“ヴァンパイアアイドル”VIXX、変化を準備する今

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写真=Jellyfishエンターテインメント

デビュー1周年を控えた今、4枚のシングルをリリースし、バラエティ番組とラジオで魅力をアピールしている。“ヴァンパイアアイドル”という唯一無二のニックネームも得た。海外市場でグループの認知度も高めている。2013年がもっとも重要なポイントだ。新しいアルバムとドラマ出演の準備をしているアイドルグループVIXXに会った。

100%のポジティブさを広く伝えるリーダーのエンをはじめ、韓国のアイドルグループの中で最も無口なレオ、子供の頃からのぜい肉が10キロ落ち、変化したルックスに満足しているケン、ぎこちない口調を演技で昇華させたラビ、バスケットボールの選手出身のイケメンで、メローな演技を夢見るホンビン、すべてのことに対して意欲と好奇心に溢れる末っ子のヒョギまで……。賑やかなVIXXタイムは今から~

6人の男、カラーレンズとマニキュアでヴァンパイアに変身

エン:「傷つく準備ができている」のステージの完成度、高かったでしょう? 良い評価をたくさんいただいたので嬉しい。でもその分、次のアルバムに対する責任感も大きくなった。もっと良い姿を見せなければならないからね。

ケン:そう。ヴァンパイアというコンセプトは、ひょっとすると人々に好まれないかもしれなかったよね。幸い、かっこいいビジュアルに仕上がったけど。

レオ:カラーコンタクトをつけ、ネイルをすることが正直大変だった。

ラビ:僕は髪の毛を強烈なオレンジ色に染めた。最初は怖いという反応があったけど、みんながだんだん好きになってくれて満足した。

ホンビン:うちのグループが独創的だったというよりは、“ヴァンパイア”というコンセプトがあまりにも強かったおかげでうまくいったと思う。これから様々なビジュアルを見せる必要があると思う。

ケン:新学期に学校に行くと、僕のことに気付いてくれる友達が多くて嬉しかった。もちろんメイクをして行く時のほうがもっとたくさんの人が気付いてくれるけど。

ホンビン:じゃあ、ケン兄さんはヴァンパイアの姿で行ってみな。カラーコンタクトまでつけるのはどう?(笑)

エン:前のアルバムで得た“ヴァンパイアアイドル”というニックネームは、ファンがつけてくれたとすれば、次のアルバムでは世間の人々の脳裏に深く残ることができるニックネームを得られれば良いと思う。

ラビ:今度はもっと大胆な音楽にするか、むしろ大衆的な方向に行くかだな。

エン:グループの中で歌、ユーモア、ラップなどの担当があるから、全員が均等に関心を受けていると思う。ありがたいことだ。

ホンビン:ステージの上でのカリスマ性溢れる姿も、ステージを下りた時の親近感溢れる姿も両方好きになってほしい。もちろん違いは大きいだろうけど(笑) それが僕らの長所だと思う。

ヒョギ:バラエティ番組で僕らの実際の姿を見せるのもいいと思う。“おばちゃん気質”を持っているメンバーをさらに目立たせないと。ハハ。

ケン:僕は必ず、ZE:Aのグァンヒ先輩のように、バラエティ界で可愛がられる人になる(笑)

ラビ:とにかく1位を目指しているわけではないよな。うまくいって自然に良い評価を得られれば当然嬉しいだろうけど、1位になることが必ずしも成功の基準じゃないからね。

レオ:その通りだ。


健全な生活をしているアイドル、互いのことを大切にするメンバーたち

エン:正直、デビュー当時の僕らは他のアイドルグループに比べてかなり人見知りをしていたと思う。でも僕らのための場所が与えられれば、すごく活発になるよね。バラエティやラジオ番組に出演しながらどんどん口数が多くなったし。

