時代劇「ホジュン」俳優たちの“初挑戦”

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MBC「ホジュン~伝説の心医~」…初めて時代劇や悪役に挑戦する俳優らの意気込みは?

演技なら誰にも負けないベテラン俳優が集まったが、MBC「ホジュン~伝説の心医~」はドラマの性格や特徴のため、初挑戦で初経験となる俳優もいた。

13日午後、MBC特別企画ドラマ「ホジュン~伝説の心医~」(演出:キム・グンホン、脚本:チェ・ワンギュ)制作発表会が、慶尚南道(キョンサンナムド)晋州(チンジュ)市、慶南(キョンナム)科学技術大学校100周年記念館の大講堂で行われた。同発表会の直後に行われたインタビューには、キム・ジュヒョク(ホ・ジュン役)、パク・ジニ(イェジン役)、ペク・ユンシク(ユ・ウィテ役)、パク・ウンビン(ダヒ役)、ナムグン・ミン(ユ・ドジ役)、キム・ミスク(オ氏役)、チョン・ホビン(アン・グヮンイク役)、イ・ジェヨン(キム・ミンセ役)が参加した。

写真=MBC
ベテラン女優のキム・ミスクにとって、「ホジュン~伝説の心医~」は、初めての悪役挑戦という意味があった。これまで優雅な女性、または逆境や困難を乗り越える母を演じてきたキム・ミスクだった。だが、今回の作品でキム・ミスクは、逆境にも屈しない情のない人物であるオ氏に扮した。

「個人的に時代劇に出演することは、良い機会だと思います。それも『ホジュン~伝説の心医~』という素晴らしい作品ですのでなおさらです。これまで現代物をたくさんやってきたし、そこでも良妻賢母役を主に演じてきたので、退屈するんですよ。シングルマザーなど、不幸な役も多かったのですが、今回は家族もいて夫もいる役ですね。ちょっと大声を出しながら撮影できるんじゃないかなと思います(笑)

悪役だと言われますが、いよいよ私の内面にある私を取り出す時になったのでしょうか?(笑) でも、私はオ氏を悪役と思うよりは、現実的な妻であり、母だと思います。現実の問題を考えず、周りの人にいつも施すことを好む夫を支配しながら、息子は立派に育てたい野心があるのです。

非常にリアルな母に設定したいと思います。私たちの周りに様々な母の姿があるでしょう。ですが、脚本家の考えは違って、台本よりずっと弱くしなさいと言われ、今ちょっと悩んでいます」(キム・ミスク)

写真=MBC

初の成人役に時代劇への挑戦、どうだろうか?

女優パク・ウンビンには初の成人役という意味があった。これまで数々の作品で子役として大活躍したため「ホジュン~伝説の心医~」で見せる彼女の姿が楽しみだ。特に、ホ・ジュンの妻のダヒ役にキャスティングされたのは、パク・ウンビンにも大きな幸運であるはずだ。

「私は、『階伯(ケベク)』『王の女』『善徳女王』『明成皇后』を通じて様々な子役を演じました。でも時代が新羅、百済、高麗時代、または近代でしたので、朝鮮時代に対する熱望がありました。さらに、子役は時間的制約があって、もっとお見せしたくてもできなくて、悔しさもありました。

今回良い機会だと思って個人的にも期待しています。先輩に教えてもらえる機会ですね。ダヒとして一生懸命に夫のホ・ジュンを支えます(笑)」

写真=MBC
俳優のナムグン・ミンも安定した演技を披露し、好評を受けてきた。キャリアを思えば絶対負けないが、時代劇は「ホジュン~伝説の心医~」が初めてだ。ナムグン・ミンは、ホ・ジュンと対立する人物であるユ・ドジ役を演じる。

「初の時代劇への挑戦にプレッシャーはありません。ユ・ドジという人物をどういうふうに演じていくのかが逆に楽しみです。時代劇のトーンに慣れていないので、どうやっていくのかについても期待していますし。あまり心配はしていません。“視聴率が高すぎたらどうする?”、そんな心配?(笑)」

他の俳優とは違ってイ・ジェヨンは唯一“ホ・ジュン”という題材への挑戦が初めてではない。「ホジュン~伝説の心医~」で僧侶で医療人のキム・ミンセ役を演じるイ・ジェヨンは、演劇「東医宝鑑」でも同じ人物を演じた。

「ホ・ジュンは、結局神仙のレベルになりますね。予告映像を見ながらも鳥肌が立ちますが、今の時代精神とつながっていると思います。今、韓国では人間的な欠陥、道徳的欠陥が問題になる社会だと見ていますが、この作品が今社会に必要な精神的価値を強化することに寄与できると思います。選挙が終わった後、多少混乱した政局ですが、『ホ・ジュン』がこの時期にリメイクされることも、私たちが忘れかけている価値をもう一度振り返ってみる機会を与える意味があると個人的には思います」

「ホジュン~伝説の心医~」は、ドラマ「執念」(1975)、映画「執念」(1976)、ドラマ「東医宝鑑」(1991)、そしてドラマ「ホジュン~宮廷医官への道」(1999)に続き5度目のリメイクが行われる作品だ。1999年に視聴者から愛されたドラマ「ホジュン~宮廷医官への道」のチェ・ワンギュ脚本家が執筆した。3月18日に韓国で放送を開始し、全120話のスタートを切る。

記者 : イ・ソンピル