「第19回韓国ミュージカル大賞」韓国創作ミュージカルが輝いた2013年(総合)

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写真=SBSスクリーンショット
韓国の創作ミュージカルが輝いた一年だった。今年で19回を迎えた「韓国ミュージカル大賞」では、海外からのライセンスミュージカルに対抗する韓国の創作ミュージカルの力が大きな光を放った。

7日午後、ソウル東大門(トンデムン)区回基洞(フェギドン)慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂では「第19回韓国ミュージカル大賞」の授賞式が開催された。この日の授賞式は俳優ユ・ジュンサンとオ・マンソクが司会を務め、SBSを通じて生中継された。

同日、韓国の創作ミュージカルは人気スター賞を除く14の授賞部門のうち計6部門で受賞した。「ベスト創作ミュージカル」部門や「ベスト外国ミュージカル」部門を除くと、12部門中5部門で賞を受賞したことになる。これまでライセンスミュージカルに比べて注目されていなかった創作ミュージカルの反撃に視線が集まった。

特に「あの日々」は演出賞と振り付け賞、ベスト創作ミュージカル賞を受賞し、力を見せ付けた。故キム・グァンソクさんの歌で構成されている「あの日々」は、大統領の警護室で展開される事件や物語を描いた作品であり、ユ・ジュンサン、オ・マンソク、チ・チャンウクらが熱演した。演出を担当したチャン・ユジョン監督は俳優たちやスタッフに感謝を伝え「もう十分に賞を頂いた」と感想を述べ、俳優たちと感動の瞬間を分かち合った。

ミュージカル「太陽を抱く月」の勢いも侮れなかった。「太陽を抱く月」に出演した俳優チョン・ドンソクは新人男優賞を受賞し、音楽賞はウォン・ミソル監督が受賞した。また脚本賞は「女神様がご覧になっている」のハン・ジョンソク脚本家が受賞した。彼は「こうやって舞台で上演されるだけでも簡単なものではなかった。感謝している」と伝え、創作ミュージカルの厳しい現状に言及した。

韓国の創作ミュージカルが力を発揮し、視線を集めた中、ライセンスミュージカルの力も弱くはなかった。「ベスト外国ミュージカル賞」を受賞した「レ・ミゼラブル」は、この一年間客席を熱狂させた最高の作品だった。ジャン・バルジャン役のチョン・ソンハは主演男優賞を受賞し、助演女優賞にはパク・ジュンミョン、新人女優賞にはパク・ジヨンがその名を連ねた。

また「エリザベート」のイ・ジフンは助演男優賞を受賞し、主演女優賞は「アイーダ」のチョン・ソナが受賞した。アンサンブル賞は「ブロードウェイ42番街」が受賞し、情熱的な受賞の感想を述べた。舞台美術技術賞は「壁抜け男」の音響監督であるカン・グクヒョン監督が受賞した。

この日の授賞式の祝賀公演としては「ブロードウェイ42番街」の華やかなタップダンス、「ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の感動的なステージ、「レベッカ」のオク・ジュヒョンのカリスマ性溢れる熱唱、「あの日々」「太陽を抱く月」の祝賀ステージが続いた。また韓国初演を控えている「ゴースト」や再公演を控えている「ノートルダム・ド・パリ」の名シーンも公開された。

「第19回韓国ミュージカル大賞」で「ベスト創作ミュージカル賞」の候補には「あの日々」「女神様がご覧になっている」「太陽を抱く月」が挙げられ、「ベスト外国ミュージカル賞」の候補としては「グーテンベルク」「レ・ミゼラブル」「レベッカ」「スカーレット・ピンパーネル」などがその名を連ねた。

受賞者・受賞作

ベスト創作ミュージカル賞:「あの日々」
ベスト外国ミュージカル賞:「レ・ミゼラブル」
主演男優賞:チョン・ソンファ(「レ・ミゼラブル」)
主演女優賞:チョン・ソナ(「アイーダ」)
助演男優賞:イ・ジフン(「エリザベート」)
助演女優賞:パク・ジュンミョン(「レ・ミゼラブル」)
新人男優賞:チョン・ドンソク(「太陽を抱く月」)
新人女優賞:パク・ジヨン(「レ・ミゼラブル」)
アンサンブル賞:「ブロードウェイ42番街」
人気スター賞:チョ・スンウ、JYJ ジュンス、キム・ソヒョン、オク・ジュヒョン
音楽賞:ウォン・ミソル音楽監督(「太陽を抱く月」)
脚本賞:ハン・ジョンソク(「女神様がご覧になっている」)
演出賞:チャン・ユジョン(「あの日々」)
舞台美術技術賞:カン・グクヒョン音響監督(「壁抜け男」)
振り付け賞:オ・ジェイク、チョン・ドヨン(「あの日々」)

記者 : ムン・ジヨン