「第49回 百想芸術大賞」テレビ部門14部門中8部門をSBSが総なめ(総合)

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まさにSBSの独走だった。SBSは14部門中8部門を総なめにし、「百想(ペクサン)芸術大賞」を席巻した。

9日午後6時、ソウル東大門(トンデムン)区回基洞(フェギドン)の慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂でチュウォン、キム・アジュン、オ・サンジンの司会で行われた第49回「百想(ペクサン)芸術大賞」では、SBSのバラエティ番組とドラマが賞を独占する現象が発生した。

計14部門のうち8部門を総なめにしたのだ。大賞を受賞したユ・ジェソク(「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」(以下「ランニングマン」))、ドラマ作品賞に「追跡者 THE CHASER」、演出賞には「その冬、風が吹く」を演出したキム・ギュテ監督、男性最優秀演技賞はソン・ヒョンジュ(「追跡者 THE CHASER」)、男性バラエティ賞はキム・ビョンマン(「ジャングルの法則」)、女性新人演技賞にApink チョン・ウンジ(「その冬、風が吹く」)、脚本賞にパク・ギョンス(「追跡者 THE CHASER」)、女性人気賞に少女時代 ユリ(「ファッション王」)が輝き、大きな成果を手にした。

特に「追跡者 THE CHASER」は3冠を達成し、名声に相応しいドラマとして光栄を手にした。演出力と緻密な構成の脚本、ベテラン俳優たちの好演が相まって作り上げたハーモニーに、「受賞は当然」との声が出ている。

他にも9年連続で大賞に輝いたユ・ジェソクの底力も注目に値する。ユ・ジェソクは「心より感謝している。番組を共に作り、苦労している『無限に挑戦』『ランニングマン』『ハッピートゥゲザー』ファミリーとこの喜びを分かち合いたい。僕を含め、バラエティをやっている者の目標と悩みは一つだ。どうすれば視聴者のみなさんに笑いを届けることができるのかということだ。おへそが出てくるほど笑わせてあげたい」と感想を述べ、「さすがユ・ジェソク」と高く評価された。

「ジャングルの法則」で男性バラエティ賞を受賞したキム・ビョンマンは、「『ジャングルの法則』のおかげで賞を頂けたと思う。一度行ってくると、3年は老けてしまうけれど、この賞で若返りできそうだ。この間議論も広がっていたが、今後未熟な部分があれば、より熱心に頑張りたい。さらに努力する」と議論にも言及し、誠意ある姿を約束した。

「その冬、風が吹く」の健闘も注目を浴びた。演出賞と女子新人賞の2冠を達成した「その冬、風が吹く」は、チョ・インソン、ソン・ヘギョ、チョン・ウンジ、キム・ボム、ペ・ジョンオク、キム・テウなどベテラン俳優と新人俳優の調和が完璧な俳優たちの好演、そして美しい映像、緻密な脚本で反響を得た。キム・ギュテ監督は「今回の作品をしながら、僕の演出の人生においてこのような作品にまた巡り会うことができるのだろうかと思うほど、撮影の間ずっと幸せだった。共に苦労してくれた俳優たち、スタッフたちに感謝している。あなたたちは最高だった、あなたたちのおかげで幸せだったと伝えたい」と感想を述べた。

またチョン・ウンジはこの日、女性新人賞を受賞した後「この賞を頂けるようにしてくれたA CUBEファミリー、家でテレビを見ている両親に感謝の言葉を伝えたい。そしてシン・ウォンホ監督、キム・ギュテ監督に感謝します。ママ、パパ。私、賞もらったよ」と感想を述べた後、Apinkのメンバーだったホン・ユギョンにも言及し、注目を浴びた。

計14部門中8部門を受賞したSBSは、2012年の光栄を再現し、大きく笑った。“ドラマ王国”“バラエティ王国”と呼ばれるほどの確かな地位を確立したSBSに、視聴者の関心が再び集まっている。

「百想芸術大賞」はここ1年間放送・公開されたテレビや映画部門の制作陣と出演陣に授賞する韓国唯一の総合芸術賞。1965年より韓国の大衆文化の発展と芸術家たちの士気高揚のために設けられた授賞式だ。

【受賞者(作)一覧】
テレビ部門
・大賞 ユ・ジェソク(「無限に挑戦」「ランニングマン」)
・バラエティ作品賞 「パパ、どこ行くの?」(MBC)
・教養作品賞 「韓国人の食膳」(KBS 1TV)
・ドラマ作品賞 「追跡者 THE CHASER」(SBS)
・演出賞 キム・ギュテ(「その冬、風が吹く」)
・男性最優秀演技賞 ソン・ヒョンジュ(「追跡者 THE CHASER」)
・女性最優秀演技賞 キム・ヒエ(「妻の資格」)
・男性バラエティ賞 キム・ビョンマン(「ジャングルの法則」「上流階級」)
・女性バラエティ賞 シン・ボラ(「ギャグコンサート」)
・男性新人演技賞 イ・ヒジュン(「棚ぼたのあなた」)
・女性新人演技賞 チョン・ウジン(「応答せよ1997」「その冬、風が吹く」)
・脚本賞 パク・ギョンス(「追跡者 THE CHASER」)
・男性人気賞 JYJユチョン(「会いたい」)
・女性人気賞 少女時代ユリ(「ファッション王」)

映画部門
・大賞 リュ・スンリョン
・作品賞 「王になった男」(リアルライズピクチャーズ)
・監督賞 チュ・チャンミン(「王になった男」)
・男性最優秀演技賞 ハ・ジョンウ(「ベルリンファイル」)
・女性最優秀演技賞 キム・ミニ(「恋愛の温度」)
・男性助演技賞 マ・ドンソク(「隣人」)
・女性助演演技賞 チョ・ウンジ(「後宮の秘密」)
・男性新人演技賞 チ・デハン(「マイ・リトル・ヒーロー」)
・女性新人演技賞 ハン・イェリ(「ハナ~奇跡の46日間~」)
・新人監督賞 チョ・ソンヒ(「私のオオカミ少年」)
・シナリオ賞 チョン・ビョンギル(「殺人の告白」)
・男性人気賞 神話(SHINHWA) キム・ドンワン(「ヨンガシ 変種増殖」)
・女性人気賞 パク・シネ(「7番房の奇跡」)

記者 : ムン・ジヨン、写真 : ムン・スジ