“要注目の有望株”Nine Muses ヒョンア、隠れた魅力的なボーカル
10asia |
多くの人々がスターになることを夢見る。しかし、未来のスターになる原石を見つけることは非常に難しいことだ。ある人は絶好のチャンスを手に入れてスターになり、ある人は自らの才能を披露することもできないまま涙を流して諦めたりする。スターになる道には正解がない。しかし、人一倍の努力と才能が必要だ。10asiaは毎週、まだ自分の花を開花させていない有望株のアイドルグループや歌手を選定し、彼らの強みと物足りない点を掘り下げてみる。
長いストレートの黒髪を片方の耳にかけたヘアスタイル、シャープなアゴのライン、じっとしていてもカリスマ性が感じられる目つきまで。Nine Musesの“セクシー”を担当しているメンバーのヒョンアは、Nine Musesでまだちゃんと注目されていないメンバーの一人である。リーダーのセラが先頭に立ってNine Musesの本当の実力を知らせる役割を果たしているとすれば、ヒョンアはその後ろで実力を証明するパートを担当し、Nine Musesのボーカルラインの主軸として活躍している。ヒョンアは2010年10月、「Ladies」の活動の時からNine Musesのメンバーとして活動してきた。ヒョンアのNine Musesへの合流は、グループの平均的な実力を向上させる効果をもたらした。特に、ボーカルラインの中心にいるセラとヘミは洗練されながらも女性らしい声を持っているが、ヒョンアは比較的ハスキーな声でバランスを取っている。その後、キョンリの合流によりNine Musesは堅固なボーカルラインを構築し、ヒョンアが持つ洗練されたハスキーボイスの役割はより一層重要になっている。ボーカルの中でヒョンアが担当するパートは最も少ないが、効果的なアドリブや高音のクライマックスなどを担当し、Nine Musesで欠かせないメンバーとして役割をしっかりと果たしている。
実はヒョンアは、デビュー前からボーカルとしての実力を認められていた。ヒョンアは2009年にエレクトロニックグループHouse Rulezの客員ボーカルとして活動している。当時ユン・ジアという名前で活動をしていたヒョンアは、House Rulezと一緒にKBS 2TV「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に出演したこともある。また、今年の10月にもHouse Rulezがリリースしたニューアルバム「After Reset」の「This song is for you」にフィーチャリングとして参加した。
注目ポイント:“内柔外剛”の魅力
ヒョンアのまた違う魅力は、見た目と違う(?)温かくて気さくな性格である。歌手ユンナがDJを務めているMBCラジオ「ユンナの星が輝く夜に」では、セラと一緒に2年間レギュラーを務めながら方言の演技を披露して、気さくな性格や話術を披露した。メンバーたちによると、ヒョンアは女性お笑いタレントのイ・ヨンジャのような穏やかな話し方をする母親のような存在だという。一見冷たそうに見える容姿だが、実はNine Musesのか弱い女性である。残念ポイント:パートが少ない!
ヒョンアの最も残念な点は、他のボーカルのメンバーに比べて担当するパートが非常に少ないということだ。今回の新曲「Glue」でも「同じくバカだよ! 相変わらずだ」「静かに頭の中で大人しくしていたのに、涙でまた現れる」というたった2つのパートしか担当していない。他のメンバーたちも2~3つのパートを担当しているが、ヒョンアの場合、2節目が終わったクライマックスで登場するため、より存在感が薄く感じられる。しかし、最も高音のパートをこなして、インパクトのあるクローズアップだけは確実に手に入れた。潜在力ポイント:Nine Musesそのもの
Nine Musesはデビュー4年目にしてようやく1stフルアルバムをリリースするほど、遅い歩みを見せている。しかし確かなことは、彼女たちが今自分たちの人生のグラフにおいて上昇を記録しているということだ。一つずつ着実に積み上げているNine Musesが潜在力を爆発させた時、ヒョンアの実力と共に起こす相乗効果に期待できる。記者 : パク・スジョン、写真 : スター帝国、MBC、MBC every1、Mnet、翻訳 : ナ・ウンジョン