「IRIS」制作会社代表からイェダン会長まで…相次ぐ制作者の自殺、なぜ?

TVREPORT |

自殺と過労死の間で意見が違っていたイェダンエンターテインメントの会長でレコード制作者のピョン・ドゥソプ氏だが、結局自ら命を絶ったという結論が出た。

ピョン・ドゥソプ会長は今月4日の午前、ソウル瑞草洞(ソチョドン)イェダンのオフィスで首をつって死去した。警察は自ら命を絶ったと推定したが、当時イェダン側は過労死だと主張した。それは故人の名誉を守るためであったことが遅れて知られた。

ピョン会長はこれまで周囲の人々に今の音楽業界の産業秩序について、よく嘆いていたことが伝えられている。このように事業で苦しみ、自ら死を選ぶ制作者が最近増えているため、懸念されている。

今年1月には人気ドラマ「IRIS -アイリス-」の制作に参加し、映画「シュリ」や「ブラザーフッド」「目には目、歯には歯」「最後の贈り物」などを企画したメディア・アンド・パートナーズの代表チョ・ヒョンギル氏が自ら命を絶った。チョ代表は「IRIS -アイリス-」で成功したものの、その後ヒット作を作り出すことが出来ず、他の事業に手を広げた。そして、その資金繰りに苦しんでいたことが知られた。

昨年11月には、有名ドラマOST(劇中歌)を制作してきたヤン氏が自殺で人生を終え、人々を悲しませた。彼は事業を運営しながら財政的な問題に耐えることが出来ず、死を選択をしたことが明かされた。ヤン氏の自殺を通じて、OST事業の不透明な収入構造に対する懸念の声も生まれた。

ある芸能界関係者は「芸能界は一見華やかに見えるが、不透明な部分が多いことが事実だ。一寸先が分からない競争の環境、大企業がエンターテインメント事業を掌握する現実に嘆く制作者がほとんどだ」とし、相次ぐ制作者の自殺の悲報に対する悲しい心境を露にした。

記者 : イ・ウイン