【ファンインタビュー】JYJ ジェジュン 彼の全てが好きになる ― 横浜スタジアム公演

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ジェジュン初の本格的な来日単独コンサートとなった「2013 KIM JAE JOONG 1ST ALBUM ASIA TOUR CONCERT IN JAPAN」(11月15、16 日)の二日目、会場の横浜スタジアム周辺にはグッズを買い終え、開演までのひと時をくつろぐファンで溢れていた。ライブ開始直前、期待高まるファン(以下、基本的に女性ファン)のジェジュンへの声を集めた。
 

ジェジュンへの愛の原点は歌

公演中、客席では「セクシー」「エロ格好いい」という言葉が何度も飛び交い、白く均整のとれたボディに視線が集中したとはいえ、彼はK-POP界を代表するシンガー。ファンの心を最初に捕えたのは彼の美しい歌声だ。

仙台から訪れた60代女性は「ジェジュンの魅力は声。私はいつも声から入るので、東方神起の中でも彼の声が一番好きでした」ときっぱり。ファン歴6年目という埼玉県の高校生は「東方神起を初めて聴いた時、ジェジュンの歌うサビに聴き惚れちゃって。気付けば、顔もイケメンだった!」と明かす。

歌、ルックスから入り、彼に愛されているのを実感し、彼の全てが好きになる ―― そんなファンが圧倒的に多い。

神奈川在住の60代姉妹は「ジェジュンを見た時に、こんなに歌が上手な子が世の中にいるんだと知ってびっくり。しかも、こんなに綺麗だからまたびっくりしました。そして、自分で凄いことを言っておきながら、すぐに自分で照れちゃう……そんな可愛いところと格好いいところのギャップもいい。自分を飾らないし、素の部分を出して、正直なところもね。今までこれほど応援するアーティストはおらず、自分の人生が変わっちゃったっていうくらい。もっと前に出会ってたら、と思う反面、今の年代だからかいいのかも、とも思います。セクシーに迫られても、私たちの年代になると可愛く見えちゃうし、子供を見守るような感じです」と声を揃える。

愛知県から来た高校生二人組は「今日はまず歌声を聴きたいし、パフォーマンスも楽しみ! 彼の魅力は歌に気持ちが籠っていて、感情の全てが伝わってくるところとファン思いなところ。イケメンだし、ヤバイよね」と頷き合い、青森県の20代二人組も「彼の魅力は顔、スタイル、色気、そして全部。でも、最終的には歌です!」とコメント。そして「東方神起が好きになったのもジェジュンがきっかけ。私はロックが好きなので、彼がロックを歌うようになって、もっと惹かれるようになりました。今は『Butterfly』や『Mine』を毎日10回以上聴いています」と語る神奈川県の大学生のように、ジェジュンがロック・ミュージシャンに飛躍したことで思いが一層強まったと言う人もいる。

彼に魅了されるのは女性だけではない。
「男性なのにすごくセクシー。ロックなところもあるけど、可愛い一面もあって、そのギャップが魅力です。そして、歌もすごく上手いので、男から見てもすごく憧れます」
こう語るのは幸運にも初日のライブでカメラ越しにジェジュンと会話し、二日目はロックテイストなファッションで参加した千葉県の20代男性。彼がカメラクルーにピックアップされたきっかけは“ふなっしー”だった。
「Twitterでジェジュンさんがいきなり“ふなっしー”のことをつぶやいたんですね。それで“ふなっしー”を持っていったら、気付いてもらえるんじゃないかと思い、ゲームセンターのクレーンゲームで2000円かけてゲットしました。実際、これを掲げて振っていたら、カメラマンさんが気付いてくれて。昨日のライブは全部が良かったんで、ますます好きになっちゃいました」

Twitterに加え、ライブ中も“ふなっしー”言葉が飛び出したジェジュン。会場にはそのグッズを身に付ける人も目立った。

 

ドレスコードを合わせたら、もっと繋がれる!

