舞台「王になった男」ペ・スビン“これほど大変だとは思わなかった”

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写真=パク・ジョンファン

舞台「王になった男」のプレスコール

26日午後2時、ソウル鍾路(チョンノ)区東崇洞(トンスンドン)東崇アートセンター・東崇ホールで、舞台「王になった男」のプレスコール(マスコミ向け公開稽古)が行われた。この席にはソン・ジェジュン演出家とペ・スビン、パク・ホサン、キム・デジョン、キム・ドヒョン、ソン・ジョンハク、ファン・マニク、イム・ファヨンが参加した。

映画を舞台化した作品はほとんどの場合、映画が出た後の観客の反応を見てから、舞台やミュージカルとして制作される。今年ミュージカルのステージに立つ「サニー」や、昨年初演作として披露したミュージカル「バンジージャンプする」がこのようなケースにあたる。

しかし舞台「王になった男」は、映画が作られる前の、昨年の冬からすでに作品化に着手していた。ソン・ジェジュン演出家が映画撮影中のイ・ビョンホンとハン・ヒョジュに直接会ったり、映画が公開してからは、舞台の一部のシナリオを修正したりもした。

ソン・ジェジュン演出家は「展開をリードする過程が映画とは違う。キャラクターの内面の葛藤と選択の方式が、中盤以降からは映画とは違う」と、映画との差別化を意識した部分を説明した。今回は通常のステージとは違い、宮殿が傾いている。王である光海(グァンへ)の不安な気持ちをステージ演出として表現したためだ。

ペ・スビンは「これほど大変だとは思わなかった。光海とハソンを素早く交差して演じなければならず、キャラクターが変わるたびに(素早く)感情を表現する部分が難しい。イ・ビョンホンさんが演じるハソンとは違い、僕ならではのカラーに合わせ、光海とハソンを演じようとした。幸いなことに、僕の演技に対する観客の反応がよかったのでとても鼓舞的だ」とし、映画とは差別化した光海とハソンを演じるために努力したことを強調した。

キム・ドヒョンは「舞台には、映画にないシーンがある。光海が自身の感情を吐露するシーンだ。この部分は映画とは違い、舞台だけで見られる光海の姿だ」と、映画にはない、舞台特有の演出について語った。

傾いた宮殿と共に、既存の公演と違う点をもう一つ挙げるとしたら、俳優の“感情表現”だ。通常の公演で俳優は自身の感情をステージで積極的に表現しなければならない。しかし、この公演での俳優は、反対の戦略で演じなければならなかった。感情を表現するのではなく、逆に感情を抑えて演じた。この点は、他の公演と舞台「光海」が差別化されるもう一つの点でもある。

「王になった男」はダブルキャスティングで構成された舞台だ。光海及びハソン役には、ペ・スビンとキム・ドヒョンが、ホ・ギュンにはパク・ホサンとキム・デジョンが、チョ内官にはソン・ジョンハクとキム・ワングンがそれぞれダブルキャスティングされ、パク・チュンソはファン・マニク、王妃はイム・ファヨンが演じる。4月21日まで、東崇アートセンター・東崇ホールにて上演される。

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記者 : パク・ジョンファン