芸能兵士廃止…RAINの熱愛から「現場21」の報道まで“議論の6ヶ月”

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写真=TVレポート DB
特恵議論で批判を受けていた広報支援隊員(芸能兵士)制度が16年で廃止されることになった。

国防部は18日、「国防広報支援隊員に対する監査を行った結果、今後の措置として広報支援隊員制度を廃止することに決めた」と明かした。

先月21日にSBS「現場21」が一部の芸能兵士が地方での公演を終えた後にお酒を飲んだりマッサージ店(風俗店)に出入りした事実を報道したことにより、芸能兵士の特恵議論が広がった。国防部は芸能兵士と広報支援隊員制度の運用全般に対する大規模な監査を行った結果、最終的に廃止を決定した。

芸能兵士を巡る議論は、今年1月の歌手RAIN(ピ、チョン・ジフン)と女優キム・テヒの熱愛報道によって浮上した。RAINは昨年11月23日と12月2日、12月9日の3回にわたって新曲の編集作業を理由に公務外出を行ったが、その際に恋人であるキム・テヒと個人的に接触したことが分かり、波紋が広がった。さらに、RAINが外出時に戦闘帽をかぶっていなかったことも服務規律違反であると明らかになった。そんな中、RAINが昨年5月にホテルで1泊の宿泊料が60万ウォンに至るスイートルームに泊まったことが明らかになり、特恵議論に火がついた。

その結果、RAINは1月8日から15日まで7日間の謹慎処分を受け、国防部は広報支援隊に関する特別管理指針を発表した。

その後、芸能兵士に対する議論は一時おさまったように見えたが、先月SBS「現場21」が芸能兵士の服務実態を報道したことで、廃止が取り沙汰されるようになった。1月に謹慎処分を受けたRAINは、反省をしながら過ごすだろうと予想されたが、他の兵士と同じく依然として携帯電話を使い、飲酒を楽しんでいた。その後、RAINは最後の休暇を取らず、今月10日に除隊した。

18日に発表された監査の結果によると、全体の芸能兵士15人のうち8人が懲戒を受ける。兵長2人、上等兵3人、一等兵2人などの7人については無断離脱、携帯電話の持ち込みなどを理由に重い懲戒処分が下された。

今回の決定により、15人の芸能兵士たちは8月1日から1軍と3軍司令部所属の前線部隊に再配置される。残った服務期間が3ヶ月未満の兵士3人(懲戒対象2人)は勤務支援団に残留し、服務期間が3ヶ月以上残っている兵士のうち、懲戒対象である6人は懲戒処分を受けた後、新しい部隊に所属される予定だ。

特に、マッサージ店(風俗店)に出入りしたことが明らかになり、衝撃を与えたSE7ENとMighty Mouthのサンチュは、重い懲戒処分を受けた後、前線部隊に再配置される。

芸能兵士は映画俳優、タレント、コメディアン、歌手、MC、作曲・編曲家など、分野別に専門的な活動をしている途中に入隊した者で、国防部勤務支援団の広報支援隊に選抜された兵士のことを言う。兵士の士気を高めるためのものだったが、むしろ士気低下につながったと激しい批判を浴びた。特恵議論が巻き起こり、すでに除隊したBOOMが150日を越える休暇を取っていたことが問題になったこともある。

現在までキム・ジェウォン、神話のアンディ、イ・ジュンギ、イ・ドンウク、PSY(サイ)、ユ・ゴン、ジェヒ、パク・ヒョシン、ムン・ヒジュンらが芸能兵士として服務してきた。

記者 : ソン・ヒョジョン