6月に開催された横浜でのファンミーティングでROCKというドレスコードを伝えたジェジュンが今回、設定したのはSM (サディスティック&マゾヒスティック)。「SMと言われても、そこまでは無理かなって(笑)」(長野県40代)と戸惑う人もいたが、「屋外のライブでも寒さなんて気にならない」と個性的なファッションで参戦する人も多かった。

「今日のコンセプトはMナース、聴診器も持ってきています。寒さは大丈夫です。彼が歌っているのを見れば、自然に熱くなりますから。自分の殻を破ってほしいという気持ちを込めてこのコンセプトを選んだそうなので、私も思いきってこの服装に! 思いきったら、どんな格好だってできちゃいます!」(神奈川県大学生)

愛知県の高校生二人組も負けていない。
「SMのドレスコードに合わせて、中は半袖。ライブが始まったら、すぐ上着を脱ぎます! 若さでは負けません! ジェジュンにも見てもらわないと!」

「ドレスコードを揃えると、ジェジュンと繋がっている感じがします」と語るのは高知県の高校生と東京の専門学校生の二人組。共に網タイツでSを演出するが、高校生は「ジェジュンの言いなりになりたい」と願いからM風に十字架をつけ「ジェジュンのペット」をコンセプトに据えた。

「ジェジュンは性格も顔も体も心も一番。初日も見ましたが、神秘的すぎて、眩しくて、ヤバイくらい。光っちゃって、見えないし、直視したら目がつぶれそう。昨日、ジェジュンから手拍子と掛け声を習ったので、今日は彼に楽しんでもらうために、復習を完璧にしてきて、私たちのパワーを出し切ります! ジェジュンは見た目、Sだけど中身はM 。だから相手の女性はSがいいのかなって思うけど、SでもMでも全員、愛してくれます。ジェジュンを見たら、寒さなんて感じません!」

会場には親子連れも目立ち、中にはドレスコードに合わせて長野県から参戦した母娘の姿も!
「親子の会話はほぼJYJとジェジュン。毎日が楽しいですよ。この子(中学生)はもの心ついた時には一緒にハマってたので、ジェジュンの歌声で育ちました。彼は、歌声はもちろんですが、性格もいいし、お友達も多いって聞くし、本当にいい人なんだろうなと感じます。今日はファッションにかなり拘って、いつもははかない網タイツを二人で特別に。主人ですか? 今日は主人にここまで送ってもらいました」(30代母)。

他にも「ジェジュンのハートを逮捕したい!」と、手錠型のネックレスを身に付けるなど、それぞれが思い思いのSMファッションを楽しんでいた。

 

ジェジュンは私たちの活力源

ライブだけがジェジュンを感じる時ではない。日々の生活の中でみんながジェジュンの歌に勇気とパワーをもらっている。
「彼の歌声を聴くと安心するので、元気がない時はいつもジェジュンの歌をききます」(大学生)。「明日も英語の試験があるんですが、今日でリフレッシュして、明日全力で頑張ろうかなって。就活前最後の試験なので、本気でいかないと駄目なのに、二日連続で参加しています」(大学生)。「大学受験に合格したので、自分へのご褒美として来ました。ジェジュンのコンサートが決まった時に、この日のために絶対合格しなきゃって受験勉強を必死にしました。だから、今回のコンサートはジェジュンからの合格のお祝いです!」(高校生)。

そして、福島の女性からは「東北にも来てほしい」とのメッセージが! 是非、東北にもジェジュンのパワーを、と願う。

今回、話を伺った多くはファン歴6~7年目というベテランの方々。同時にジェジュンを好きになってからまだ数ヶ月という親子(長野県)のような方もいて、「ジェジュンさんは私にとって神様みたいな人」と語る高校生の娘さんによれば「クラスに知っている人はいても、ファンはまだまだ」なのだとか。今後、ジェジュンがもっと幅広く活躍し、より大きなファンの広がりが生まれたら、と思う。

【REPORT】JYJ ジェジュン、神々しい存在感を放ち6万人を魅了“皆さん、僕から離れないで!”

ライター:きむ・たく

記者 : Kstyle編集部