“プロポフォール違法投薬”紆余曲折の多かった女優3人の8ヶ月間の公判記録

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写真=マイデイリー DB
長かっただけに紆余曲折の多かった8ヶ月間の公判の結果、女優3人には執行猶予が言い渡された。

本日(25日)午後2時、ソウル瑞草(ソチョ)区ソウル中央地方裁判所では刑事9単独ソン・スジェ裁判官の審理で、麻薬類の管理に関する法律違反の疑いで不拘束起訴されたパク・シヨン(34)、イ・スンヨン(45)、チャン・ミイネ(29)に対し、懲役8ヶ月、執行猶予2年を言い渡した。

公判で裁判所は「6年間チャン・ミイネはプロポフォールを410回、イ・スンヨンは320回、パク・シヨンは4年間約400回を投薬した。被告人たちの投薬回数と回数、頻度は頻繁に美容の施術する芸能人の特性を考慮しても通常的な水準と見ることはできない。また被告人たちは同日他の病院で同様の施術を受けたことが明らかになった。公判の過程で提起された医者たちの陳述によって同日同様の施術を受けるのは一般的なことではないことが分かった。従って被告人たちの投薬は施術を口実に医療目的以外の目的で投薬したと判断できる」と説明した。

公判の結果に対して女優たちは7日以内に控訴を提起することができるが、今回の宣告によって3月25日から約8ヶ月間行われてきた女優3人のプロポフォール違法投薬に対する公判は一段落した。

「治療の目的でプロポフォールを投薬しただけで、中毒性や依存性はなかった」と主張する女優3人側と「投薬期間、回数、頻度から見て、中毒性を疑わざるを得ない」という検察側の対立は8ヶ月間続いた。

この日の宣告公判まで25人の証人が出頭した16回の公判が行われる間、女優3人側は「プロポフォールの投薬は美容の施術の過程で医者の処方に従って行われ、治療の目的以外には追加投薬を求めたことはない」と検察側が主張する違法・常習投薬の事実を否定した。
一方、検察側は捜査の過程で出た女優たちの陳述内容と診療の記録など、約440の証拠を提出し、プロポフォール違法投薬を証明するのに努めた。

その過程で女優たちは出演中の番組から降板し、パク・シヨンは第2子を出産した。

そして10月28日に行われた結審公判で女優3人は涙で善処と潔白を訴えた。チャン・ミイネは「社会的に物議を起こして申し訳ない。ですが、私の女優生活のために運動と食事制限だけでは不足している部分のために施術を受けたもので、社会的に問題になるとは思いませんでした。今後何もできなくなるかもしれませんが、善処していただけるなら一生懸命生きて行きます」と最終陳述した。

イ・スンヨンも涙をこぼしながら「公判過程を経て、いろいろ考えました。芸能人として長い間暮らす中で、常識と非常識について、私がどれだけ井の中の蛙のように生きてきたかを今回知りました。私は芸能人としていつも順調だったわけではありません。長い時間仕事ができなかったこともあるし、再び仕事をするということがいかに難しいかも知っている。プロポフォールが違法だということを知っていたら、自分がもっと長く眠るためだけに投与する理由はありませんでした。世の中の人々の目に、私が麻薬中毒者のように映るのが悲しいです。他の人に良い影響を与えることができる人間として生きていけるよう、善処してください」と裁判所に要請した。

最後にパク・シヨンも「2007年以降、いくつもの事故を経験し、大きな手術も受けて、痛みを治療するために受けた施術がこのように大きな問題になるだろうとは思いませんでした。物議をかもした点については深くお詫び申し上げます。今まで生きて一度も他人に被害を与えたことはありませんでした。正しく生きてきたし、これからも正しく生きていける機会がほしいです」と最終陳述を終えた。

しかし検察側は「被告人らの投薬期間、回数、頻度から見て、問題を軽く見ることはできない。また裁判の過程で供述を翻した点などから、反省しておらず罪質が悪い」とし、チャン・ミイネに懲役10ヶ月、イ・スンヨンとパク・シヨンにそれぞれ懲役8ヶ月など、実刑を求刑した。

記者 : イ・スンギル