Vol.2 ― EXO「EXO LANDを建て、EXO JUNIORを作りたいです」

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写真=SMエンターテインメント

EXO、野獣のような「Wolf」からクールなオオカミ「Growl」まで相次いでヒット

最近「Growl」が音楽配信チャートや音楽番組で1位を総なめにしている。EXO(カイ、ルハン、タオ、チェン、セフン、レイ、シウミン、ベクヒョン、ディオ、スホ、クリス、チャンヨル)の人気が尋常ではない証拠だ。やはり“完全体”の力は計り知れないようだ。ネットで熱血EXOファンのエピソードが伝説のように伝わるほど、EXOは旋風を巻き起こしている。

「“時のアイドル”…嬉しい一方で身に余る言葉です」

―「Growl」が爆発的な人気を集めている感想は?

スホ:以前より多くの方々に愛されているようです。曲を公開してから時間が多少経ったにもかかわらず、まだ上位にランクインしているのを見るとそう思います。ステージに立った時の歓声も大きくなったように思います。この前江原道(カンウォンド)束草(ソクチョ)で公演をしましたが、歓声がとても大きかったです。しかし、個人的に外を出歩いたりはしないので、メンバー一人ひとりに気付いてくださるかどうかまでは分かりません。

―“時のアイドル”と呼ばれるようになりましたが。

チャンヨル:多くの方々が“時の人”だ、“時のアイドル”だと呼んでくださいます。しかし、それを聞くととても嬉しいですが、その一方でそのタイトルに相応しいグループになるため努力しなければと思います。今はまだ多少身に余る言葉のような気もします。

―6人ずつ分けて活動するときと比べるとどうですか?

カイ:6人がそれぞれ活動していました。ファンの方々が感じるにはEXO-KもEXO-Mも長所と短所があったと思います。しかし、今回一緒に活動する時は、更に多彩な姿を披露することができました。ステージもいっぱいですし。多彩で素敵なステージ構成をお見せすることができ、パフォーマンス的には完成された感じがします。だから嬉しいです。


「『Wolf』と『Growl』のため、オオカミのドキュメンタリーも見ました」

―「Wolf」や「Growl」は、愛する女性のために野獣の一面を見せるという部分では一緒だと思います。ビジュアルに比べタフ過ぎるのでは?(笑)

チャンヨル:実は僕らは全員が優しく、大人しいので(笑) 「Wolf」の時もそうで、最初は表現するのが難しかったです。そこでオオカミが出るドキュメンタリーを見ました。ナショナルジオグラフィックのようなものです(笑) また、インパクトのあるラップをする必要があると思い、黒人のギャングスタラップの映像もたくさん見ました。

カイ:「Wolf」の時はもう少し野獣のように見えていたかも知れませんが、「Growl」の時はクールなオオカミになりました(笑)

スホ:ジェントルでセクシーなオオカミです。ハハハ

―「Growl」のMVも好評を得ました。ワンテイク(編集無しで一気に撮影する技法)で撮影しましたよね?

スホ:カイが帽子を落とすというミスをしましたが、上手く乗り切ることができました。

カイ:中国語バージョンを見ると帽子をちゃんと被っています。韓国語バージョンでは落とした帽子を拾って被ります。よく見ると分かります。

―しまったと思ったでしょう?1度間違えると全部撮り直さなければならないじゃないですか。

カイ:本当にそうなんですよ。既に何回か撮って「最後にもう一回頑張ってみよう!」と言って撮ったものでした。しかしそこで間違えると他のメンバーにも本当に申し訳ないじゃないですか。「あ、ヤバイな」と思いましたが、必死に拾ってまた被りました(笑)

―ステージ衣装も話題となっていますね。野球ユニフォームの衣装で、メンバーの背番号が皆違いますが。

チャンヨル:「Wolf」の時は全員が88で一緒でした。それは曲のコンセプトがヒップホップを基本にしているので、ヒップホップの頭文字からとってきたものです。「ヒップホップ」(Hiphop)は「HH」ですが、Hがアルファベットの8番目の文字なので。「Growl」の時はそれぞれが考えた数字を入れました。ディオは12ですが、EXOが12人という意味でした。セフンは1994年生まれなので94で、僕は小学校の頃のあだ名が“パク・チャンホ”だったので61にしました。好きな選手でもありますし、また野球と言えばパク・チャンホ選手じゃないですか。

ベクヒョン:僕は4番ですが、野球では4番打者が一番重要だと言われているので、特に何も考えずに入れました。


「いつか『EXO LAND』も建て、『EXO JUNIOR』も作りたいです」

―音楽配信チャートでも1位になり、音楽番組でも1位を獲得しました。2013年の目標のうちまだ達成できていないものはありますか?

