GUMMY「初めての事務所移籍…緊張もあるけど、何でも上手くいく気がする」

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(C) C-JeS Entertainment

2003年、1stアルバム『Like Them』を発表し、韓国のソウル~R&Bシーンを切り拓いてきた女性ソロ・シンガーのGUMMY(コミ)。その圧倒的な歌唱力と気さくな人柄から年齢性別を問わず愛される彼女は数多くのドラマOSTに参加してきたことでも知られる。その代表曲の一つがチョ・インソン主演「その冬、風が吹く」の挿入歌「雪の華」だ。
2011年にミニ・アルバム『Loveless』で待望の日本デビューを果たし、今年4月には同じくミニ・アルバム『FATE(s)』をリリースした彼女がこの秋、JYJの所属するC-JeSエンターテインメントに移籍。新たな活動を開始する彼女に話を聞いた。

―これまでの日本での活動を振り返ってみて感想をお聞かせください。

GUMMY:まだ新人ですよね。いつも思うんですが、私はまだ日本語が上手ではないので、日本で活動する時は本当に緊張します。でも、ファンやスタッフの皆さんが会う度に優しくしてくれるので、じっくりと活動することができました。

―日本デビューからちょうど2年が経ちましたね?

GUMMY:はい。でも、継続的に活動してきたわけではなく、リリースやイベントのたびに活動していたので、実質的な活動期間は短いですよね。

―日本での活動で思い出深い出来事はありますか?

GUMMY:私を見て、「あっ、GUMMYだ」と気づいてくれたり、私の音楽について良く知っていて下さる方を見ると、嬉しかったです。

―ファンからの反応が直接伝わってきたんですね?

GUMMY:はい! ファンの方が心の底から私の音楽を愛してくださっているんだと分かった時が一番嬉しかったです。

―日本のファンにお勧めする曲は何でしょうか?

GUMMY:まずは『FATE(s)』の「信じてる…」をお勧めします。彼が傍にいるのに寂しい感じを覚える女性の気持ちを表現した曲です。私は男性より同性のファンが多いので、特に女性の方に気に入ってもらえるんじゃないでしょうか。このアルバムは日本のプロデューサーの方(Jeff Miyahara氏) と一緒に作った初めての作品なので、以前のアルバム以上に、日本のファンの方に共感してもらえると思います。また、同じアルバムの中にBIG BANGのD-LITE君とデュエットした「親愛なる君へ」という曲があるんですが、これは私が作曲しました。彼の歌声と私の歌声がよく合わさり、いい曲になったと思います。そして、韓国のドラマ「その冬、風が吹く」が最近、日本でも人気があると聞いているので、その挿入歌「雪の華」もお勧めです。機会があれば、この曲も日本語で歌いたいと思っています。

―ドラマはご覧になりましたか?

GUMMY:はい!

―想い出に残っているシーンを教えてください。

GUMMY:主人公を演じるチョ・インソンさんとソン・ヘギョさんのお二人が出演したシーンは全て良かったんですが、一つを選ぶなら、二人が綿あめを食べるシーンが一番印象的でした。

―GUMMYさんご自身は綿あめ、お好きですか?

GUMMY:甘いものは好きなんですが、ダイエットのために、食べないようにしています(笑)

―ご自分の歌と映像が最もマッチしていたと思う場面はどこでしょう?

GUMMY:それもやっぱり、綿あめのシーンです。それと、チョ・インソンさんがソン・ヘギョさんにスキー場でバックハグするシーンも良かったですね。

―主演俳優の方からはどんな感想がありましたか?

GUMMY:直接お話することはなかったんですが、ソン・ヘギョさんは「ヒロインの感情を上手に表現してくれてありがとう」と言ってくれています。ドラマの打ち上げパーティーにもご招待いただいたんですが、日本での活動があったので、参加できず残念でした。でも、「いつかお会いしましょう」とお互いに約束しています。

―11月30日には東京国際フォーラムAで「その冬、風が吹く PREMIUM LIVE SHOW」が行われます。GUMMYさんも出演しますが、どのようなステージを披露する予定ですか?

