釜山国際映画祭が本日(12日)閉幕…“話題の人物”カン・ドンウォン、カン・ハンナ、ハ・ジョンウ

OSEN |

第18回釜山国際映画祭(以下BIFF)が10日間の航海を終え、本日(12日)閉幕する。今年のBIFFで話題となったスターは誰だろうか。

序盤から映画祭を熱く沸かせたのはレッドカーペットイベントだった。BIFFは毎年レッドカーペットイベントで大胆なドレス姿の新人女優の存在を世に知らせてきたが、今回はカン・ハンナとハン・スアがその主人公であった。

特にカン・ハンナは3日午後6時に行われた開幕式のレッドカーペットイベントでお尻の割れ目の見えるセクシーなドレスで視線を独占した。カン・ハンナはその直後にネットを熱く沸かせ、今年のBIFFのホットスターとなった。

「度を過ぎた露出」と「さりげない露出」という対照的な反応の中で多くのスポットライトを浴びたカン・ハンナはOSENとの取材で「私がレッドカーペットで堂々としていた理由は、逆にそこで自信を失ったらドレスに押されてしまうためだった。ある方はレッドカーペットでの私の姿を見て『あの子はなぜあんなに堂々としているの』と話すかもしれないけれど、私はドレスに押されたくなかったのでより堂々とレッドカーペットを歩いた」と伝えた。

続いて発生した俳優カン・ドンウォンに関する波紋。スクリーン復帰を果たしたカン・ドンウォンは映画「The X」のGV(観客との対話)イベントをめぐって映画祭側と異なる立場を見せ、議論となった。

カン・ドンウォンはGVの参加を予定し、準備中であったが、開幕2日前に映画祭側のプログラマーからレッドカーペットイベントとガラプレゼンテーションの記者向け試写会にも出席してほしいと言われ、それらを拒否したところ「では、映画祭そのものに来ないでほしい」と言われたという。そこで不参加のほうに内定したが、カン・ドンウォン側と映画祭側、「The X」を企画・制作したCGV側の間で「カン・ドンウォンのスケジュールによる不参加だ」「映画祭側の横暴であり、一方的な通知だった」などどそれぞれの立場が分かれ、波紋が広がった。

しかし、カン・ドンウォン側は結果的に映画祭側の横暴に関する感情的な問題よりは観客との約束を守ることが優先だという判断のもと、GVイベントに参加した。

カン・ドンウォン側とBIFFのナム・ドンチョルプログラマー側がそれぞれ相手の嘘を主張し、厳しい対立を見せたが、「The X」の制作を担当したCGVがカン・ドンウォン側の真実性を公式に言及し、事態は一段落した。映画ファンやカン・ドンウォンのファン両方を寂しくさせたハプニングだった。

一方、俳優ハ・ジョンウはBIFFで監督ハ・ジョンウとしての自身を印象付けることに成功した。ハ・ジョンウの愉快で大胆な映画「ローラーコースター」やトークの才能は釜山を超え、ソウルまでそのまま伝わり、話題となった。“忠武路(チュンムロ:韓国映画界の代名詞)の最もホットな俳優”として定着した彼が、監督としてその領域を広げることができるのか注目が集まっている。

他にもハリウッドの巨匠クエンティン・タランティーノ監督が釜山を初訪問し、映画ファンを興奮させた。釜山に“衝動的に”来たという彼は韓国を代表する監督ポン・ジュノと出会い、トークを展開した。ハ・ジョンウの他にも俳優ではなく監督として釜山を訪れたパク・チュンフンも映画「トップスター」で大きな関心を集めた。

この日の閉幕式は午後7時より俳優ユン・ゲサン、ソン・ソンミの進行で釜山海雲台(ヘウンデ)佑洞(ウドン)映画の殿堂で行われる。

記者 : チェ・ナヨン