【スターコラム】キム・ウビン「僕の先生そして、僕の夢」 ― Vol.2

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少年キム・ウビンの夢は、モデルになることだった。幼いにもかかわらず、その夢のための一本の道だけを歩み続け、結局はその夢を叶えることに成功した。彼にとって、モデル以外のものを想像することは難しいことだった。

彼が役者の道に入ったのもモデルの仕事のためだったので、その情熱は高く評価できる。彼の心の中に演技に対する情熱を吹き込んでくれた、大切な人が一人いる。

キム・ウビンはその情熱をもとに、もう一つの夢に向かって頑張っている。いつもそうだったように、周りの多くの人たちは彼が進む道に応援のメッセージをくれ、手を差し伸べる。

役者キム・ウビンの話、スタートしてみよう。/編集者

NAVER スターコラム:キム・ウビン

こんにちは。皆さんからの多くの応援と褒め言葉に支えられ、時間が過ぎるのも気づかないほど幸せな日々を送っているキム・ウビンです。Vol.1で送って頂いた貴重なコメント、すべてに感謝します。皆さんからのコメントは全部心の中に入れておこうと努力しています。僕が皆さんに応えることができる方法は、皆さんに早く僕の話をお伝えすることしかないという思いで、つたない文章力にもかかわらず、もう一度皆さんの前に現れました。

これからVol.1の最後で予告したように、モデルキム・ヒョンジュンを役者キム・ウビンに変えてくださった方を紹介します。僕の人生において本当に大事な方なんです。その方は、現在俳優として活動している、ムン・ウォンジュ先生です。

僕がモデルの仕事をしてから、今まで導いてくださった方です。先生もスターコラムについて聞いて、手紙を送ってくださいました。それでは、先生のお言葉を聞いてみましょうか?

先生のお言葉、心に刻みつけます!文章準備完了!

ムン・ウォンジュが見た、キム・ウビン

まず、キム・ウビンでない、モデルのキム・ヒョンジュンに初めて出会った瞬間を思い浮かべてみます。彼は、長身にハンサムな顔、反抗的な眼差しを持った、非常に魅力的な男でした。僕は彼をただのハンサムなモデルだと思いながら授業を行いました。

僕は今もそうですが、非常に至らない教師でしたが、ウビンは僕の授業を本当によく聞いてくれました。彼と一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、彼の真の魅力は長身やハンサムな顔、反抗的な眼差しではなく、何をするにも堂々として、自信溢れる彼の性格だと感じるようになりました。

またウビンは、僕に対していつも率直で堂々としている人でした。僕の浅い識見ですが、人が堂々として自信を持つためには、その裏で無数の努力と苦痛が伴っていると思います。彼は、そのような努力と苦痛を楽しむことのできる、本当の男です。それで僕は、彼と一緒に夢を叶えて行く同伴者として、彼の本当のファンになりました。

今のように彼が多くの人に希望と夢を与える、良き俳優としての道を練磨していくことを、陰ながら祈っております。

ウビンへの手紙

愛する教え子、ウビンへ

教え子という表現を使うときに、僕にそのような資格があるかどうか、本当に躊躇した。本当にありがたく、また感謝している。

君が僕に先生という名を付けてくれたので、僕はさらに正しい人生を生きなければならないと決心するようになった。

たぶん、僕にとって人生の真の師匠は、他でもない君を含めた教え子たちだと思う。

僕にこのような力と勇気をくれた君だから、他の人たちにも力と勇気を与える、良き役者になることを祈っている。また、君を信じ君を愛する観客のために、たゆまず走ってほしい。

その道の終わりが成功という実ではなく、君が幸せになることを心から祈るよ。いつものように、堂々としていてかっこいい君が、本当に誇らしい。

僕のことを先生と呼んでくれてありがとう。また、素敵に成長してくれてありがとう。何より、僕を人らしくしてくれてありがとう。

いつか試練がやってきても、一緒に笑いながら乗り越えることのできる、夢のパートナーになろう。

P.S.腹減った。何かおごれ(笑)

ウォンジュ

僕の演技において精神的な支え、ムン・ウォンジュ先生です^^

「ゆれながら咲く花」

ムン・ウォンジュ先生の手紙に込み上がる感情を抑えようと、しばらく何も書けませんでした。改めて、ありがとうございます、先生!

