芸能兵士の廃止が決定“一線部隊に再配置”

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写真=SBS「現場21」放送画面キャプチャー
国防広報支援隊員、別名“芸能兵士”の廃止が最終的に決定した。

国防部は18日、“マッサージ店(風俗店)物議”などが浮上した広報支援隊員(以下「芸能兵士」)制度を廃止することにしたと発表した。

国防部は同日、報道資料を通じて、芸能兵士に対する監査結果を発表した。これに対する今後の措置として、広報支援隊員制度を廃止することに決定したと明らかにした。

国防部は、広報支援隊員の廃止理由について「広報支援隊員制度の運営趣旨が、軍の広報と将兵の士気向上のためのものだったが、相次いで発生した不快な問題により、韓国軍のイメージを失墜させ、特に誠実に軍の服務に取り組んでいる将兵の士気を低下させた。軍の広報のための制度であるだけに、国民の信頼が何より重要であるが、さまざまな問題によって広報支援隊員に対する国民の信頼が失われたためだ」と伝えた。

これとともに国防部は、現在広報支援隊員である15人については、8月1日から服務部隊を再分類して配置する予定だ。このうち、残りの服務期間が3ヶ月以内の兵士(3人)は、除隊までの期間があまり残っていない点を考慮して、国防部勤務支援団に残留させるという計画だ。

一方、現在行われている国軍放送の慰問公演番組である「慰問列車」の公演は、外部からの一般出演者を追加で投入し、訪問部隊に服務している才能のある将兵が慰問公演に直接参加する方向で補完する計画だ。また、広報支援隊員が出演していた国防ラジオおよびテレビ番組は、今年下半期は現役アナウンサーおよび内部の職員を交代で投入して運営され、2014年以降は民間の司会者を追加交渉し運営する。

国防部と国防広報院は、「国民が希望し、国民の目線に合わせた軍広報のために最善の努力を尽くす」と付け加えた。

これに先立ち6月25日、国防部は芸能人兵士たちが江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)にて行われた「6.25戦争63周年記念行事」に参加した後、マッサージ店を訪問した事実がSBS「現場21」を通じて報道されると、状況把握のために監査に突入した。

記者 : キム・ギョンミン