KBS、出演者の安全管理を疎かにし3年間で67人が負傷

TVREPORT |

写真=KBS
韓国放送公社(KBS)が出演者の安全管理を疎かにし、過去3年間で負傷者が続出したという主張が提起された。

23日、国会の未来創造科学放送通信委員のイ・サンミン議員(民主党)がKBS側から提出された資料によると、2011年から2013年7月までKBSの番組の撮影中に発生した負傷者および病気による患者は合計67人、被害損失額は3億863万ウォンであることが分かった。

「広開土太王」「近肖古王」などの時代劇で落馬および骨折、セット場での事故が多く、「出発!ドリームチーム」および身体活動に関する番組でも負傷者が続出した。「パク・ヨンソクのアンナプルナ」ではパク・ヨンソクの失踪によるショックでPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状が出るなど、撮影による精神的ストレスも現れた。

イ・サンミン議員は「彼らに対する補償は労災保険を通じて行われるが、事故が発生しないように事前に安全装置や施設の整備を徹底的に行い、出演陣に対する安全教育および注意事項の告知を十分に行う必要がある」と指摘した。

また落馬のような負傷が引き続き発生している時代劇の撮影については「出演陣の安全に関するガイドラインを設けて撮影施設に反映し、十分な事前教育も必要だ」と付け加えた。

PTSDなどに関しては、「十分な休息と治療で細心な配慮をしなければならないし、精神的なリスクのある撮影の場合は事前に精神科検診を行い、十分な相談を受けさせるようにしなければならない」と強調した。

記者 : イ・ウイン