ケン:そしてエン兄さんはアイドルグループのメンバーの中で、ラジオ番組に最も多くレギュラー出演しているんだよね。僕がその後を追ってみせるから。

ホンビン:エン兄さんは無口なレオ兄さん(笑) の分まで話してくれるし、実際、メンバーの中で一番話がうまいから。

ラビ:最初会った時は、みんなそれぞれ違う人生を生きてきたから心配もあったけど、一緒に暮らしてみると、こんなにいいメンバーもいないような気がする。

ヒョギ:僕は最初から兄さんたちが好きだったよ。レオ兄さんはどうだった?(笑)

レオ:僕も。

ラビ:時々過去の写真を見ると、僕はケン兄さんが生まれ変わったと思ったよ。あまりにもルックスが変わったから。ハハハ

ケン:僕も認める。過去の写真が掲載されると、超面白いと思う。でも可愛くない? 不細工だけど、本能的なキヨミ(可愛い人)なんだ。ハハハ。

エン:僕らのように宿舎が好きなアイドルもいないんじゃない? テレビもないのに、ひたすら宿舎にいるんだから。

ケン:宿舎が楽だからだと思う。21階だから眺めもいいし、休むのに適した場所だから。

ラビ:僕らの宿舎はまさにVIXXのプライドだよ。ハハハ。

ホンビン:代表が特別に用意してくれた宿舎(笑) 24時間一緒にいると、本当に親しくなっていく気がする。

ヒョギ:兄さんたちといると、本当の兄弟みたい。設定じゃなく、毎日会っても面白い兄さんたちだよ。エンママ、レオパパと一緒に暮らしている気がする。ハハハ。

ケン:テレビでしか見ることができなかった芸能人を実際に見て本当に不思議だった。もう歌手はたくさん見たから、これからは俳優の方を見たい(笑)


デビュー1年、これから一緒に歩んでいかなければならないVIXX

エン:これから僕は自信を持って失わずに、もっと一生懸命に活動する。練習生時代が長かったけど、いつかはできると信じていた。みんなに会ってからは、さらに確信ができた。親が喜んでいるから、これからも幸せにしてあげたい。

ケン:僕も両親がすごく喜んでいる末っ子のことで胸がいっぱいと言っているからね。うちの親の周りでは、VIXXと僕が最高の話題だよ。かつてのカラオケスターから、今は“オムチナ”(母親の友達の息子の中で最も勉強が出来て性格も良く、何でも出来る完璧な男)になったかな? ハハハ。

レオ:僕も家族や周りの人のためにもっと一生懸命に歌おう。

ホンビン:僕もやりたいことがたくさんあるから、よそ見せずに一生懸命に取り組む。僕らを手伝ってくれる周りの方々に恩返ししないと。

ラビ:まだステージで見せたいものがたくさんある。ラップメイキングももっとやりたいし、僕が想像するステージとコンサートがあるから。みんな、期待して。

ヒョギ:僕も兄さんたちのように頑張る。僕らのファンはもちろん、世間の人々が共感できるVIXXならではのステージを見せたい。末っ子ヒョギの真価はまだ10%も発揮されていないということ。ハハハ。

ホンビン:特に最近は活動と学業を並行するのが好き。VIXXに対する人々の反応を実際に感じることができるし、学校で学んだことをステージの上で表現することもできるから。ミュージカル学科の授業が本当に面白い。いつかは専攻を生かしてミュージカルにも出演してみたい。

レオ:僕がミュージカルを専攻した理由は別にある。演技よりは、歌を歌う時の感情表現に役立つと思った。学んでみると、発声や発音などの外的な部分でたくさんためになった。

ケン:僕も最近作詞の勉強を始めた。みんな、楽しみにしてもいいよ。

ヒョギ:僕も大学に進学したら、兄さんたちのように休学せず一生懸命に勉強したい。でも演劇映画科にも興味があるし、実用音楽科もあるし、兄さんたちが通っているミュージカル学科も良さそうだし。どこに進学した方がいいでしょうかね?(笑)

記者 : キム・イェナ