ベクヒョン:欲を言うと、今年の年末に開催される授賞式で受賞したいです。既に新人賞は頂いたので……「今年の歌」や「今年のアルバム」みたいな?(笑) スホ兄さんはまた泣くと思います。

スホ:僕らの名前を掲げて単独コンサートを開きたいです。これは今年ではなく、来年あたりです。そのためには活動を通じてもっと曲を作っていかなければなりません。

カイ:それを言ったらダメでしょう。公開したら面白くないよ。

チャンヨル:それいいね。EXOは“スポ禁止!”(スポイラー禁止:ネタばれ禁止の略)

―これが最後の質問ですが。EXOメンバーのもう少し先の目標を聞きたいです。10年後には何をしていると思いますか?

ディオ:僕から答えます。メンバーと10周年のコンサートをしたいです。(チャンヨル:11周年でしょうが!)はい。11周年コンサートをしていると思います。その時もメンバーの中で殴られなければならない人は殴られることにして。

チャンヨル:個人的には作曲しながら韓国を代表するような音楽をたくさん作りたいです。そして、その曲を僕らのメンバーが歌うんです。人々の心を動かす、戦争もなくなるような曲を作りたいです。(記者注:そしてベクヒョンとチャンヨルはいきなり「We Are The World」の1節を歌い笑いを誘った。「We Are The World」は、マイケル・ジャクソン、ボブ・ディランなどが参加し、世界の平和を歌った曲だ)

スホ:10年後の僕は万能エンターテイナーとして活躍していると思います。他のメンバーもそれぞれの分野で輝いていると思います。そして皆で11周年記念ワールドツアーコンサートを開くんです。

レイ:プロデューサーになりたいです。そして僕のステージを作りたいです。コンサートのように。僕は絵も上手く描けるので、舞台デザインも僕がして、照明の仕事をしている友人がいるので、その友達に手伝ってもらいます。そこで僕が歌って踊って、ピアノも弾いて、そのような小さなコンサートを開いてみたいです。少人数にしてチケットは無料にします。

セフン:その時までEXOが存在することを祈ります。もしその時にEXOというグループが無くても、メンバー同士お互いに連絡を取っていたいです。

カイ:10年後にはチェルシーFC(英国プレミアリーグのサッカーチーム)のシーズン券を買って実際に試合を観に行きたいです。また、いつかは結婚して息子とユニフォームを着て応援しに行きたいです。これは10年よりも先の話です(一同:それではグループ活動はしないということですか?カイ:休暇をとって行けばいいじゃないですか!)

タオ:中国で最高のアクション俳優になりたいです。その時はジャッキー・チェンのような先輩たちも年をとっているはずなので。僕がジャッキー・チェン先輩の代わりをしたいです。

クリス:僕はおそらく10年後にはハワイを旅していると思います。世界旅行をしているのではないでしょうか。いつも旅行がしたいと思っていました。その時になると余裕が出来ると思います。また、僕のブランドを作りたいです。多分作ります。(ベクヒョン:クリス兄さんは本当に衣装とかの分野に才能があります)

ベクヒョン:万能エンターテイナーになりたいです。人々から「あいつは出来るやつだ」と認められ、記憶に残るような人になりたいです。

シウミン:10年先まで遠くを見通すことができないと思います。現実に忠実に従うということです。しかし、したいことが一つあります。小さなコーヒーショップを出して、バリスタになりたいです。

チェン:僕はその時も歌っていると思います。

ルハン:親孝行をたくさんしたいです。引き続きEXOとして活動したいです。

ベクヒョン:今は冗談で言っていますが、後で本当に山とかを買ってEXO LANDを建てたいです。

カイ:それならEXO JUNIORも一つ作るといいね。

記者 : イ・ミナ