JYJ ジェジュン&チャン・グンソク&G-DRAGON…私生ファンとの“愛と戦争”

OSEN |

スターのプライベートにまで侵入する過激なファン、いわば私生ファン(サセンペン:芸能人の私生活まで追いかけるファン)による被害が続いている。多くのスターがマスコミとSNSを介して苦しさを吐き出しているが、私生ファンの行動はとどまることを知らない。またこれらの余波は、スターを始め近所の住民など周りの人たちにまで達しており、二次被害を生んでいる。

グループJYJのジェジュンは14日自身のTwitterに「気持ち良く韓国に帰ってきたのに、空港で写真記者のように一生懸命写真撮るのまではいいけど、おじいさんやおばあさんが倒れたら、起こしてやるか、謝るべきではないのか?」というコメントを掲載した。続いて彼は「車に乗って写真がうまく撮れたか確認する前に、自分のおじいさんやおばあさんではなかったか確認したらどうだ?」と私生ファンたちに苦言を放った。

ジェジュンを始めJYJの私生ファンによる被害は、よく知られている。昨年3月あるメディアはJYJと私生ファンの会話が盛り込まれた音声ファイルを公開し話題を集めた。これにJYJは、私生ファンによりこれまで甘んじて受けるしかなかった、度を過ぎた精神的な被害をひとつ残らず公開し、皆をショックに陥れた。JYJ側によると、私生ファンはメンバーたちの住居に無断で侵入しキスを試み、メンバーたちの携帯をコピーして昼夜誰と連絡をやり取りしているかチェックしている。これだけでなく、24時間一挙手一投足を監視しながらメンバーたちを苦しめた。

グループSUPER JUNIORも代表的な私生ファンの被害者だ。SUPER JUNIORのメンバーヒチョルは、自身のTwitterに「自宅の前にも、区役所(現在公益勤務中の)の前にも来ないでください。30歳になってちょっと優しくなったと思ったけど、僕はダメみたい。交通事故の後遺症がまだ残っているのに、毎回命をかけて逃げるような運転は恐いです」というコメントを掲載した。“毎回”と“命をかけて”という表現から分かるように、危険な結果をもたらしかねない私生ファンの横暴は、今や彼らには日常となっているのだ。

このように、人気アイドルの大多数は私生ファンの狂的なファン心に傷ついている。グループBIGBANGのG-DRAGONもTwitterで「最近になって若い子たちが自宅まで押し寄せてくる。玄関の前まで。理解しようとしているが、これは本当にないんじゃないかと思う」というコメントを掲載した。続いて彼は「母と姉が夜、家に帰ってくる時に驚いている。自宅には来ないでくれ」と私生ファンたちに頼むコメントを残し、皆を切なくさせた。

私生ファンによる被害者は、アイドル歌手だけではない。俳優チャン・グンソクはTwitterに「私生ファンの人たち。あなたたちは私を追い回して、私に関して一挙手一投足のすべてを知っていると思っているでしょう。でも、これ知ってる?それだけ、あなたたちは私からどんどん離れていっているんだ。笑顔が出るうちに笑っときな。私は、怒ったら恐い男だから」というコメントで私生ファンたちを叱った。続いて彼は「あなたたちの顔はしっかり覚えているから。私生ファンの顔を覚えているという言葉に、すごく喜んでいるんでしょう?」と書き込んだ。

このような私生ファンたちの横暴がさらに深刻なのは、根絶できる方法がないためだ。彼らが犯罪に近い行為を犯しても、ファンという名前のもとでやっているので法的告発まで進むケースは稀だ。そのため、私生ファンに手本となる処罰例がほとんど皆無に近く、そのためさらに私生ファンの横暴が激しくなるのだ。スターと私生ファンの終わらぬ戦争は、今この瞬間も続いている。

記者 : パク・ジョンソン