T-ARA N4、今になって涙ながらの解明…もう手遅れなのか
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Mnet「ビートルズ・コード2」ファヨンいじめ説を言及しながら涙…迅速な解明が必要だった
ガールズグループは涙をのんで生きるという人々の想像を崩した事件は、昨年7月に起きた“T-ARA元メンバーのファヨンいじめ説”だった。たとえガールズグループの内部でトラブルが起きたとしてもそれは自主的に、或いは所属事務所の仲裁によって、人の前に出る時は不仲などの雑音は消し仲の良いチームワークをアピールした。人々はその姿が本当の姿だと信じてきた。だが、昨年7月にT-ARAメンバーが日本武道館コンサートに足の負傷で出演できなかったファヨンを非難するような発言をSNSに残した事件で内部のトラブルが公開され、仲良く団結しているように見えたT-ARA、いや、ガールズグループの団結したイメージは崩れ落ちてしまった。
見せてはいけない不仲を人の前に晒した時の影響をT-ARAのメンバーは予想できなかった。コンサートを成功裏に終え、日本での地位を固めようとした途端、激しい非難にさらされたT-ARAは予定されていた韓国でのコンサートをキャンセルし、ウンジョンとソヨンは出演が確定していたドラマから降板せざるを得なかった。
T-ARAバージョンの「ヒーリングキャンプ」…涙を流したメンバーたち
同日「ビートルズ・コード2」に出演したウンジョン、ヒョミン、ジヨンは昨年のT-ARAいじめ説を意識したせいなのか、最初は気後れした様子を見せた。シム・シンという1990年代のアイドルが一緒に出演したものの、中高年の視聴者でない限り、T-ARAが何を話すかが重要でシム・シンは眼中になかった可能性が高い。いや、もしかしたらシム・シンは後輩T-ARAの心を開くため制作陣が用意した“エアクッション”という感じすらした。
同日MCらは本格的にいじめ説を言及する前からT-ARAに敏感な質問を始めた。多くのメンバーと一緒に活動していた彼女らが4人だけで活動する“意志”を聞いたとき、なぜMCはたくさんの言葉の中で“意志”という言葉を選んだのかと思った。4人で活動する“覚悟”または“心境”という言葉もあったはずだ。これは、ボラムとジヨンなどがファヨンをからかったと推測されるSNS中の文章、“意志の違い”を視聴者が思い浮かべるようにするための言葉の選択に違いない。
その次は、ヒョミンを泣かせた。MCらがヒョミンの致命的な弱点である“不良説”についてストレートに聞いたためだ。本格的にいじめ説について聞く前に“意志”そして“不良説”をストレートに聞くことで、T-ARAが心を開く前にやり込めた。
続いていじめ説の質問に対し、T-ARAはメンバーの不仲が人々に公開されたことは軽率だったと後悔する心境を明かした。日本のあるバラエティ番組でウンジョンがファヨンの口に餅を押し込むシーンが“いじめ説の証拠”になったことで“餅ウンジョン”というあだ名までつけられたウンジョンは、好きだった餅が好きなように食べられなくなったと訴えた。
ウンジョンは「キュリとヒョミンはリアクションが面白くなかったのでファヨンを選んだ。日本の制作陣が面白くするために演出した映像だった」と解明した。「うちの番組がファヨンいじめ説の証拠に使われ、当惑した」という当時のテレビ番組関係者が説明する映像も放送された。
ヒョミンは「ファヨンに『ごめん』と言いたかったけど、それができなかった」と言いながら泣き、ウンジョンも「間違ったことは解明し、反省と自粛をしたかった。でも、私たちは人々にとって何もできない子となってしまった」と涙を流した。メンバーらは同日の放送で「ファヨンが私たちのせいで寂しかったはずだ」と謝罪の言葉を伝えた。
人々は事実より迅速な解明を求める
ドラマ「オフィスの女王」の放送が韓国で始まろうとしたとき、大きな事件が発生した。主演女優キム・ヘスの論文盗作疑惑だった。その時彼女は素早く対処した。疑惑のあった修士学位を返上し、視聴者に心から謝罪した。迅速で真心が感じられるキム・ヘスの謝罪に視聴者は怒るより、論文を盗作した芸能人という不名誉から彼女を自由にしてあげた。いつ疑惑があがったのか分からない程、今はドラマとキム・ヘスという芸能人の価値が同時に上昇している。
一方、ソル・ギョングは2ヶ月前「ヒーリングキャンプ~楽しいではないか~」で奥さんのソン・ユナ関連のデマについて話したにもかかわらず、人々の認識はそれほど変わったようには思えなかった。当時、ソル・ギョングはソン・ユナとの噂に関するもどかしい心境を「(人々は)一度信じなければ最後まで信じない」と吐露した。ソル・ギョングがソン・ユナと再婚する当時の状況について世間の人々にもっと早く釈明したなら、今のように否定的な認識が生じることはなかったかもしれない。
ソル・ギョングとT-ARAは、一人で苦しんでいたことを打ち明けるのがあまりにも遅かったのではないだろうか。危機に対処する芸能人の姿勢はそれぞれの気質と状況によって異なるだろうが、T-ARAの事件が起きた時もっと早く解明したなら、T-ARAの復帰が今のように茨の道にはならなかったと思う。人々は事実そのものよりは、迅速な解明を求めるということを昨夏のT-ARAは知らなかった。いや、所属事務所の代表が知らなかったと表現した方がより適切だと思う。
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記者 : パク・ジョンファン