Vol.2 ― PSYの「GENTLEMAN」は“第2の江南スタイル”になれるのだろうか

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写真=YGエンターテインメント、TVレポート DB
歌手PSY(サイ)の新曲「GENTLEMAN」が全世界119ヶ国でリリースされた。「江南(カンナム)スタイル」というたった1曲でアメリカのビルボードチャートで2位、イギリスのUKチャートで1位に輝いたPSYへの期待は高まっていた。

PSYの「江南スタイル」は単一コンテンツとしては世界で唯一の、再生回数15億回を突破した。この前例のない記録は、当分簡単には破れないだろうと予想されている。

2012年からPSYが手にした成果は、単に「江南スタイル」の音楽だけではなかった。この歌を一緒に歌い、踊れる振り付けが加わっていたためだ。“グローバル歌手”“ワールドスター”PSYを可能にさせたのは、“馬ダンス”のおかげだった。

この部分は、PSYが最も悩んでいる部分でもあった。すでに昨年からPSYは新しい振り付けを作るため、多くの時間を割いていると伝えられていた。最近では「韓国では誰でも知っているけれど、海外のファンは知らない振り付け」だというヒントを明かし、好奇心をくすぐった。様々なダンスが候補として上がったが、Brown Eyed Girlsのガインが「GENTLEMAN」のミュージックビデオに出演したということから、振り付けは“生意気ダンス”が確実なものとされている。

PSYの成功の鍵を握るのは、ミュージックビデオだ。再生回数15億回という数字は、単に15億人がクリックしたという計算には繋がらない。すでにミュージックビデオを見た人が繰り返し再生した可能性のほうが高い。これは、「江南スタイル」のコンテンツそのものに魅了され、クリックが繰り返されたともいえる部分だ。「GENTLEMAN」のミュージックビデオも、見る者を熱中させることのできる映像やストーリーを盛り込む必要がある。

「江南スタイル」のミュージックビデオでは、4Minuteのキム・ヒョナと「無限に挑戦」のユ・ジェソク、ノ・ホンチョルが出演し、見所を増やした。キム・ヒョナが韓国女性のセクシーな魅力を強調していたのなら、ユ・ジェソクとノ・ホンチョルはユニークな面白みを与えた。そのおかげでユ・ジェソクとノ・ホンチョルは、2012年12月31日に米ニューヨークタイムズスクエアの特設ステージで開催されたABC「DICK CLARK'S NEW YEAR'S ROCKIN' EVE」にPSYと共に出演することができた。

韓国では馴染みのある「無限に挑戦」のメンバーたち。特に「江南スタイル」でも登場したユ・ジェソクとノ・ホンチョルの再登場と、Brown Eyed Girlsのガインの合流がPSYの「GENTLEMAN」のヒットの起爆剤となるのだろうか。期待が集まっている。

記者 : キム・イェナ