チェ・ジニョク&パク・ソジュン&ソン・ドンイル、主演よりも輝く脇役たち

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出番が少なくても主演に負けない存在感を発揮する脇役が注目されている。毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)だったら視聴者から非難されたはずの不倫している夫もラブリーに表現し、悪役ながらも魅力的なキャラクターで視聴者から応援される。主演俳優は演技力が問われ困惑するが、安定した演技力を身に付けた脇役らは主人公を上回る存在感をアピールする。

俳優チェ・ジニョク、パク・ソジュンなど、最近ドラマでその存在感を存分に発揮している俳優らを探ってみた。

最近一番ホットなスターの一人はチェ・ジニョクだ。チェ・ジニョクはMBC月火ドラマ「九家の書」で女性視聴者からの高い支持を得ている。「九家の書」第1話と2話でユン・ソファ(イ・ヨニ)と純粋な愛を見せてくれたク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)は、13話から千年悪鬼となって再登場し、ひとつのシーンだけでも主演に勝るとも劣らない存在感をアピールした。

ク・ウォルリョンのキャラクターとそれを演じたチェ・ジニョクは「九家の書」の序盤から注目された。ク・ウォルリョンとユン・ソファの愛は、ドラマのファンから高い人気を得て長い間話題になった。そのク・ウォルリョンが戻ってくるという話を聞いた視聴者は歓呼し、第12話ではただク・ウォルリョンの赤い目だけが公開されたにもかかわらず、話題を集めた。再登場したク・ウォルリョンはより一層セクシーになった目つきで視聴者を圧倒し、登場する度に視線を引き付けた。

MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」で金持ちの放蕩息子パク・ヒョンテに扮し熱演しているパク・ソジュンも、主演を上回る人気を集めている。彼はチョン・モンヒョン(ペク・ジニ)と政略結婚したにもかかわらず、結婚前に付き合っていた女とずっと会っている不倫男だ。普通ドラマでこのようなキャラクターは視聴者の批判の的になりがちだが、パク・ソジュンが演じる不倫男はむしろ女性の視聴者から可愛がられている。

パク・ソジュンは数々の女性遍歴を持つプー太郎で憎たらしいキャラクターのパク・ヒョンテを、とぼけた笑顔と台詞でラブリーなキャラクターに変えた。ここに生母と一緒に暮らせなかったパク・ヒョンテの複雑な家庭の事情が加わり、同情を引いている。それだけでなく、チョン・モンヒョンと喧嘩をしながら駆け引きすることもパク・ヒョンテをより目立たせ、“テモンカップル”は「金よ出てこい☆コンコン」で一番人気のあるカップルになっている。

SBS月火ドラマ「チャン・オクチョン」は、主人公のキム・テヒよりユ・アイン、ホン・スヒョン、キム・ソンギョンなど、周辺の人物がより注目される作品である。その中でチャン・オクチョンの叔父チャン・ヒョン役を演じるソン・ドンイルは悪役をリアルに演じ、好評を得ている。特にソン・ドンイルは最近人気を集めているMBC「僕らの日曜の夜-パパ、どこ行くの?」と180度違う悪役を演じ存在感をアピールし、出番は多くないが「チャン・オクチョン」で誰よりも目立つ。これまで主にコミカルなキャラクターを演じてきたソン・ドンイルの変身は非常に良い成果を上げている。

記者 : ソン・ミギョン