「名前は何ですか?」…発展途上アイドル、歯を食いしばって出撃

TVREPORT |

写真=H2メディア、DSPメディア、イェジョンメディア
数多くのステージに上がった。それなりにグループを知らせた代表曲もある。しかも2009年にデビューし、活動5年目を迎えた。しかし、グループに関する認知度は新人レベルだ。「で、そのグループの名前は何ですか?」

2013年7月、韓国では歌手たちのカムバックが相次いでいる。グループとソロを問わず、あふれんばかりの新曲で、激しい競争が予想される。その中で、男性アイドル3チームが断然目を引く。新人ではないが、まだ伸びていかなければならない、アルバムは数枚出したがヒット曲を作らなければならないチームだ。偶然にもこの3チームともが韓国より日本で大きい人気を得ている状況だ。

そのため、今回のアルバムに対する準備も格別だ。各所属事務所とメンバーは「今回が最後かも知れない」という覚悟を持って、歯を食いしばった。グループMYNAME、A-JAX、SHU-Iのカムバックに対する覚悟を見てみよう。

2011年「Message」でデビューしたMYNAMEはセヨン、インス、ジュンQ、チェジン、コヌで構成された5人組だ。日本ではすでに100回以上のコンサートでステージでの実力を備えている。韓国での単独コンサート開催とバラエティ番組出演を並行し、1stミニアルバムの準備に渾身の力を注いだ。

今月4日、タイトル曲「Baby I'm sorry」でカムバックしたMYNAMEは従来のイメージから180度変わったコンセプトを公開した。親しみやすい曲で大衆にアピールするという強い意志が盛り込まれている。5億ウォン(約4400万円)が投じられたミュージックビデオには異種格闘技選手の秋山成勲(韓国名:チュ・ソンフン)と俳優のユ・オソンなどが出演、そのスケールを拡大した。特にアルバムごとに韓国と日本を行き来していたMYNAMEが今回は韓国活動にオールインするという立場だ。

2012年にデビューしたA-JAXはヒョンゴン、ジェヒョン、ヒョジュン、ユニョン、ソンミン、スンヨプ、スンジンで構成されている。A-JAXはデビュー2年目であるにも関わらず、日本で音楽番組の単独進行を務めるほどの精力的な活動を見せた。グループ活動を休んでいる間でもメンバーは演技および放送で個別活動を行ってきた。

今月11日のカムバックを予告したA-JAXは、アニメーション「進撃の巨人」をパロディーした映像でファンの期待感を高めた。現在メンバーは、ニューアルバムのタイトル曲「INSANE」に合わせ大胆な変身を準備している。「INSANE」のミュージックビデオはA-JAXのメンバーが精神病院に入院した状況を描き、強烈な印象を残すと知られている。

SHU-Iのデビューは2009年に遡る。シングル「Bomb Bomb Bomb」を発表したSHU-Iは翌年日本に渡った。メンバーのインソク、チャンヒョン、ヒョンジュン、ミンホ、ジンソクは現地化戦略に合わせ、日本語の勉強にまい進した。活動のためには、日本語が話せるようになるのが最も重要だと思ったためだ。

日本でSHU-Iはシングルとミニアルバムを交互に発売した。“チワワ系アイドル”という愛称まで手に入れ、厚いファン層を確保した。しかし、3年ぶりに韓国に帰ってきたSHU-Iはまったく違う雰囲気でアピールする予定だ。メンバー全員が“自然美男”というSHU-Iは整形手術を拒否し、本来の魅力を発揮するという抱負だ。今月10日に初披露するタイトル曲「怯まないで」には、久しぶりに韓国に帰ってきたSHU-Iが怯まず堂々と活動していくというメッセージを盛り込んだ。

記者 : キム・イェナ