2PM“知って見ると面白い”七つの大罪を新曲MVで表現

OSEN |

6日、アイドルグループ2PMがリリースした新曲「この歌を聞いて戻ってきて」のMVに、人間の七つの大罪を意味するシーンが挿入されており、関心を集めている。2PMは、男女の関係を通じて表れる人間の本性を、各メンバーのキャラクターを通じて演出し、注目を浴びた。

七つの大罪とは、憤怒(Wrath)、嫉妬(Envy)、暴食(Gluttony)、強欲(Greed)、色欲(Lust)、怠惰(Sloth)、傲慢(Pride)のことだ。

まず“憤怒”は、恋人と大喧嘩するJun. Kの姿で表現した。彼は自動車から降り、空に向かって拳を振り回しながら、自身の怒りを表現した。

テギョンは、他の男と一緒にいる恋人に対し、極度に敏感になった感情を表現しながら“嫉妬”する姿を見せた。彼は激しく女性の顔に手を当てて、嫉妬の感情をありのままに表現した。チャンソンは、異性を欲情の対象として扱い、“色欲”に支配された。彼は自身の欲を満たした後は無関心になる男の姿をMVに盛り込んだ。

仕事と成功にだけ没頭し、自身の周りの人間を後回しにする“強欲”の感情は、ニックンが担当した。彼は恋人と特別な日を迎えたが、会社からかかって来た電話を優先して女性に寂しさを与えた。ジュノは、お酒に溺れ理性を失う姿を演じ“暴食”の最期を暗示した。ウヨンは、恋人に終始無関心な態度を見せるなど、“怠惰”の感情を表現した。

“傲慢”は、それぞれのキャラクターを演じた6人全員に該当する部分であり、JYPエンターテインメントの説明によると、MVの冒頭に出る“プライド”と書かれたネックレスが切れるシーンは別れを意味する。これは、傲慢が壊れてこそ、他人との関係を適切に見渡すことのできる視野が成り立つというメッセージである。傲慢の崩壊をスタートに、それぞれのメンバーは人間の本性に宿る罪の要素を一つずつ考察し、離れた恋人に戻ってくることを哀願した。

2PMは今回の曲を通じ、ビジュアルの面で“野獣アイドル”のイメージを脱ぎ捨て、ダンディな“チャドナム”(冷たい都市の男)へと、果敢にイメージチェンジした。2年間の空白からカムバックし、「この歌を聞いて戻ってきて」をリリースした2PMは、MVで体にぴったりのノースリーブ衣装を着てアピールしてきた男性美の代わりに、過ぎ去った愛を恋しく思うミルク男(ミルクのように優しい男)になって戻って来た。

記者 : イム・ヨンジン