Vol.1 ― 放送終了「グッド・ドクター」チュウォン、KBS演技大賞受賞となるか?

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※この記事にはドラマ「グッド・ドクター」の結末に関する内容が含まれています。
写真=KBS
年末、各放送局の演技大賞を手に入れる栄光の主人公は果たして誰だろうか?演技大賞が各放送局の内輪だけの祭りに過ぎないという指摘もあるが、今年1年間、最高の演技者が誰なのかを選ぶ公式的なイベントであるため、年末の放送関係者の間ではもっとも大きな関心事である。

ドラマの中の多くの俳優たちが熱演をし、視聴者の目と耳をとりこにしたが、「KBS演技大賞」候補としてもっとも有力な俳優は月火ドラマ「グッド・ドクター」(脚本:パク・ジェボム、演出:キ・ミンス、キム・ジヌ)のパク・シオンを演じたチュウォンではないかと思う。

チュウォンは「グッド・ドクター」で自閉症3級とサヴァン症候群の診断を受けた天才的な暗記力と専門家顔負けの絵の実力を持つパク・シオンを演じた。人の目をまっすぐ見れず、ほかのところを見ている視線と猫背、萎縮しているような手足、じっとしていられない手など自閉症の症状を見せる彼の熱演が視聴者の視線を引き付け、笑いと感動を届けた。加えて彼特有の話し方は強烈な印象を残し、真似されたりもした。


8日に放送された最終回でキム・ドハン(チュ・サンウク)がユ・チェギョン(キム・ミンソ)にプロポーズをした中、パク・シオンとチャ・ユンソ(ムン・チェウォン)も甘い恋愛をするという温かい結末を迎えた。

これ以前にチュウォンは「製パン王キム・タック」で気難しいク・マジュン役で自身の存在を知らせ、「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」では性格のいいファン・テヒへと180度変身した。続いて時代劇「カクシタル」ではイ・ガントに扮し、お茶の間を圧倒した。

昨年放送されたMBCドラマ「7級公務員」では新入要員ハン・ギルロ役を演じ、チェ・ガンヒと共に甘いロマンスで視聴者の心をわしづかみにした。常に新しい演技を見せてくれる彼の努力により、今後どのような彼の姿を見られるのか期待させられる。

今年KBS演技大賞の候補には「オフィスの女王」のキム・ヘス、「IRIS 2」のチャン・ヒョク、「サメ」のキム・ナムギル、「グッド・ドクター」のチュウォンがノミネートすると見られる。彼らは面白さと感動を届けるために様々な努力をしたが、大賞がチュウォンの手に入るとしても全く惜しくはない。

記者 : キム・ボラ