「君の声が聞こえる」本日(5日)放送スタート…SBS水木ドラマの救世主になれるのか!?

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写真=SBS、DRMメディア、キム・ジョンハクプロダクション
SBSが水木ドラマの復活をかけファンタジーのカードを出した。今日(5日)から韓国で放送スタートするSBS新水木ドラマ「君の声が聞こえる」(脚本:パク・ヘリョン、演出:チョ・スウォン)がその主人公だ。

「君の声が聞こえる」は、俗物の国選弁護士のチャン・ヘソン(イ・ボヨン)が人の心を読み取る神秘の超能力を持つ少年パク・スハ(イ・ジョンソク)と正しい生活をする男チャ・グァヌ(ユン・サンヒョン)に出会ったことで繰り広げられる事件を描いた法廷ロマンスファンタジーだ。果たして、SBS水木ドラマを低迷から救える切り札になるのだろうか。

◆期待要素

「ヒット俳優」イ・ボヨンとイ・ジョンソクの出会い:イ・ボヨンは前作「いとしのソヨン」が視聴率40%を突破し、ヒット女優の仲間入りを果たした。イ・ジョンソクも話題作「ゆれながら咲く花」を通じて絶大な人気を得た。二人が「君の声が聞こえる」で出会っただけに、どのような相乗効果を発揮するのかに期待が集まる。

特に、ドラマでパク・スハはハンサムなルックスに高い身長はもちろん、明晰な頭脳とテコンドー有段者の完璧な男だ。それだけでなく、悪い魔性の男まで兼ね備え、女性視聴者をときめかせている。イ・ボヨン演じるチャン・ヘソンもさばさばとした魅力でお茶の間を魅了すると見られる。

「安心して見られる」名助演の列伝:「君の声が聞こえる」にはキム・ヘスク、チョン・ドンファン、チョン・ウンイン、チェ・ソンジュンなど名助演が大勢登場する。イ・ジョンソク、イ・ボヨン、ユン・サンヒョンなどと調和をなし、ドラマをリードしていく予定だ。

特にチョン・ウンインは凄まじいカリスマ性を発揮する悪役のミン・ジュングク役でお茶の間を圧倒する。チョン・ウンインの優れた演技の実力と残虐なキャラクターが出会い、存在感を発揮すると見られる。チェ・ソンジュンはチャン・ヘソンとチャ・グァヌが事件を解決していくことを手助けする心強い味方チェ・ユチャンに扮する。前作「清潭洞アリス」に続き、脇役でしっかりと味を出すと見られる。

◆懸念要素

水木ドラマの低迷の影:「君の声が聞こえる」は視聴率で苦戦を強いられた「私の恋愛のすべて」の後番組として放送される。そのためプレッシャーは大きくならざるを得ない。キム・ヨンソプSBSドラマ局長も「いいドラマを作ろうとするが、視聴者とのコミュニケーションが足りなかったのか、視聴率が低いため苦戦している」ともどかしさを表した。

また、現在同時間帯に放送されているMBC「男が愛する時」とKBS 2TV「天命」の視聴率の推移が多少低迷している。「君の声が聞こえる」が水木ドラマのトップになるのか、それとも共に低迷するか、その結果に注目が集まる。

複合ジャンルへの挑戦、通じるか:「君の声が聞こえる」は法廷ロマンスファンタジーという複合ジャンルだ。これと関連し、キム・ヨンソプ局長は「最近、ドラマの傾向の一つが、単一ジャンルよりは複合するのが主流となっていると思う。この作品は法廷ロマンスとファンタジーが混ざった複合ジャンルで、見る人にたくさんのことを感じさせるはずだ」と自信を顕にした。

しかし、ロマンスと法廷スリラー、コメディ、ミステリーなど多様な形態を上手く合わせるのは簡単なことではない。また、複合に伴う演技も難しくなると予想される。俳優と制作陣がこのような難題をどのように解決するのかも期待できる部分だ。

◆記者の予感

「君の声が聞こえる」の制作発表会を通じて公開されたハイライト映像の中には緊張感溢れるストーリーが満載だった。各人物間の特別な絆を描きながら、興味もそそらせた。異なる性格を持つチャン・ヘソンとチャ・グァヌ、そして超能力少年パク・スハを通じてファンタジーの要素を加え、胸を打つ感動まで届けると見られる。

しかし、ファンタジーは危険になりがちだ。視聴者がプレッシャーを感じる可能性があるためだ。ファンタジーの要素を過度に表現しなければ勝算はある。蓋然性のある展開も注目ポイントだ。俳優たちの演技は実証されたため、共感できるストーリーの重要性がさらに強調されると見られる。

満を持して登場した「君の声が聞こえる」がSBS水木ドラマの立役者になるか、失敗に終わるかその結果に注目が集まる。イ・ジョンソク、イ・ボヨン、ユン・サンヒョンの組み合わせも期待を集める。

記者 : パク・グィイム 写真 : キム・ジェチャン