人生においてムン・ウォンジュ先生が大きな影響を与えてくれたとすれば、作品においてはドラマ「ゆれながら咲く花」のことを言わないわけにはいきません。

「パク・フンスだ、パク・フンス!」

ドラマが終わってから、街中で感じた最も大きな変化でした。もちろん、仕事も多くなりました。僕にとっては本当にありがたい作品でした。最初は、ドラマが失敗するだろうという予想が多かったようです。僕が「ゆれながら咲く花」に出演することにした理由の一つは、叔父でした。叔父は記者なので、毎朝ネットでニュースを読むのが習慣だったんです。

昨年は特に学校に関するニュースが多かったです。僕が卒業してからそれほど経ってもいないのに、墜落する教権の問題が、本当に深刻に思えました。作品を通じて、このような深刻な問題の解決に少しでも役立ちたいと思って、参加することにしました。僕も作品の良さに意義を置こうという気持ちで参加したんです。

ドラマの撮影をしながらコメントを見る時、一番嬉しかったのは、「ドラマを見て家族の間で会話が増えた」という評価でした。僕も学校に対して、さらに関心を持つようになりました。

「なぜ学校のドラマでミンギやジョンホのような子たちが多く生まれるのだろう」という根本的な理由について考えていただきたいと思います。結局は無関心なんです。温かい言葉一言でも話しかけていたなら、その子たちが少しは変わったのではないかと思います。僕が感じていた学校の相談室は、抵抗を感じる空間でした。そこは、問題のある子たちが行く所だと思っていました。生徒たちのための相談室が開かれた空間になったらいいなと思います。ドアがなくて、通りすがりに「先生、こんにちは!」と挨拶できそうな、温かくて開かれた空間に。

パク・フンスだったので、台詞があまりありませんでした。それでさらに幸せ(?)だった撮影現場^^
あ!ふと思いついたことですが、僕の強い(?)印象のせいで、僕の学校生活が変わったものではなかったかと感じる方もいらっしゃるかと思います。僕は、モデルの夢を抱いた、少し違う子だっただけです。他の子たちは勉強に対するストレスと圧迫を感じていましたが、僕はそれよりは少し自由な方でした。僕も僕の志願大学に受かるために頑張りましたが、成績よりは実技が中心だったので、そこが違ったと思います。

とにかく、「ゆれながら咲く花」以降仕事が多くなって一番喜んでくれるのは、家族です。家族でのグループチャットルームがあるんですが、毎日会話を交わしています。仕事を始めてから通帳を母が管理していますが、最近は通帳を見ては本当に喜んでくれます。また何より、祖母が、孫がドラマに出てくると誇らしく思ってくれています。祖母のためにも、週末ドラマや毎日ドラマをやるべきかなと思います。お願いします!!^^;;

俳優キム・ウビン…そして夢

僕は、演技で持って生まれた能力を持っている人はいないと考えています。これは、僕が演技を続ければ続けるほど、さらにそう感じると思います。僕は僕が本当に頑張って初めて、次第に良い結果が出てくると思います。だから努力していますし、これからも努力するつもりです。僕が画面に顔を出して活動をすればするほど、支えてくれ愛してくれる方が増えますから。その方たちをがっかりさせるわけにはいかないと思います。どの現場に行って仕事をしても、最善を尽くす姿をお見せしたいです。

多くの方から、僕の夢や予定について聞かれたりします。いつも答えているのですが、僕の究極の目標は、良き人間、良き役者になることです。時間が経って人生を振り返ることができる歳になった時、「いい俳優だよ」「いい人だ」と言われることができて初めて、いい人生を生きてきたと言うことができると思います。今は、どうすればいい人になれるかについての基準を探しています。ひとつ見つけたのは、「人を思いやれる人」が良い人だと思います。

仕事がうまくできなければ、叱られて当然だと思います。叱られながら学ぶものだと思っていますので。演技についても指摘されたりしますが、まだもっと叱られながら学ぶ段階です。今ちょうど第一歩を踏み出した所だと思います。

もっと一生懸命学んで、後で後輩ができればそれまで蓄積したノウハウを伝えたいです。何もない時、学んで受け取ったものが多いのでさらにそんな感じがするみたいです。これまで受けてきたものを返したい気持ちが大きいです。それがモデルの仕事でも、演技でも。

あ!機会があれば、ミュージカルにも挑戦してみたいです。僕は、ミュージカルを観ることが大好きなんですが、歌はあまり上手じゃないんです。本当に本当にかっこ良くて、やってみたいと思いました。まるでモデルや演技に初めて接した時のように、ときめきを感じました。一生懸命歌も練習して、いつかきっと挑戦してみます!

才能よりは努力で!いつかミュージカル舞台に立つことのできるその日のために!
うーん……残念ではありますが、僕の話はここまでとなります。これまで、つまらなかったかもしれない僕のコラムを読んでいただき、ありがとうございました。僕はいつも、一番重要なのは健康だと思います。僕が健康で初めて、僕の愛する人たちを支えることもできますし、僕が嬉しい時はしゃぎ回ることもできますから。皆さん、健康には気をつけてくださいね。

応援してくださり、思いを寄せてくださる分だけ、皆さんも幸せになりますように祈ります。まもなく、初めての映画「チング 永遠の絆」が公開されます。今本当に楽しく撮影していますので、是非映画館で見てください。違法ダウンロードはいけませんよ!後悔させないように、毎シーン一生懸命撮影しています。まだ肌寒いので、風邪には気をつけてください。いつも健康で、幸せでありますように。

文:キム・ウビン

「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。

記者 : キム・ウビン、編集 : ファン・ヨンヒ(Issue daily局長)、写真 : Issue daily、SIDUS HQ、ロードフォトスタジオ、キム・ヒョボム