少女時代、初のワールドツアーがスタート!“永遠の少女”が夢見る世界平和(総合)

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写真=SMエンターテインメント
2007年、9人のメンバー全員が10代の少女だった。2013年、20代前半、半ばのレディーに成長した。韓国を越えアジアへ、そして世界へと進んでいる。しかし、初心は決して忘れていないという。「やはり少女時代」という修飾語が一番嬉しく、「年をとっても永遠に少女の気持ちで活動する」という少女時代が、初のワールドツアーの幕を開けた。

9日午後、ソウルオリンピック公園内の体操競技場で「2013 Girls' Generation World Tour Girls & Peace in Seoul」が開催された。少女時代は今月8日の公演で1万人を動員し、計2回にわたって2万人の観客を動員した。

今年2月、神戸で始まった少女時代のアジアツアーは、日本7都市で合計20回開かれ、20万人の観客を動員し、しっかりと底力を育んだ。メインステージと1階の客席の間に設置された、Y字型の飛び出しステージは、大規模なコンサート会場の短所を最小限にした。ホログラム映像のオープニングステージで視線を引きつけた少女時代は、ステージ中央からリフトに乗って登場し、ホットピンクの鮮やかな魅力をアピールした。

ユナ、テヨン、ユリ、ティファニー、ジェシカ、ヒョヨン、サニー、スヨン、ソヒョンは、2時間30分の公演時間の間、韓国と日本で発表した曲で28曲を選曲した。3rdミニアルバムのタイトル曲「Hoot」をオープニングナンバーとして選んだ少女時代は、韓国を代表するガールズグループであることを予告した。

この日少女時代はヒット曲「Animal」「Talk Talk」「The Boys」「I GOT A BOY」「MR.TAXI」「Run Devil Run」「GENIE」「Gee」「Oh!」「Into The New World」「Twinkle」などを順に歌い、華麗なステージを立て続けに披露した。


ワールドツアーに相応しい規模、構成、そして少女時代

少女時代はオープニングステージを含め、公演の合間にホログラム映像で力動感を演出した。メインスクリーン(縦4.5m×横17m)は左右の補助スクリーンと共に華やかな雰囲気を演出した。曲の間に異なるテーマで撮影された映像は、コンサートへの集中度を高めた。ステージ中央に位置している大型ケーキ(直径3.6m、高さ1.8m)は少女時代の甘く、爽やかな雰囲気を盛り上げ、ステージに設置された噴水(縦8m×横20m)はヒートアップした熱気を冷ましてくれた。

「2ヶ月間、日本でのツアーを行ってきた。これまで韓国のファンに見せることが出来なかったものを本日用意した。みんなで楽しみたい」という願い通り、少女時代は日本で発売したアルバム収録曲を多数選曲した。今月19日、日本で新たに発売されるシングル「LOVE&GIRLS」も初披露された。

メンバーは合計7着の衣装を着替え、異なる魅力を発散した。ガールズグループでは難しい群舞を駆使し、9人のそれぞれ異なる個性と魅力をアピールした。どのステージも酷似してはいなかった。デビュー7年目に相応しい妖艶な女性の魅力を発揮するも、「スティール・コールド・ウインター」というアイデンティティを忘れず、爽やかで可愛らしかった。時には女戦士に変身し、強烈なカリスマ性を発散した。


韓国、アジアを越えるワールドワイド少女時代

少女時代は初のワールドツアーのタイトルを「Girls & Peace」に決めた。コンサート直前、記者会見を開いたメンバーは「少女時代と平和を広く知らせたいという意味だ。少女時代が伝えたいメッセージだ」とし、「初のワールドツアーを通じて、これまで行くことの出来なかった国と会えなかったファンに出来るだけたくさん会いたいという目標を持っている」と抱負を明かした。

2007年にデビューし、2009年にアジアツアーを開いた少女時代。デビュー7年目でれっきとした先輩アイドルグループになった少女時代は、「私たちのエネルギーをもらって、そして助けられていい後輩たちが世界でいい成果を挙げることが出来ればと思う。そのために少女時代がもっと努力し、世界に韓国ガールズグループの文化を知らせる」という意欲を表した。

少女時代は今回のワールドツアーで、一回のソロステージも設けなかった。理由は明確だったが、少女時代のアイデンティティを見せようとした意図を知ることが出来た。「私たちはデビューしてから時間が経っている(笑) 私たちが一緒に見せられるステージが多くなった。みんなでステージに立ち、観客に見せたいパフォーマンスが多い。個人、個人よりは少女時代の団結した姿を見せたい気持ちが大きくなった」

少女時代はソウル公演を終え、7月20~21日の台湾台北コンサートをはじめアジアはもちろん、米州や南米など世界主要都市で公演を続ける予定だ。

記者 : キム・イェナ