大企業KT、なぜSM&YGと手を組んだのか

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写真=TVレポート DB
韓国最大の通信企業KTが韓国のエンターテインメント企業を代表するSM、YGエンターテインメントと手を組んだ。

20日、SMとYG側はそれぞれKTと共同でホログラムコンテンツ事業を行うと明かした。各エンターテインメント企業が企画と制作を担当し、KTがこれをいつでも楽しめる専用の体験空間(以下、ホログラム専用館)を提供するのだ。

SMの場合、実際と同じホログラムで実現されるVirtual Real Concert“V-Concert”を昨年8月、COEXで開催した「S.M.ART EXHIBITION」を通して初披露した。今年1月には江南(カンナム)の野外ステージで少女時代の“V-Concert”も開催している。

KTまたは、KTエステートが保有している遊休支社などの空間を、複合文化空間(ホログラム専用館)として助成する。


YG側の関係者は「KT、Districtとホログラムコンテンツの投資配給ジョイントベンチャー“NIK(Next Interactive K, Limited)”を設立した。本格的なコンテンツプラットフォーム事業を展開する」と明かした。“NIK”は韓国、海外の有名アーティストたちのホログラム公演コンテンツ及びテーマパークのアトラクション用のコンテンツを確保し、これを韓国と海外の有力空間に俳優することを主な事業目的とする。

今年7月、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)EVERLANDでの“K-POP Hologram- YG at Everland”ショーケースを皮切りに、KTと手を組んで東大門(トンデムン)、済州島(チェジュド)などに大型K-POPテーマパークをオープンする。2015年まで中国、香港、シンガポール、タイおよび北米、ヨーロッパなど主な空間パートナーと類似した形の常設K-POPテーマパークを20ヶ所以上確保していく計画だ。

NIK側はSMとYGだけでなく、他の事務所のK-POPスターたちのコンテンツを持続的に確保するために乗り出した。海外アーティストのコンテンツも確保し、オープン・プラットフォーム・ビジネスを目指している。K-POPテーマパークに対するコンテンツライセンス以外にも、制作コンテンツをブランドプロモーションに活用する予定だ。MD及びF&B販売、スポンサー誘致などを介して、追加収益の創出を期待している。

記者 : キム・イェナ