「TWO WEEKS」本日(7日)ついに放送スタート!ドラマを楽しむ5つの見どころは?

OSEN |

MBC新水木ドラマ「TWO WEEKS」が韓国で本日(7日)午後10時よりついにスタートする。同ドラマは、意味のない人生を生きていた男が殺人犯の濡れ衣を着せられるが、自身に白血病を患っている娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の話である。本日(7日)の放送スタートを控え、「TWO WEEKS」を楽しく見るための5つの見どころを紹介しよう。

1.イ・ジュンギ、父性愛の強い新しい“逃亡者”を予告

イ・ジュンギは娘を持つ父チャン・テサン役を演じる。チャン・テサンは8年が過ぎて娘の存在を知り、その子を救うため自身の命をかける切ない父性愛を見せる予定だ。

このドラマには、何もかも持っている者が殺人の濡れ衣を着せられ、すべてを失って逃げるという、よくある逃亡者のキャラクターとは違うタイプの逃亡者が登場する。主人公チャン・テサンは金も、助けてくれる家族も、知識も、力もないこの社会の最下位にいる弱者だ。無意味な人生を生きてきたチャン・テサンは、娘のため脱走を決心し、その過程で熱い人生への愛着と未練を感じる。

イ・ジュンギはソ・ヒョンギョン脚本家が心血を注いだチャン・テサンというキャラクターを視聴者にそのまま伝えるため、絶えず研究し、自身の体を惜しまず熱演を披露している。特に、砂の中に身を隠すシーンを演じるときは“死の苦痛”を感じたと表現するほどだったイ・ジュンギは、キャラクターについての完璧な理解をもとにドラマを巧みにリードし、視聴者の耳と目を集中させると期待される。

2.悪役コンビ、キム・ヘオク&チョ・ミングを通じて見る社会

悪役を担当するキム・ヘオクとチョ・ミンギを通じて不正が蔓延する恥ずべき社会の一面を見せる予定だ。キム・ヘオクは優しい笑顔の裏に貪欲さを隠した二面性のある国会議員に、チョ・ミンギは元ヤクザの事業家に変身する。

二人の俳優は怖いほどリアルな演技で権力とヤクザの癒着関係をくまなく見せる予定だ。また、彼らによって不当にも犠牲になったパク・ジェギョン(キム・ソヨン)の戦いとチャン・テサンを追う彼らの妨害作戦で緊張感を高める。

デビュー以来もっとも悪辣な役に扮したキム・ヘオクは、制作発表会で「ソ・ヒョンギョン脚本家の作品で悪役はすべて妥当性とそれぞれの事情を持っている。難しい役を演じることになったが、チョ・ソヒもそのように奥深いキャラクターなので、演じることを恐れてはいない」と感想を伝えた。

3.ソ・ヒョンギョン脚本家の優れた筆力&ソン・ヒョンソク監督の感覚的演出

「TWO WEEKS」は、「いとしのソヨン」(2010)「華麗なる遺産」(2009)などの温かいドラマで筆力を認められたソ・ヒョンギョン脚本家と「個人の趣向」(2010)「がんばれ!クムスン」(2005)などで見せた感覚的な演出で作品性を認められたソン・ヒョンソク監督のコンビで話題を集めた。

最近視聴者を刺激する“マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)”“不倫”などを題材にしたドラマが溢れている中、ソ・ヒョンギョン脚本家とソン・ヒョンソク監督の優しい視線で完成される名作ドラマになると見られる。

4.彼が逃げる時間…「TWO WEEKS」の意味

「TWO WEEKS」はチャン・テサンと娘スジン(イ・チェミ)の骨髄移植手術までに残った時間を意味する。殺人犯と疑われ、脱走した彼が2週間以内に帰ってこなければスジンは骨髄が空になって死んでしまう。第1話と2話ではチャン・テサンが逃走することになった背景を描く。第3話から「D-14」のカウントが始まり、一話は、チャン・テサンが逃げる一日を意味する。

一話、つまり一日中チャン・テサンは彼を追う公権力と分からない黒い力に対抗し、息をつく暇もなく逃げなければならない。彼の到底不可能なように見える状況を乗り越えていく過程を通じて、視聴者に劇的な緊張感を与えると共に、どのようにして殺人の濡れ衣を晴らすかに注目が集まるだろう。また、娘の命を救うための彼の切実な父性愛を通じて感動も与える。

5.人生の大切さを気づかせてくれる“癒し系ドラマ”

「TWO WEEKS」は三流のチンピラとして生きていたチャン・テサンが人生の果てでやっと生きたいと思う話を描く。誰が、なぜ、彼に濡れ衣を着せ、彼がどうやってそれを晴らすかは重要ではない。ただ、彼が命までかけて必死に逃亡する理由に焦点を合わせる。その理由を通じ私たちが当たり前のように思う命と人生がどれだけ美しく大切なものなのかを考えさせる。

また、チャン・テサンが娘の存在を知って感じた胸いっぱいの感動と自身の命をかけて娘を救おうとする意思を通じて、人間にとって家族という存在がどれだけ大きな力となり目標になるのかについて振り返させられる“ヒーリングドラマ”になるだろう。

記者 : ピョ・ジェミン