソウル警察広報団で兵役の義務を果たすことは、昔から行われてきたことである。現在服務中のイ・ジェフンをはじめ、ホルラギ演劇団時代からチョ・スンウ、リュ・スヨンなど、数多くの芸能人たちが国防の義務を果たすためにソウル警察広報団を選んできた。

特に俳優は、広報支援隊員(以下「芸能兵士」)よりもソウル警察広報団を選ぶことが多かった。ホルラギ演劇団と呼ばれた時代から俳優たちの特技である演技を軍生活に生かすことができたからだ。

昔から国防部傘下の国防広報院の芸能兵士が存在していたが、芸能兵士の特性上、俳優ではなく公演をが可能な歌手やMCを選抜することが多く、ソウル警察広報団を好む俳優たちが多かった。

それだけではなく、芸能兵士が職務怠慢の問題で議論の的になった当時も、ホルラギ演劇団は議論になることはなく良いイメージを維持してきたということも、芸能人たちの好感を得る要因となった。

しかし、芸能兵士制度が昨年を最後に廃止となったことで、ソウル警察広報団は現役兵との判定を受けた芸能人たちの唯一の突破口となっている。プレゼンスの向上によって志願者が増えたからだろうか? 有名芸能人の選抜も著しく増えた。

特に18日に発表された47次ソウル警察広報団のオーディション最終選考者リストには、俳優ユ・アインとチェ・ジニョク、SUPER JUNIOR ソンミン、超新星のソンジェの名前が挙がった。8人の合格者のうち4人が芸能人である。もちろん今後、面接や身体検査などが残っているものの、今回のように多くの人員が一度に抜擢されるのは珍しいことだ。

事実、ソウル警察広報団の選抜過程はホルラギ演劇団の時代から厳しいことで有名である。芸能兵士のように多くの人数を選抜するわけではないため、志願者も多くなかった。実際に芸能兵士制度が廃止となった直後の昨年11月に募集した46期では、芸能人が自粛していたせいか、有名芸能人の名前を見つけることはできなかった。

これに関してある芸能事務所の関係者は「芸能兵士制度が廃止となり、多くの芸能人たちがソウル警察広報団の志願を計画している。自身の特技を活かして兵役の義務を果たせるという点など、今後多くの芸能人が志願すると考えられる」と伝えた。

ソウル警察広報団によって芸能人たちが自身の特技を生かして軍生活ができるという点は喜ぶべきことだ。しかし、芸能兵士制度が施行初期とは異なり芸能事務所の過度な介入と職務怠慢で議論の的になって廃止となったことを考えると、明確な選抜規定とともに職務怠慢と関連した議論を未然に防がなければならない。

記者 : キム・ギョンミン