「となりの美男<イケメン>」パク・シネの住むオーシャンビレッジ、実は…

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写真=キム・ジェチャン、tvN「となりの美男<イケメン>」スクリーンショット
ドラマ「となりの美男<イケメン>」が興味深い設定で注目されている。何よりも402号室のコ・ドンミ(パク・シネ)が住んでいるオーシャンビレッジは、視聴者の好奇心を刺激している。ここはどこだろうか。

ユン・シユン、キム・ジフン、コ・ギョンピョなどイケメンが隣に住んでいそうな場所。そこは、東大門(トンデムン)区踏十里洞(タプシムニドン)に位置している住宅街だ。パク・シネが世の中に心を閉ざし隠れているアジトであり、「となりの美男<イケメン>」の意味ある舞台として毎回登場している。

アパート vs マンション“新旧対立にピッタリ”

大雪が降った次の日、劇中パク・シネが住んでいる家を訪れた。築45年のアパートであるからだろうか。大通りの横に位置し、高層マンションと面しているが、違う世界のように思える。パク・シネがなぜここをアジトにしたのかが分かるような気がする。

ユン・シユンがパク・シネに初めて会いに行った小道とキム・ジフン、コ・ギョンピョ、イ・テヨンが会話を交わしていた警備室、そして眺望権の問題を解決するために集合した場所もすべてドラマのままだ。アパートを見ていると、彼らのトキメキが伝わってくるようだ。

「となりの美男<イケメン>」のパク・ムンギュン渉外部長は「ドラマの中で日照権や眺望権などの問題が登場するだけに、マンションが屏風のように囲んでおり、新旧が対立する雰囲気を求めた。また、建物の中の道で対立し溶け込むポイントも必要だった。ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)などを周った結果、相応しい場所を見つけた」と明かした。

異色の眺めを持つ屋上

オーシャンビレッジの屋上も「となりの美男<イケメン>」で欠かせない場所だ。階段を上がっていくと見慣れた光景が広がっている。ユン・シユンとキム・ジフンが心理戦を繰り広げ、パク・スジンが二人の会話を盗み聞きし、パク・シネがユン・シユンを避けて逃げていたシーンすべてが目の前に浮かぶようだ。

屋上に上がると高層マンションがさらに近づいて見える。新しい気分だ。古い木の板と昨日振った雪が、こじんまりとした雰囲気を演出していた。下を見るとパク・シネ、ユン・シユン、キム・ユンへなどが出会った街も目に入る。

片方にはマンションが立ち並び、また違う方向にはアパートが立ち並ぶ。静かで、情緒溢れる風景。ここだけで感じられる絶妙な調和が印象的だ。

アパート2.5階をセンスで克服

「となりの美男<イケメン>」を毎回見ている人なら、ドラマのアパートが実際とは少し違うことに気づいたはずだ。直接行ってみると、2.5階で、パク・シネ、キム・ジフン、コ・ギョンピョなどが住んでいる4階が存在しない。台本上、エレベーターで起きる出来事が多く、4階の設定にしたが、内部までぴったりと当てはまる場所を見つけるのは至難の業だ。結局、CGで2階増築し、4階建てにした。

また、実際この場所は、ドラマでのように眺望権についての紛争を経験したことがある。そのため、撮影協力をしてもらうことは難しかったが、リアリティをさらにいかしたという。制作陣の努力で「となりの美男<イケメン>」に相応しい舞台が誕生したのだ。

パク・シネの家と廊下などは京畿道坡州(パジュ)のセットスタジオにある。ここにはユン・シユン、キム・ジフンの家などもそのまま再現されている。エレベーターのシーンは、ソウル西大門(ソデムン)区のあるビルで撮影する。

「となりの美男<イケメン>」はコ・ドンミに対するエンリケ・クム(ユン・シユン)とオ・ジンラク(キム・ジフン)のアプローチでさらに甘い展開を見せている。主人公たちの喜怒哀楽を描いているオーシャンビレッジもまた、どのような姿で感動を伝えるか期待されている。

記者 : パク・グィイム