GUMMY:まずはドラマの曲を歌って、日本で発表したオリジナル曲も何曲か歌いたいと思っています。

―イベントにはチョ・インソンさんも参加しますね。

GUMMY:まだお会いしたことがないのですが、実は私も彼のファンなので楽しみにしています(笑)

―チョ・インソンさんの主演作で好きな作品を教えてください。

GUMMY:ドラマでは「バリでの出来事」ですね。でも、ドラマより映画をよく見るので、『卑劣な街』が一番好きです。


「初めての事務所移籍…これから何でも上手くいく気がする」

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―ところで、この秋、事務所を移籍されましたが、新たな決意をお聞かせください。

GUMMY:デビューからずっと同じ事務所だったので、事務所を移籍するのは初めてなんです。そのため、緊張もありますが、事務所の皆さんがいつも優しくしてくれて幸せを感じています。今は、これから何でも上手くいくんじゃないかなと思っています。特にやりたいのは単独コンサート。もちろん、韓国だけじゃなく日本でもやりたいですね。小さい会場でファンの皆さんと触れ合いながら! 広い会場もいいんですが、小さな会場から始めて、どんどん、大きなところでやれたらなって。

―今年4~6月には日本各地のクラブを周ってライブをしていましたね。

GUMMY:クラブも楽しくていいんですが、踊らなきゃいけない雰囲気がありますよね。それより、アコースティックな雰囲気のコンサートがしたいです。

―11月に開催された「KIM JAE JOONG 1st ALBUM ASIA TOUR IN SEOUL」にもサプライズゲストとして出演し、ジェジュンさんとのデュエットに会場が沸きました。感想をお聞かせください。

GUMMY:ジェジュン君とはもともと仲がいいですし、私もジェジュン君のファン。一緒に出来て、本当に楽しかったです。彼が「同じ事務所で一緒の家族になれて嬉しい」と話してくれたので、感動で心が温かくなりました。

―ファンの反応はいかがでした?

GUMMY:私は女性だし、観客の皆さんはジェジュン君の女性ファンなので少し心配しましたが、全然、関係なかったようです。私がステージに立った時、皆さんの歓声がすごく多くて、びっくりしました。

―ジェジュンさんとはいつ頃から仲がいいんですか?

GUMMY:デビュー当時からです。私が数ヶ月先輩なだけで、デビュー時期はほぼ一緒ですから。

―ジェジュンさんの歌の中で好きな曲は何でしょう?

GUMMY:新しいアルバムは全部! 中でも「Butterfly」が一番好きです。

―彼の曲をカラオケで歌ったりすることもあるんですか?

GUMMY:練習します(笑)!

―お互いにどう呼び合うんですか?

GUMMY:私は「ジェジュン君」で、彼は「お姉ちゃん」って。韓国語では「ジェジュンア」「ヌナ」です。


「JYJとはお互いにファン…コラボレーションもしていきたい」

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―今後、JYJさんとのコラボ曲も期待されますが、リリースの予定はありますか?

GUMMY:お互いにファンですし、今は同じ家族なので、いつでも出来ます。JYJと一緒に歌うのもいいですし、メンバーそれぞれともコラボレーションしたいですね。いつでも、その準備は出来ています。

―年末はどのような計画を予定していますか?

GUMMY:11月15日に新曲「Only One」が発表されました。日本でも有名なDJ、BIG BROTHERとのプロジェクト・シングルです。12月は(男性ソロ歌手の) フィソン君とデュエットで全国コンサートをする予定です。

―フィソンさんとのお二人の公演は初めてですよね?

GUMMY:はい、そうです。フィソン君も含めた多くの歌手での合同公演はありましたが、二人きりでは初めて。楽しみにしてください。

―GUMMYさんとフィソンさんが韓国のソウル~R&Bシーンをより本格的なものに変化させました。そのお二人が一緒となれば、歴史的なライブになりそうです。

GUMMY:ありがとうございます。そう仰っていただけると、嬉しいです。

―日本での予定もお聞かせください。

GUMMY:呼んでいただけたら、いつでも来ます(笑) 是非、呼んで下さい! まだ具体的に決まっていることはありませんが、日本でも積極的に活動していきます!


日本語はまだまだと謙遜するGUMMYだが、この日のインタビューは全て日本語で行われたもの。彼女の日本での更なる活躍が楽しみだ。

ライター:きむ・たく

記者 : Kstyle編集部