「ナイン」ZE:A ヒョンシク、どうやって倍率50倍のオーディションを勝ち抜いたのか

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新たなタイムスリップドラマtvN「ナイン」でイ・ジヌクの子供時代を演じるZE:A ヒョンシク

ZE:Aのヒョンシクは最近不思議なものを目にすることで忙しい。1991年生まれの彼は、最近彼が1歳だった時代、つまり1992年を生きている。tvN「ナイン:9回の時間旅行」(脚本:ソン・ジェジョン、キム・ユンジュ、演出:キム・ビョンス、以下「ナイン」)で主人公パク・ソヌ(イ・ジヌク)の高校時代を演じているためだ。

「撮影現場に行くと何もかもが不思議です。電話機も違って、ポケベルもあるし。(ポケベルがどういうものか)知っていることは知っていますが、使ったことはないです。劇場チケットも本当に小さいです。『こういうものがあったのか』と思いながら撮影しています。しかし、父が『どうせ学生が持っている感情は同じなので自分の高校時代を思い出すといい』と言ってくれて、そのように演技しようとしています」

「ナイン」の監督と俳優イ・ジヌクから見た“俳優ヒョンシク”は?

4日の午後、行われた「ナイン」の制作発表会で彼は活気溢れる姿で取材陣を迎えた。フォトタイムで“9”をイメージしたかわいいポーズを取り笑いを誘ったりもした彼は、イ・ジヌクの子供時代を演じることについて「ハンサム過ぎて自分が子供時代を演じていいのか疑問に思いました」と謙遜した。「似ている部分があるか」という質問には「眉毛?」とセンスある受け答えをした。


「ナイン」は2013年に38歳のテレビ局の記者パク・ソヌが、偶然時間を取り戻すことのできる神秘的なお香を9つ手に入れてから起こるストーリーを描いたドラマだ。昨年ブームを巻き起こした「イニョン王妃の男」の制作陣が結集したが、ラブコメディではなくミステリーの要素を加え、多少「難しい」という印象を与えそうな作品だ。ヒョンシクもやはり「難しい」と打ち明けた。しかし「未来から過去に戻ってきた自分を発見するものなので、その感じをそのまま演技すればいいと思います。難しく困惑した感じを持ったまま、感じるままに演技しようと思います」と覚悟を述べた。「まだ足りない部分があるので、撮影しながら勉強しています。常に一生懸命学ぶ姿勢で臨もうと思います」という言葉に素直な気持ちが感じられた。

演出者のキム・ビョンス監督は、彼が「ナイン」に加わるまで3回にわたるオーディションを受けたと話した。キム・ビョンス監督は「同じ年頃のアイドルと俳優たちを50人ほど見たと思う。ヒョンシクの無邪気な姿がソヌの過去の姿のようだった」とキャスティングの理由について語った。続いて「キャスティング後にKBSドラマスペシャル『シリウス』を見た」というキム・ビョンス監督は「他のアイドルに比べて真実性を持って演技するようだ」とし、満足感を示した。

ヒョンシクの“未来”を演技する俳優イ・ジヌクも台本読み合わせを行った感想を述べた。彼は「あの年頃の俳優が持つ純粋さがある。それが未熟に感じられるかもしれないが真実なものかもしれない」と話す。「経験が足りないとはいえ、それは時間が経てば自然と解決されるものだ。何より演技に率直さがある」というのが彼の評価だ。

ただZE:Aのメンバーたちが全員忙しく「ナイン」で彼以外の他のメンバーを見るのは難しいかもしれないというのが彼の話だ。ヒョンシクは「以前だったらグァンヒさんが嫉妬したかもしれませんが、グァンヒさんも忙しいから『上手くやってるか?』とだけ聞かれました。それでもメンバー全員が応援してくれています」と伝えた。最後にヒョンシクは自身の20年後をイメージしながら今後も続けて活躍していきたいと意気込んだ。

「隣にいるチョン・ノミン先輩のように素晴らしい俳優になっていると思います。俳優兼歌手ですね(笑) 実は自分は欲張りで何でも上手くやりたいです。最大限に自分の能力を発揮して、自分の能力がどこまでかを確認したいですし、本当にたくさんのことを経験してみたいです」

記者 : イ・ジョンミン、イ・ミナ