「野王」イ・ヒミョン作家、作家協会を相手に民事訴訟を提起

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写真=SBS
SBSドラマ「野王」のイ・ヒミョン作家が韓国放送作家協会(以下、協会)を相手に民事訴訟を提起した。

「野王」の制作会社ベルディメディア側は21日、イ・ヒミョン作家が15日ソウル南部地方裁判所で、協会を相手に除名処分無効確認及び慰謝料5千万ウォン(約462万円)を請求する民事訴訟を提起したと明かした。

これは、協会が先月6日にイ・ヒミョン作家に、「野王」の脚本がチェ・ラン作家のシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)及び台本を盗作したと判断し下した除名処分に対する対応である。

イ・ヒミョン作家は「野王」の制作会社ベルディメディアの法務チーム所属の社内弁護人から諮問を受け、訴訟手続きを委任し、訴訟を起こしていると知られている。

法務チームの関係者は「『野王』は漫画家パク・イングォンの漫画が原作で、企画段階で最初に頼んだチェ・ラン作家の脚本の完成度の不十分さが理由で放送編成不可となり契約を解除し、イ・ヒミョン作家に交代した。これに恨みを持ったチェ・ラン作家が協会にイ・ヒミョン作家が自分の作品を盗作したと訴え、これを受けた協会が納得できない理由で盗作判定と除名措置を取った」と伝えた。

続いて「制作会社はイ・ヒミョン作家にチェ・ラン作家のシノプシスと台本を提供したことさえないので、イ・ヒミョン作家がそれを参考することはできない。完成度を理由に作家を交代したのに、制作会社がそれを提供するはずがないではないか」と言い、「さらに盗作と確信するなら著作権法違反で訴訟を提起するべきなのに、そんな措置は全く取らず、専門性の落ちる協会を通してこのような状況を作り出したことは、他の意図が疑われることである」と付け加えた。

記者 : イ・ジヨン