YGの“愛され歌手”イ・ハイ「事務所にこれっぽっちの不満もない」

OSEN |

YGエンターテインメントで、現在一番愛されている歌手はイ・ハイだろう。ヤン・ヒョンソク代表が自ら細かい部分まで気を配っているうえ、所属事務所の近くに母親と一緒に過ごせるマンションまで提供している。

イ・ハイは特有の笑顔で「所属事務所にはこれっぽっちの不満もない」と明るく話した。同じ年代の歌手たちがあらゆる苦労を話すこととは対照的だ。好きな仕事だから慣れやすく、ささいな悩みも無いとのことだ。

「ヤン・ヒョンソク社長には本当にお世話になっています。あれこれ全部教えてくださって、ソロだから一人で悩まなければならないことを解決してくれます。そのため、お父さんのような感じがします。所属事務所に不満ですか?本当にないです。悩みですか?今度はどんな姿をお見せすればいいか、そんなこと以外はありません。本当に幸せです」

もちろん腹が立つ瞬間は多いそうだ。ボールペンの蓋が開けられなかったりする、そんな些細なことだ。

「思春期は現在進行中ですけど、良いです。一番の関心事は、次のアルバムのタイトル曲『ROSE』でどう違う姿をお見せするか、ということです。『ROSE』はもう少し重くて成熟した感じです。見方によっては、楽しいけれど暗い印象。雰囲気がちょっと暗いですね」

先立って発表した「IT'S OVER」では、可愛い振りを“思いきり”した。

「今回は余裕が出て来ました。前回は全てが初めてだったし、ヒールを履くのが大変だったんです。今回は先生に教えられた通りたくさん練習しました。殴りたくなるぐらい可愛くして、と言われて自分で『私今何しているんだろう?』と思えるくらい、可愛いふりを一杯しました。最近の学生たちもそんなに可愛い振りはしません(笑) 私は愛想が無い方なので、少し照れくさかったです」

初のステージは10日のSBS「K-POPスター」だった。昨年自身を審査したその「先生たち」の前で、リリースステージを披露したのだ。

「先生に良い成績表を提出する感じでした。でも、先生たちがいて前を見ることができなかったです。それで他の所を見ていました。でも、大切な弟子のように思ってくださって、嬉しかったです」

イ・ハイは同年代から中高年層まで全ての年齢にアピールする魅力を持っている。とりわけお父さん、お母さんファンが多いと言う彼女は、はらはらして見守りながらも、私に情が湧いたようだと謙遜して語った。

「『K-POPスター』に出演して良かったと感じます。シーズン2を一生懸命観ていますが、シーズン2に出たら頑張るとは思うけど、もっと大変だったと思います」

イ・ハイは今回のリリースで、一層綺麗になった美貌でも注目を集めた。野菜中心の食事には結構慣れてきている。

「社長にダイエットしろ、と言われてはいませんが、痩せると本当に喜んでくれました。それで『あ、もっと頑張ろう』と思いました(笑) 綺麗になったと言われますが、男の子から連絡が来ることはありません。友達もクールで、応援はしてくれるけど連絡を頻繁にしたりはしません(笑)」

彼女は今回のアルバムの収録曲も全部聴いてください、と再度お願いした。以前は歌手が自身の曲に愛着を持っているのが不思議だったが、自らが歌手になった今は理解できると言う。

「『IT'S OVER』はですね。ブルース、ジャズを編曲して馴染みのある印象に仕上げた楽曲です。私のカラーを生かしながらも大衆性を欠かしませんでした。イントロ曲は自分への自信を盛り込みました。『片思い』は私が中3の時にした片思いをモチーフにしました。その時の相手はまだ誰も知りません(笑) 『Dream』はオールドな感じですが、聴きやすい曲です。『Special』は、私にいはまだヒップホップは難しくて(笑) 新しいガールズグループのメンバーが手伝ってくれて良くなりました」

「ROSE」は21日に公開される予定だ。所属事務所に不満も悩みも無い彼女が、唯一気を遣っている、その楽曲だ。

「また違った姿を披露することができそうです。楽しみにしてください!」

記者 : イ・ヘリン