“大盛況”JYJ ジュンス、ファンたちと一つになったソウル公演

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写真=C-JeSエンターテインメント
3日と4日の2日間、ソウル三成洞(サムソンドン)COEX Dホールで開かれたJYJ ジュンスの「XIA 2ND ASIA TOUR CONCERT INCREDIBLE IN SEOUL」公演は、2日間で1万8000人の観客を熱狂させた。この公演は適切に遊ぶ方法を知っているアーティストとファンの遊び場であった。

ソロ1stアルバムのタイトル曲「Tarantallegra」で華麗なるスタートを切ったジュンスは、2ndアルバムのタイトル曲「Incredible」「ごめん」、ドラマOST「愛は雪花のように」「愚かな想い」、イ・スンギの「俺の女だから」など全19曲を披露した。

特にたった1曲を除き、全て自身の曲でぎっしりと埋めた上にすでに披露したことのある曲は新しく編曲して新鮮なステージを見せた。

また、オールライブバンドとホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、クリスティーナ・アギレラのワールドプロモーションツアーの総監督とジェニファー・ロペス、スパイスガールズなどのトップスターたちの振り付けを担当したジェリー・スロッターのチームが加わり、公演のクオリティを高めた。

この日の公演でもっとも驚いたのは、ジュンスのステージ掌握力と進化であった。ダンスと歌、両方で優れた実力を持つジュンスは、ダンス、バラード、R&B、ヒップホップ、エレクトロニックなど多様なジャンルの曲を披露し、一寸の乱れもなく曲を消化した。

ジュンスは各アルバムや公演ごとに成長しつつある。ジュンスの音楽的スペクトラムが広がった分、ファン層もさらに広く厚くなった。実際、この日の会場には多様な国籍と年齢の観客がいた。特に、俳優ソル・ギョング親子のように家族単位で会場を訪れた観客もかなり目に入った。

休む間もなく続いた多彩なジュンスのステージに、観客は時間が経つのも分からずに熱狂した。この日の公演は、ジュンスの底力を改めて確認できる公演で、ジュンスのパフォーマンスと歌で目と耳が楽しい2時間であった。

華やかなパフォーマンスで会場を圧倒する

オープニング曲として「Tarantallegra」を選んだジュンスはセクシーでカリスマ性溢れる魅力をアピールして、渾身のステージを披露した。オープニングだったにもかかわらず、渾身のステージを披露したのである。

この日ジュンスは多様な魅力を見せた。「僕は今から告白するよ」「Chocolate Girl」「Fantasy」「愛するようで」などの甘い曲で“スイートジュンス”に変身したジュンスは、「No Reason」「No Gain」「Turn It Up」では“セクシージュンス”に変身した。

特に新人女優と濃厚なスキンシップをする映像を見たファンたちは悲鳴を上げ、ガーターベルト姿の美女ダンサーたちとパフォーマンスを披露した「No Reason」とDJフラクタルのDJプレイで会場がクラブに変わった「Turn It Up」のステージでは濃厚でパワフルなセクシーさをアピールして雰囲気をさらに盛り上げた。

ジェリー・スロッターのチームはジュンスの公演をさらに多彩な公演にした。ジュンスが衣装を着替えている合間も華やかなパフォーマンスでますます雰囲気を盛り上げた。特にジェリー・スロッターのチームが披露した元祖“アメリカダンス”に観客は熱狂した。

この日会場の熱気はジュンスとジェリー・スロッターのチームのパフォーマンス、ファンたちの熱い呼応によって真夏の暑さよりも熱かった。


声だけで会場を埋め尽くす

ジュンスが「Rainy Eyes」を歌い始めると、歓声を上げていたファンたちは息を殺し、会場は一瞬静かになった。KBS 2TVドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」のOST(劇中歌)「愚かな想い」、「優しい男」のOST「愛は雪花のように」、そして「UNCOMMITTED」「11時 その程よさ」「行かないで」「ごめん」を歌うときも同様だった。

特に伴奏なしで歌い上げた「11時 その程よさ」のステージでは一層静かになった。声自体が楽器と呼ばれるジュンスの歌を感じたいというファンたちの心が通じ合ったからである。ジュンスはそんなファンの気持ちに応えるため、一曲一曲を最善を尽くして歌い上げ、ジュンスの感情を余すところなく伝達されたファンたちは涙をこぼした。

またジュンスならではの切なくて感性をくすぐる歌声と優れた歌唱力が会場に響いた瞬間、声だけで会場を圧倒するジュンスのパワーに感嘆の声を上げた。

アーティストとファンが一つになった公演

ジュンスは公演会場のあちこちを駆け回り、ファンと目を合わせながら一緒に呼吸した。これに対してファンたちはさらに熱狂的な反応を見せた。このようにジュンスとファンたちは一心同体になって皆が楽しめる公演にした。

ファンたちは会場をクラブに変えた「Turn It Up」のステージが始まると、一斉にクラバーたちに変身してステージを楽しんだ。また公演前に「覇気溢れる『この歌が笑わせるだろう』を一緒に歌ってほしい」と求めていたジュンスの頼みに、歌が始まると同時にファンたちは合唱し、13mのクレーンに乗ってパフォーマンスを支持したジュンスは客席に向かって満足げに親指を立てた。

最後の曲「Incredible」のステージは言葉通り熱狂の渦だった。ジュンスの登場とともにスタンディング席はもちろん、指定席の観客は皆ジャンプしながらジュンスと共にステージを楽しんだ。ウォーターキャノン(噴水大砲)が発射されると、雰囲気はさらに盛り上がった。この熱気はアンコール曲「Fever」にも続いた。

続いてファンと触れ合うためにファンの願いを叶えてあげる“ジーニータイム”を設けたジュンス。ファンたちはジュンスが伴奏なしで歌ってくれることを望み、ジュンスは快くミュージカル「エリザベート」の「最後のダンス」、イ・ソラの「風が吹く」、スティーヴィー・ワンダーの「lately」を見事に歌い上げた。

続いて「愛するようで」を歌ってファンにバラの花をプレゼントしたジュンスはヌナ(男性が目上の女性を呼ぶとき使う言葉)ファンに捧げるとし、「俺の女だから」を歌って感動を与えた。公演中ずっとファンの心を揺さぶったジュンスだった。

この日ジュンスは4年間テレビ番組に出演できなかったにもかかわらず、自身とジェジュン、ユチョンに熱い声援と応援を送ってくれたファンのために渾身のステージを披露した。ファンたちは名残惜しさにしばらくその場を離れることができなかった。

最後にジュンスは「本当に皆さんのおかげで幸せな日々を送っている。アルバムを出してコンサートを開催していること自体がファンの皆様の変わらぬ応援と愛があったからこそ可能だった。心より感謝する」と伝えた。

続いて公正取引委員会で勝訴したことに言及し「良い音楽と良いステージを披露する歌手ジュンスになる」と語り、ファンたちに改めて感謝の気持ちを伝えた。

バンコクと上海、ソウル公演を大盛況の内に終了したジュンスは10日と11日の2日間釜山(プサン)BEXCO、9月28日にはオーストラリアのシドニーでアジアツアーを続けていく予定である。

記者 : コ・ヒャンミ、写真 : クァク・ギョンフン