放送終了「グッド・ドクター」最後まで童話のように美しかった

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※この記事にはドラマ「グッド・ドクター」の結末に関する内容が含まれています。
KBS 2TV水木ドラマ「グッド・ドクター」が奇跡のようなエピソードと共に、美しい童話として残った。

8月午後に韓国で放送されたKBS 2TV水木ドラマ「グッド・ドクター」最終回では、病院の営利化を図っていた会長(キム・チャンワン)の陰謀が発覚した。また、危篤だったナ・イネ(キム・ヒョンス)は回復し、チャ・ユンソ(ムン・チェウォン)との恋を叶えるパク・シオン(チュウォン)の姿が描かれた。このような奇跡が童話のような医療ドラマ「グッド・ドクター」を完成させた。

以前、会長の部下であった副院長カン・ヒョンテ(クァク・ドウォン)は病院の営利化のためあらゆる計略を図った。ここに、会長に騙され彼を助けたユ・チェギョン(キム・ミンソ)のミスで会長と副院長の勝利が確実になると見られた。だが、このとき副院長の心が動いた。彼は、難病にかかった息子により病院の小児外科がどの外国の病院も持っていない治療法を手に入れたいうことを知った。

副院長は同日の放送で、院長チェ・ウソク(チョン・ホジン)に「一番優れた治療薬を小児外科が持っていた。どの製薬会社でも作れない治療薬だ。しかし、この治療薬はお金で買おうとすれば消えてしまうものであった。一番価値があるものはお金で換算できないが、この治療薬も同じだ」と笑ってみせた。会長を裏切った副院長の努力で、会社は再び持ち直すことができた。

パク・シオンの友人だった患者ナ・イネ(キム・ヒョンス)も一命を取り留めた。ナ・イネは病院内で“唯一の友達”と言うほどパク・シオンが心を尽くして接した小児患者だった。しかし、手術を終えた後も意識が戻らず、生死の境をさまよった。このとき、奇跡が起きた。沢山の人々が願う中、ナ・イネが意識を取り戻したのだ。ナ・イネは小児外科の医療チームの祝福の中、命を取り留めた。

パク・シオンは手術後、ナ・イネの意識が戻らなかったことで、父親に対しても再度考えることになった。子供の頃、父親の暴言と暴行でトラウマを持っていた彼は、大人になった。彼は末期癌の父親を訪ね「うちの課に手術した子供がいるが、悪い結果になるかもしれない。僕はまだ父が憎い。だけど、亡くなったらもっと悲しいと思う。憎いから、好きでないからだ」と父親を許した。

不可能に見えたパク・シオンとチャ・ユンソの恋も叶った。人の目を気にしたパク・シオンはチャ・ユンソの助けでそれを克服した。チャ・ユンソも彼女らしい堂々とした態度で周りの視線を克服した。友達の前で堂々とファーストキスをする彼らの姿からは、幸せが溢れ出した。

「グッド・ドクター」は、ひょっとしたら現実とかけ離れたドラマなのかもしれない。サヴァン症候群を持った主人公がこれだけ温かい人々が集まった小児外科で真の医師に生まれ変わるという話は信じられないほどの奇跡だ。そして、その奇跡の物語は最後までお茶の間を温かい笑顔で満たした。

記者 : パク・ジョンソン