「ラジオスター」神話の“6色の魅力”が15年間出口を探せなかった理由

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写真=MBC「ラジオスター」スクリーンショット
「こんにちは~神話です」15年前、自分たちのことを「異国的なイメージのエリック」「クールガイのミヌ」「ウィットガイのドンワン」「星の王子さまイメージのヘソン」「SF漫画のイメージのカリスマチョンジン」「シャイガイのアンディ」と紹介していたグループ神話(SHINHWA)。いつの間にか30代の「長寿アイドル」になった彼らは、依然としながらも少しずつ成長し、「神話」というグループ名に相応しい姿を見せている。

神話のメンバー全員は、8日に韓国で放送されたMBC「黄金漁場-ラジオスター」(以下「ラジオスター」)の「古い奴ら」編に出演した。神話が「ラジオスター」に出演するのは昨年3月21日の出演以来2度目のことだ。今回「ラジオスター」に出演した神話は、昨年に出演した時とはまた違っていた。JTBC「神話放送」で共演しているからか、バラエティにより馴染み、メンバー同士で更に親しくなっていた。また、現在神話はプロデューサーや俳優など、それぞれの立場で新しい神話を書いている。

神話のメンバーたちは昨年と同じく、経済状況ランキング順で着席した。昨年はアンディ、エリック、ヘソンのお金持ちラインと、チョンジン、ドンワン、ミヌも奮発ラインという順で座った。今年はドンワン、アンディ、チョンジン、ミヌ、エリックの順に座った。ヘソンは南米ツアーで席を外したMC、SUPER JUNIOR キュヒョンの代わりにスパイMCとして活躍した。

経済面で目を見張るような成長ぶりを見せたのは、やはり1位のドンワンだ。昨年は「出演した映画の興行成績がよくない」という悩みを吐露した彼だが、今年は正反対だった。映画「ヨンガシ 変種増殖」が450万人の観客動員に成功し、KBS 1TV「がんばれ、ミスターキム!」は平均視聴率28%を記録した。彼は確固たる「主婦たちのアイドル」として位置づけられた。ドンワンの演技活動において、メンバーたちの応援は大きな力となった。チョンジンは「『ミスターキム』から二十歳だったドンワン兄さんの純粋な姿が見えて胸がじんとした」と打ち明け、アンディは1人で振付の練習をしているドンワンを見て涙ぐんだこともあると明かした。

アンディはTEENTOPの成功で2位となった。TEENTOPに対するアンディの愛情はすごかった。彼は「ミュージックビデオを流してくれるといえば、どんな番組でも全て出演した」という話を認めながら、「真品名品」「1対100」「依頼人K」などに出演したと明かした。また、TEENTOPのNIELがJYP所属のガールズグループメンバーSさんにアプローチされたと率直に明かし、Sさんが誰なのかに対する好奇心を刺激した。アンディは神話の中で一番年下のメンバーであるためか、「兄さんたちに丁寧だ」という感じがするほど優しい人のように見えた。

チョンジンはバラエティセンスがぐんと伸びていた。もともとバラエティ番組に出演する頻度が他のメンバーより多かった彼だが、「神話放送」でリーダーレベルの活躍をしながらバラエティセンスがさらに成長した。彼は「ラジオスター」でも不意打ちの質問をするなど、MCたちを気ままにもて遊んだ。リーダーのエリックは「チョンジンはもう僕と同い年のような気がする。漠然に弟の感じがした以前と比べれば、今は自分の分野を責任を持ってリードし、周りを見回す余裕を持つようになったみたいだ」とし、ミヌは「『神話放送』で彼がプロになったと実感している。小さいことにもリアクションを欠かさないし、再びピックアップしてウィットのある言葉で仕上げてくれる」と称賛した。このためか、リーダーのエリックに「拍手する時に去れ」と言いながらリーダーの席を欲しがるチョンジンの姿が笑いを誘った。

ミヌはエリックの表現によると、性格がかなり穏やかになったという。エリックは「ミヌは召集解除の後にかなり穏やかになった。以前は身長に対する冗談を言ったり、バカだとからかうと怒っているのが目に見えたが、今はそうではない」と説明した。ミヌは「その時は世の中で一番大きいと思っていた。でも今は円満に生きていきたいと思っている」と話した。するとMCのキム・グクジンが「今日、ミヌの顔が赤くなっているところを3回くらい目撃した」と暴露し、笑いを誘った。また、ミヌはコンプレックスかもしれない「身長」のことを冗談の素材として話す余裕を見せた。おばちゃんたちの理想のタイプ1位だというミヌは、「どうやってアピールしたのか」という質問に「理想的な身長で?」と答えた。

当時、おばあちゃんたちはミヌが好きな理由について「小さい唐辛子がもっと辛い(「山椒は小粒でもピリリと辛い」という意味)」と言おうとしたが、言葉が遅くて「小さい唐辛子が…ウム…」と言ったと伝え、笑いを誘った。

ヘソンはこの日のスパイMCであったものの、メンバーたちに強い質問ができない優しいスパイだった。しかし、メンバーたちをよく知っているだけにうまく会話を拾い、MCたちから褒められた。この日ミヌは、ヘソンとドンワンは「バウンス」が足りないのでダンスが下手だと明かした。すると、かっとなったヘソンとドンワンは「翼ライン(下手なダンス実力でステージの中央ではなく、両端で踊るヘソンとドンワンのこと)」のプライドを掛けたダンスバトルを繰り広げた。どの時よりも一生懸命踊ったヘソンは、堂々とダンスランキング5位の地位を獲得した。

エリックの場合は神話のリーダーらしい落ち着いた態度が際立った。彼は質問ごとに真剣に答え、各メンバーの長所を褒めながらリーダー兼代表の威厳を見せつけた。しかし、時々とんでもない姿も見せた。「女装にハマっている」という話にエリックは「ミヌが誘って巻き込まれてしまった」と言いながらも、「ブラックのストッキングが好きだ」「ヘソンの脚より僕の脚がもっと綺麗だ」と話した。それだけでなく、ネット上で話題になっている「どうしてですか?」を一番最初に使ったのは自身だと明かし、視線を引きつけた。

最後にエリックは神話の目標について「大きいものではないが、歌謡界の中心で精力的に活動したいというのが目標だ。チョー・ヨンピル先輩を見ながら、歳月が経ってもその時の流れに合う音楽をすれば『さすが神話だな』と言われることができるような気がした」と伝えた。神話は15年間一緒に活動してきた。彼らはお互いから離れることができない、家族のようなグループになった。このような点が「ラジオスター」で確かに証明された。神話は来年にも、再来年にも一緒に活動しているような気がする。一つだけお願いがあるとすれば、その時もまた「ラジオスター」に出演して変わらない魅力を思いきり発揮してほしい。

記者 : ソン・ヒョジョン