【スターコラム】JYJ ジェジュン、アジアツアーのビハインドストーリー ― Vol.1

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2010年6月「THANKSGIVING LIVE IN DOME」以降4年ぶりにJYJが東京ドームで公演を行う。久しぶりにファンに会えると思うと、今からドキドキして緊張しているとのことだ。4年間待ってくれたファンのために、JYJは最善を尽くして最高のステージを披露する予定だ。
またジェジュンは、2月17日にタイ・バンコクのバイテックホールでの「Your, My and Mine in Thailand」公演を皮切りに、上海、香港、南京などでアジアツアーを行う予定だ。NAVERスターコラムでジェジュンの様々な姿を公開する。/ 編集者

NAVER スターコラム:JYJ ジェジュン

僕は人が好きだ。人は、どのような人であれその人ならではの香りとストーリーを持っている。初対面でも、お互い心を開いて話し合うことができたら、すぐ友達になれる。僕はそれで、新しい人に出会って縁を結ぶことが好きだ。一度も第一印象で距離を追いたり、外見だけを見てこういう人だと決め付けたりしたことはない。「兄さんは海外のどこへ行っても最高の人気だね。本当に羨ましい」メンバーたちにたまに言われることだ。デビュー当時から強烈なイメージのコンセプトを担当(?)していたので、韓国よりは海外でさらに大きな声援を受けた。韓国では、僕に対して偏見を持っている人が多かった。実際は、多いわけではない、と自分では感じている。海外で活動しながら感じたのは、そのような偏見のない出会いだった。言語と文化の違う場所で出会った海外の友達は、ただの“僕”、あるがままのジェジュンの姿に好感を示してくれる。その中では、そのままの僕を表に出して、僕の話ができることが一層気楽で気軽になった。言葉は通じなくとも、心だけで僕は彼らと交流し、楽しい友情を築くことができた。そして僕は、喜ばしく、幸せに僕の音楽を愛してくれる人たちと心を分かち合うことができ、また、彼らの文化を尊重し愛するようになった。

ツアー行きの飛行機の中でワンカット~!
「ファンが多いから、もう感動することなどないのでは?」インタビューしていて時々尋ねられる質問だ。僕はいつもきっぱりと、「決してそんなことはない」と答える。ファンたちの立場からは、「私の心は?」「私の手紙は?」「私のプレゼントは?」「私の真心は?」「スターに伝わるかしら」という疑問を抱くことも分かるし、実際、それを伝えることは容易ではない。しかし、伝わることは伝わるのだ。人の真心は伝わるはずであり、また、普段からファンの話に耳を傾けようと努力しているからだ。僕がくたびれ疲れて何もかも投げ出したくなる時、恐るべき威力を持つ超能力のように、その見えない力が僕を支え、立て直してくれる。それが、ファンの力だ。ツアーを回りながら、安全上の問題で空港や公演会場から急いで出てはいるが、僕を応援するために、僕を歓迎してくれるためにその場に集まってくれた人たちの心に、いつも僕は温かさを感じる。

アジアツアーのリハーサル&ステージ裏で
ジェジュンという名前でソロアルバムを出すこと。そして、僕が昔から好きだったロックジャンルの音楽を準備すること。僕はこの全てが初めての経験だが、一方では楽しく期待いっぱいの感情を満喫した。また、誰かが決めてくれた姿の僕ではなく、本当の僕、自分が話したい僕について打ち明けるアルバム。どれほど素晴らしいことだろう。そのため、アルバム名は「I」にした。

アルバム広報ジャケット撮影日
公演を準備しながらアジアツアーについて聞いた。大いに力になり、モチベーションがあがった。力が湧き出た。昨年下半期、演技者としてアジアファンミーティングを行いながら大いに力を得た僕だ。今度は、一層特別な公演を作ってみようと思った。アイデアも湧いたし、期待も膨れ上がった。ファンとおしゃべりもしたいし、ゲームもしたいし、その場にいるのが5000人であれ1万人であれ、皆一つの空間で肩を組むような、そんな共感を感じられるようにしないとと思った。そして、ショーケース形式のミニコンサートではあっても、アルバム収録曲だけでなく、僕が好きな曲を歌いたかった。それでタイトルを、「Your, My and Mine」にした。

