パク・シフ、市民団体から訴えられる“告訴人への圧迫は間違っている”

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写真=イ・ジョンミン

「正しい機会研究所」チョ・ソンファン代表“告訴人への圧迫、間違っている”

準強姦及び強姦致傷の疑いで訴えられた俳優パク・シフが市民団体から訴えられた。正しい機会研究所は先月30日、パク・シフ事件を担当するソウル西部警察署にパク・シフと彼の後輩俳優K氏、そしてパク・シフ側の法定代理人の法務法人プルメ所属弁護士3人を性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑いで告発した。

2日午後、正しい機会研究所のチョ・ソンファン代表は「OhmyStar」との電話取材で「最初、事件を聞いた時は私もパク・シフがはいわば美人局にあったのかも、くらいに思った。それが、その後もネットをつければパク・シフ事件と関連した記事が溢れているのに、パク・シフ側の弁護人が一般的な弁論の範囲を超え便利屋のように行動していた」と話した。

それからチョ代表はマスコミの報道推移を見守りながら「メディアを通じて告訴人にプレッシャーをかけるのは正しくないアプローチ」という問題意識を感じたとした。「実際、研究所の人権弁護士と正しい機会研究所のメンバー皆がこの問題に共感していた。また、メールと電話などでこの事件に問題があると思う人達の意見を受け付けた」と説明した。

何よりチョ・ソンファン代表は、法務法人プルメ側の対応方式に問題を提起した。チョ代表は告訴人A氏の身元をプルメが公開し物議を醸したことについて「依頼人を弁論することから踏み出し、刑事訴訟自体を有利にするための戦略的行動だったと思う。社会的弱者を攻撃することで弁論の目的を達成しようとすることは、避難されなければならない行為」と強調した。

またチョ代表は、このような事件の展開が今後他の性暴力被害者に及ぼす影響についても憂慮した。チョ代表は「このような第二次被害を放置すれば、今後誰も性暴力事件を告発しなくなる。Aさんが感じた恐怖も膨大なものだったと思われる。個人的にはAさんにどのような過去があったとしても、それが性暴力犯罪に妥当性を与えることはないと思う」と力を入れて話した。

続いて「パク・シフの非が10なら、プルメ側の非は90以上だ」としたチョ代表は「事件の真相を明かすことはさておき、この事件終結以降パク・シフの健全な社会復帰を手助けすることまでもが法定代理人の役割だと思う。しかしプルメは手続き上の有利さを取るために、望ましくないやり方をした。パク・シフよりもプルメの方が大きな責任を負うべきだと思う」と指摘した。

またチョ代表は「法定代理人として、また刑事被疑者として事件の真相は法廷で明らかにしなければならない。悔しい箇所があれば今からでも積極的に捜査に応じ、それを解決すべきだ」と話した。

最後にチョ代表は、「マスコミの報道の仕方にも問題があるが、それに対する対応については追って議論する予定だ。またプルメ側を、大韓弁護士協会倫理委員会などに提訴する考えもある」と話した。

パク・シフは2月、芸能人志望生A氏を自宅へ連れ込み強姦した疑いで訴えられた。パク・シフの後輩K氏も強制わいせつの疑いで一緒に訴えられた。これを受け警察は先月、パク・シフに対し準強姦と強姦致傷の疑いで検察に送致した。

記者 : イ・ミナ