「サメ」ヨン・ジュンソク“恋する気持ちはまだ分かりません”

OSEN |

「恋はまだよく分かりません」

KBS 2TV月火ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」で子ども時代のハン・イス役を演じ、チョ・ヘウ(キョン・スジン)と高校時代の淡い初恋でお茶の間を魅了したヨン・ジュンソク(17歳)があどけない顔で告白した。

劇中で、キョン・スジンとの切ない雨の中のキスシーンで話題を集めたヨン・ジュンソクは、「キスをしたのは母親以来初めてだ」と話し、はにかんだ笑顔を見せた。

「お姉さん(キョン・スジン)が大人だから演じやすかったです。僕はまだ誰かをリードすることはできないと思いましたが、キョン・スジンさんとは気楽にすることができました。恋愛の演技も楽しいというより、演技を通じてときめきを感じることができて良かったです。実は、恋をするという感情がよく分かりません。まだ恋愛の経験がないものですから。ハハ」

劇中で父親の無念の死を解明しようとしていたハン・イスは、彼の前に立ちはだかる巨大な権力のため、結局大きな交通事故によりチョ・ヘウと別れることになった。特に、感情を爆発させた嗚咽や怒りなど、復讐劇の土台を作るために子供時代の感情を確実に積み上げていった彼の演技には好評が相次いだ。

「演技の好評ですか?自分にはまだよく分かりません。でも、モニタリングをしていると綺麗に映っていて、映画のような感じも出ていて良かったです。嗚咽するシーンではうまく集中できました。遺骨も目の前にあって状況が穏やかに展開していくので集中しやすかったです」

「復活」や「魔王」に続き、復讐劇の決定版として大きな期待を集めている「サメ ~愛の黙示録~」。期待作に出演するヨン・ジュンソクはプレッシャーが大きかったという。

「脚本家と監督のファンが多いのでプレッシャーがありました。でも、そのことを考えないようにしながら、台本だけに集中しました。尊敬するキム・ナムギル先輩の子役を演じることができて光栄に思います。本当に格好いい方です。僕も視聴者としてドラマを最後まで見守りたいと思います」

子ども時代が終わって成人役者に変り、「サメ ~愛の黙示録~」は本格的な復讐劇に差し掛かった。冷静で冷たい眼差しのハン・イスの活躍が期待されている。

「復讐劇であり、まだ隠された部分が多いため細かいところを見逃さないでほしいです。あえてどんでん返しを探すよりも、ストーリーの流れに沿って注意深く見ていただければと思います。視聴率が少し苦戦していますが、残念ではありません。後で自然と数字が上がると思います。『サメ ~愛の黙示録~』は2013年に一時の人気を得たドラマではなく、後になってから見ても良い作品として残ればと思います」

前作の毎日ドラマ「がんばれ、ミスターキム!」で脱北者の青年役で登場し、自然な演技に「本当に北朝鮮から来たのか』という質問を受けたヨン・ジュンソクだが、演技というのはすべての瞬間がドキドキする仕事だという。

「撮影している時も撮影前もいつも不安で、落ち着かない感じです。だから、褒め言葉を聞いてもまだ心から楽しむことはできません。サインを頼まれても、自分がまだサインをする立場ではないような気がしてサインを断っています。自ら堂々と自信を持てた時に、サインをできるようになると思います」

記者 : クォン・ジヨン