アジアツアーリハーサルスタッフと相談中
僕の誕生日に開かれた、僕の初公演、ドキドキの初ステージ。ああ、僕は本当に幸せな人間なんだ。僕のために笑って拍手して楽しんで、僕のステージを見守ってくれる多くのファン。本当に、人生最高の誕生日だった。本当に笑い過ぎて(その日は僕が一番多く笑った日でもあった)、自分がちょっとおかしくなったんじゃないかと思うくらいだった。ステージの上から観客席はライトのせいでよく見えないけど、その日はファンとクイズを解くために客席にライトを当てると、多くのファンたちの顔が僕の目に飛び込んできた。幸せな姿、幸せな瞳。その心がそっくりそのまま僕に伝わり、あまりにも幸せ過ぎて涙が出そうになった。ミニコンサートのとき、「守ってあげる」を歌いながら客席にマイクを向けた。ファンたちが僕に歌を歌ってくれた。「守ってあげたい~君の間違った~悪いくせまでも~疲れた僕を笑わせてくれる~少し辛いかもしれないけど~君を愛しているという言葉を伝えるよ~」と歌うと伴奏が再開され、今度は僕が答える。「僕が君を愛している~他の誰でもない君の前にいるから~僕が君の手を掴んでいるから~」と歌うその瞬間……幸せだった。有難かった。ファンが本当に愛おしかった。

僕の誕生日、韓国でのアジアツアー公演…ファンと一緒で本当に感謝した
そして本格的にツアーが始まった。初のスケジュールは、タイだ。3年くらい日本での活動ができなくなり、JYJとして、またはソロ活動の時、アジアで一番最初に訪れた場所でもある。僕たちには、スタートの意味を持つ国だ。タイにはJYJファンが多く、熱い声援で迎えてくれるので、ツアーを始める最初の都市として遜色がない。また、僕は象が本当に好きで、象を重宝するタイのファンたちは、僕がタイに行く度に色んな象のグッズをプレゼントしてくれたりもする。

タイ公演中にファンたちに手料理を披露した。口に合っただろうか^^
日本のファンには本当に感謝しており、有難い人たちだ。僕が2010年、フジテレビの「素直になれなくて」というドラマに出演した後、日本のファンに正式に会える機会が多くなかった。それでも、ドラマ「ボスを守れ」の時も、「Dr.JIN」の時も、映画「コードネーム:ジャッカル」を公開した時も、日本のファンたちはわざわざ韓国へ訪れてくださり、熱烈に応援してくださった。単独イベントとしては最多外国人入場という記録を打ち立てたJYJメンバーシップウィークの時も、同様に感謝している。日本の場合、韓国以上にメインステージで活動していただけに、故郷のような場所でもある。また、日本には日本人の友だちも多いので、多くの知らせも聞くことができる。

「Dr.JIN」ドラマファンミーティングで
中国も、よく訪れる国だ。JYJの公演とドラマファンミーティングツアーを合わせて、北京、上海、南京、香港など多くの都市を訪れた。中国は国は同じでも各地域ごとに言語も少しずつ違うし、特色も違う。しかし、情熱的な応援は、どの都市にも引けをとらない。最近は日本語に続いて中国語の勉強にも興味を持っているが、容易ではなさそうだ。ファンともっと会話して親しくなりたいのに。

アジアツアー公演中の姿
反対にアジアツアーの難点は、アジアに行けば愛してくれる人が多いだけに、外に出られないことだ。いつもホテル生活だ。ホテルでは水泳もして、睡眠も取って、見たかった映画をダウンロードして観たり、漫画を読んだりもするが、すぐつまらなくなるし、そうしていると普段あまり撮らないセルフショットも撮ってみたり、独り遊びに没頭することになる。

タイ公演中のセルフショット遊び ^^
アジアツアーの最中にお会いするファンたちに一言伝えるとしたら、「今すぐに会いたいし、いつも感謝している。素敵な公演をプレゼントすることを約束するよ」と言いたいです。

韓国のファンたちとの誕生日証明ショット!皆さん、本当にありがとうございます~

文:JYJ ジェジュン

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記者 : JYJジェジュン 写真 : C-JeSエンターテインメント