Vol.1 ― 「天命」放送終了…ロマンチックなカップルたちのラブストーリー“愛を叶えた”

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※この記事にはドラマ「天命」の結末に関する内容が含まれています。
韓国で4月24日にスタートしたKBS 2TV水木ドラマ「天命:朝鮮版逃亡者物語」(脚本:チェ・ミンギ、ユン・スジョン、演出:イ・ジンソ、チョン・ウソン、以下「天命」)が、2ヶ月間の長い旅路を終え、27日に幕を下ろした。第1話から素晴らしい演出と企画の調和で注目を浴びたが、メインキャストの演技力と緊張感の落ちる展開で視聴者の関心を集めることができず、平均視聴率9.1%(全国基準、ニールセン・コリア提供)という残念な記録を残した。

しかし、メインキャストたちのロマンチックなラブストーリーは視聴者の心をときめかせ、愛する人への切ない眼差しや思いは、心に響くには十分であった。最終話では主人公たちの愛が叶い、幸せな結末となった。「天命」の中のロマンチックで初々しかったカップルたちをまとめてみた。

写真=KBS 2TV「天命」スクリーンショット

病に冒された民の治療を“天命”と受け止め…イ・ドンウク&ソン・ジヒョ

お互いへの感情を表に出すことができず、胸を焦がしていたチェ・ウォン(イ・ドンウク)とホン・ダイン(ソン・ジヒョ)が、愛の実を結んだ。二人はウォンの娘であるラン(キム・ユビン)と温かい家庭を作った。二人は宮殿から離れ、病気の民を治療することを天命として受け止め、暮らすようになった。

ダインは自分を育ててくれた養父(イ・ヒド)が皇太子イ・ホ(2AM スロン)を廃位させようとする勳舊波(フングパ:朝鮮時代の官僚勢力の一つ)と文定(ムンジョン)王妃(パク・ジヨン)の計略に加担しいていたということで、簡単にはウォンを選べない状況だった。ダインは父親を見捨てたという罪悪感から涙を流したが、正義、そして愛を選んだ。

悪縁から必然へ…ソン・ジョンホ&カン・ビョル

義禁府(ウィグムブ:大罪人の取り調べを行った官庁)都事のイ・ジョンファン(ソン・ジョンホ)とチェ・ウヨン(カン・ビョル)は悪縁で始まったが、必然で終わった。ウヨンはミン・ドセン(チェ・フィリップ)を殺害したと誤解され、義禁府に追われていたウォンの実妹であったために、ジョンファンの監視を受けた。しかし、ジョンファンはウォンが真犯人ではないという真実を知り、彼の逃走を手伝い、拷問を受けていたウヨンを助けた。その後二人は急速に親しくなり、お互いへの愛を育んだ。

ウヨンは鴆鳥の毒をつけたムミョン(ZE:A ドンジュン)の刀に切られ、生死の岐路に立たされたジョンファンを見ながら苦しんだ。涙を流していたウヨンはジョンファンに近づき、突然キスをした。ウォンの医術で完治したジョンファンはウヨンと結婚し、子供を授かり、幸せな家庭を作った。

心痛む片思い…クォン・ヒョンサン&ユン・ジニ

イム・コクジョン(クォン・ヒョンサン)は最初からソベクだけを一途に見つめていた。フクソク村の盗賊団の頭の右腕を務め、愛する女性ソベクの隣で彼女を献身的に守った。しかし、ソベクがウォンに恋心を抱いてから、コクジョンは胸を焦がし始めた。ウォンに告白するソベクを見たコクジョンは、ソベクを連れ出し「これ以上我慢できない。僕たちも結ばれよう」と迫力のある告白をした。

しかし、ソベクは受け止めてくれなかった。その後ムミョンの襲撃を受けたソベクは後遺症でウォンに関する記憶を失った。そんな彼女を見ながら人々は残念がったが、むしろソベクとコクジョンの恋の成就には一役買った。父コチル(イ・ウォンジョン)とソベク、コクジョンはウォンの元を離れた。


記憶を失う…ユン・ジニ、イ・ドンウク

ソベク(ユン・ジニ)は短期記憶喪失症となり、ウォンの存在を忘れることになった。ムミョンの攻撃を受けたソベクは、頭に岩がぶつかり、生死の堺に立たされた。それを残念だと思ったウォンは、彼女を助けるために誠意を持って治療した。その後目を覚ましたが、ウォンやランに関する記憶はすべて失っていた。

ウォンに片思いをしていたソベクは、彼に心を告白したが、断られた。それが衝撃となり、忘れたい記憶となったのだ。特にこの日、ソベクは告白するまで市場で髪飾りを買ったり、化粧品で化粧をするなど、好きな人に美しく見せたいという女性の心を表し、見る者の心を切なくされた。

「天命」の後番組として、7月3日より新水木ドラマ「剣と花」が韓国で放送開始となる。

記者 : キム・ボラ