映画「恋愛の温度」劇中にインタビューを導入“新鮮さを加える”

OSEN |

映画「恋愛の温度」が従来の恋愛映画では見られなかった新鮮な面白さを与える見通しだ。

男女のときめく初めての出会いではなくもめごとから始まり、恋愛への憧れではなく率直な感情を描いた「恋愛の温度」が、インタビューの形式を導入し、新鮮な印象を与えている。

3年間社内で秘密の恋愛をしているドンヒ(イ・ミンギ)とヨン(キム・ミニ)、そして彼らを取り巻く人々の話を描いているこの映画には、ところどころに登場人物のインタビューが入っている。

劇中、会社員の生活に関するドキュメンタリーを撮るという設定を導入し、ドンヒと別れたヨンは一歳でも若い時に終わらせた方がよかったとクールに話し、ドンヒは解放感でカメラの前で万歳を叫ぶ。

だが、すぐ互いに懐かしがる二人の姿は、カメラの前での言葉と行動が全てプライドを守るための真っ赤な嘘だったことを物語ってくれる。一方、二人と長い間一緒に勤務してきた銀行の同僚のインタビューでは、二人がどれほど完璧な秘密恋愛をしてきたのかが一つ一つ明らかになる。

「恋愛の温度」が従来の映画とは違うストーリーを描いているだけに、形式の面でも変化が必要だと思ったノ・ドク監督は、大胆にインタビューを導入した。

これまでになかったユニークな形式だが、結果的にインタビューは人物間の関係と状況を説明することで映画への理解を高めるとともに「恋愛の温度」だけの独特な魅力になった。

「恋愛の温度」は、21日に韓国で公開される。

記者 : キム・ギョンジュ